月次報告書 2017-04
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
中国語専攻
留学期間
2017-02-01 ~ 2018-01-31
留学種別
私費
生活編
天津生活その3

4月の初めには清明节という連休があり、今回はその連休を利用して初めて北京に行って来ました。天津から北京へは高鉄と呼ばれる新幹線のようなものが通っているので、思ったよりも気軽に行くことができます。またチケットも片道1000円前後なのでちょっと外に行きたいって時に丁度いい場所です。今回はまだ国内ホテルの取り方がわからなかったので日帰りで行く事にしました。(これは後にわかった事ですが、どうやら中国では内滨と書かれたホテル、部屋に外国人が止まることができないようです)天津駅は学校から1時間くらいあれば着きますが、朝早い切符を買ってたのでかなり早朝に出発しました。高鉄の乗り心地は日本の特急電車のような感じで、悪くなかったです。北京は連休という事もありかなりの人出で、行く先々の安全検査に長蛇の列が出来ていたためなかなかスムーズには観光が進みませんでした。それでも天安門と頤和園を周りました。見る場所はたくさんあるので天津に来た時は北京も合わせて観光するといいと思います。 また天津では、今月初めて丸亀製麺に行って来ました。基本日本食のお店というと価格が高めのお店ばかり聞きますが、丸亀製麺は安いやつで15元、280円くらいからうどんを食べることができます。メニューこそ中華風のものが多めですが、ちゃんと醤油のうどんもあります。友達によるとここのおにぎりはコンビニのよりも美味しいそうです。確かにコンビニのおにぎりは美味しくないので皆さん気をつけましょう。手軽に慣れ親しんだ味に触れられるのでこっちに住んでる日本人には嬉しい限りです。店内には他にも日本人の姿もありました。店内BGMはなぜかずっとジブリでした。 21日は言語実践ということで北京の郊外にある平台京东渓谷という場所へハイキング(という名の山登り)に学院のみんなと行きました。入場して早々の200を超える階段、宙吊りの橋などなど、中国の安全管理に不安がある事もあり、色んな意味でスリル満点の遠足でした。暑いけど空気は綺麗だったので写真2枚目のような良い景色が見れました。 ちなみに天津は2月まで氷点下だったのに最近は30度近くまで上がっています。温度差が激しいので風邪ひかないように気をつけます。

住居形態
学生寮
有線LAN
月額費用
中国 人民元
15.8円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,800 28,440円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 1,179 18,628円
交通費 30 474円
通信費 166 2,623円
食費・その他 2,000 31,600円
合計 5,175 81,765円
授業編
中級汉语听说
聞いて話す授業
語学(地域言語)
1260分
変わらず週に1課の頻度で授業が進んでいます。今月は清明の休暇があり授業時間は少なくなりました。読んで書く授業と合わせて第2回目の大考がありましたが今回は口頭でのテストはなかったので省略します。取り扱った内容としては中国の人気テレビ番組や、中国の東西南北に関する事柄など。幅広い観点からその課毎に設定されている文法を紐付けで学びました。教室に行くまでその日の担当の先生が誰だかわからない謎の不透明さはありますし、最近新しい先生がこの授業を担当することも増えました。が、一応先生間での連携がしっかりとれてるので学習に支障はありません。
中級综合汉语
中級総合中国語
語学(地域言語)
1260分
清明の休日や5月に控えた五.一労働節の休日との兼ね合いで当初予定していた12課まで学習を進めるというスケジュールが難しいという事がわかりました。5月末の授業終了時までに11課まで進む見通しだそうです。 読んで書く授業では相変わらず週に一回の小テスト、プリントの宿題、三課毎の大考など基本スケジュールに沿って滞りなく進んでいます。南開の授業は聞く授業と読む授業がリンクしてますので、取り扱う内容は前記のものと変わりなく、より文法の使い方に特化した授業が行われました。毎回取り扱う物は文法というより決まり文句のような言い回しが多いのでそのまま日常生活にも使えるのがこの授業の面白いポイントだと思います。5月始めには3回目の大考がありますので今はそれに向けての総復習なども行っています。
商务汉语
商業中国語
語学(地域言語)
270分
今月のテーマはズバリ推進販売です。簡単にいうと商品を買う気があまりない消費者に対してどのような手段を用いて購買意欲を掻き立てて買わせるか。という、言ってしまえばお客さんをどうやって口車に乗せるかみたいな講義をうけました。題材になったのは中国では有名な「松葉杖を買う」という小話。全く健康な消費者が販売側の話術により次第に自分は本当に足が悪いのではと感じてしまい最終的に松葉杖を買ってしまう。というお話です。販売側の話術の分析し、相手に同情したり、考える隙を与えず畳み掛けたり、様々な手法があることを知りました。中国語そのものとは関係ないかもしれませんが普通に面白かったです。 また期末テストですが、習ってきたワードを活かし実際に対話形式、あるいはスライドなどを用いて発表を行うというものです。
中国习俗
中国の習慣、習わし
講義(地域言語)
270分
ながらく中国の祝日についての講義をうけてきましたが、今月に入ってからは24節季という、これまた日本人にはピンとこない中国文化の概念についての講義を受けました。簡単に言えば日本には旧暦に基づいた春分秋分などの休日がありますが、中国にはそれが24個ありますよというお話です。全てが休日になるわけではありませんが各節季毎にまた食べるものが違ったり色々あるようです。それ以外にも死者が関連する節季だけ特集したり、中国の民話を学んだり、形のない文化を理解する事ができたかなと思います。 この授業の期末テストはスライドなどを用いて自分の国の文化について発表する事です。テーマはなんでも構いません。他国と差異があると感じる部分にスポットライトをあて、クラスメイトに向け発表する事になります。
中国歌曲
中国歌曲
体育・実技
270分
最近ちょっとクラスメイトの出席率が悪いな。なんて思っている授業です。チャイムなったのに2人しか教室に居ないとかざらにあります。あんまり人少ないと歌の授業って成り立たないと思うんですけど、どうしようもなくて先生も教室にいる生徒も苦笑いです。 歌詞を大切にしつつ曲を進めて行くスタイルは変わらず、今月の授業では中国の少数民族の文化に基づき製作された特色ある音楽についても学びました。例えばモンゴルにほど近い内モンゴル自治区ではホーミーのような独特の手法がとられ、それは一般的な中国の曲と大きく離れています。中国だからと音楽の種類をひとくくりにできない事を教わりました。テストは最後の授業での合唱になるそうですが、先にも書いたように出席率がかなり悪いのでちゃんとテストが成り立つのか現時点でなんとも言えません。