留学生活も3分の2が過ぎ、いよいよ終盤戦です。 授業は次のレベルのクラスが生徒不足で開講されず、先月と同じクラスをもう一度受講しました。 そのほか学校生活や日常生活で変わったことは起こりませんでした。 ただ、先月就活から解放された私は、これまで失われた留学の時間を取り戻すべく、今月はさまざまな場所やイベントに参加しました。そのうちの1つの「Pride Parade」を紹介します。 「Pride Parade in HCM」 9月末にホーチミンではプライドパレードというLGBTQ+の多様な社会を目指したイベントが行われました。プライドパレードは世界中で有名なイベントで、日本でも東京や大阪などで度々行われています。しかし、私のセクシャリティーはストレートで、LGBTQ+には当てはまりませんが、多様性を認める社会には賛同するし、以前LGBTQ+に関する授業をとった時からプライドパレードには興味があったので、実際に海外のプライドパレードに混ざって性的マイノリティーの方とコミュニケーションをとってみたいと考えていました。 イベントは3日間あり、ホーチミンの各地でさまざまな催しがありましたが、私が参加したのは、グエンフエ通りをレインボーな服装、グッズを持って歩くパレードのようなメインイベントでした。 そこにはベトナム人はもちろん、アメリカやヨーロッパの方も多く、皆がフレンドリーな雰囲気でした。見知らぬ日本人である私にも仲良くしてくれ、彼らとは写真を一緒に撮ったり、英語やベトナム語でお話ししたりしました。 その中で「君のセクシャリティーは何?」と聞かれることが何回かありました。その度に私はドキッとしました。なぜなら私はストレートであって、LGBTQ+の枠には当てはまらないからです。ただ、嘘をつくわけにもいかないので「実はストレートなんだよね」と言うと少し驚かれました。「ただ、LGBTQ+のように多様な社会には同意するし、みんなの想いを知りたくて来たんだよ」と言うとみんな仲良くしてくれて、レインボーの旗をくれました。 今の社会ではストレートがマジョリティでLGBTQ+がマイノリティですが、パレードの日のコミュニティでは私がマイノリティで、彼らがマジョリティでした。だからこそマイノリティである私がセクシャリティーを聞かれた時はドキッとしました。でも、逆に日常生活では彼らはずっとマイノリティとしてこういう思いをしていたのかなと感じました。この機会で人生で初めて擬似的に性的マイノリティ側の経験をすることができました。 LGBTQ+は世界でもかなりトレンドのワードなので注目されていますが、まだまだ他の分野でもマイノリティによって生き辛い人達もいるのかなと思います。そのような人たちの考えを受け入れるかどうかは個人の自由だと思いますし、私自身も正直まだ理解できない考え方とかコミュニティはありますが、例えそうであってもその人達を否定し、自分の考え方を押し付けるようなことにはなってほしくないと思いました。 理解できなくても「それも君の考え方だよね」で収まる社会であって欲しいです。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 10,000,000 | 62,000円 |
水道光熱費 | 530,000 | 3,286円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 800,000 | 4,960円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 5,700,000 | 35,340円 |
合計 | 17,030,000 | 105,586円 |