月次報告書 2024-04
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際ビジネスキャリア専攻
留学期間
2023-08-01 ~ 2024-04-30
留学種別
交換
生活編
正直に話そうじゃないか

日本では新学期が始まる一方で、FTUではSpring Semesterの第二ピリオドが、今月の中旬から始まりました。 もちろん、新学期を応援する鮮やかな桜などありません。ハノイは春を通り越して真夏になりました。 4月下旬の時点で、気温は40度を超えております。 さて、今回はハノイ、そしてFTUについて、9ヶ月に渡って生活してきた私の意見を述べていきたいと思います。これまでなるべく避けてきましたが、酷評も含みます。 まずハノイ全体については、カオスの一言です。想像してみてください。大量のバイクと車が、道を隙間なく、我先にと争うように道路を駆け抜ける場面を。さらにその間を歩行者が平然と横断する状況を。歩行者優先なんて言葉はこの国には存在しません。そしてみんな頑固です。特に女性(というよりおばちゃん)。物売りのおばちゃんの押し売りが本当にすごい。そして彼らの多くは、夜中22時までは爆音で音楽をかけて騒いでもいいと思ってます。そして朝の6時には老男女のラジオ体操のような踊りの爆音で起こされます。近所迷惑という言葉も存在しないみたいです。私の知り合いは近所のおじさんが夜2時までカラオケをしていると言っていました。あと、ごみの収集やインフラが整備されていないため、臭いです。大気汚染が酷すぎて胸いっぱいに息が吸えません。 ここまで聞くとベトナム人は自己中心的と思いますよね。確かにそうなのですが、嫌いになりきれない部分もあります。それは、彼らは本当に人情が厚いのです。友達を家族はとても大切にします。若干お節介な時もありますが、困っているときは知らない人でも必ず助けてくれるし、すぐに友達になってくれます。日本人だとわかると日本大好きだよと言ってくれます。料理も美味しいもので溢れています(人によりますが私は大好きです)。これだからベトナムは嫌いになりきれません。 次にFTUについてですが、こちらもカオスです。まず履修登録の際に、シラバスがありません。これからFTUへの留学を考えている人は、科目名と勘で授業を選びましょう。ただ、それぞれのピリオドの第一週目は留学生のみ、お試しで授業に参加して、その中から選ぶことができるので、そこまで致命的な問題ではありません。 私がFTUに対してキレたのは、ピリオド開始の前日の夜中に、授業の大量キャンセルの通知がきたことです。キャンセルというのは、講義が開講されないということなのですが、FTU様は、このような大事な連絡をギリギリに、または授業日当日にお知らせしてきます。教室に行ったら誰もいない or 先生がいつまでも来ないというのはザラです。キャンセル自体は留学当初からあったため、慣れてはいたのですが、今ピリオドは前日の夜に連絡されたこと、通常の倍以上の授業が急にキャンセルになったことで、さすがにキレ散らかしました。FTU生も怒っていました。 FTU生の多くは、大学に対して不満をたくさん抱いているようで、大体の学生がFTUから抜け出すために、そしてより良い教育を受けるために、在学中の留学や、海外の大学院を目指しているそうです。ちなみに、私たち留学生も同じ意見を持っています。特に元の大学でビジネス系を専攻をしている人の中には、授業の質に対して疑問や不満を抱く人も何人か見られました。そして、少なくとも私は、ベトナムに残りたい、FTUでもっと勉強したいと言っている留学生をほとんど見たことがありません。ただ、私の意見としては留学生は留学生で、旅行や遊びに時間を費やす人が多いと感じました。FTU側も留学生の出席には少し目を光らせていたような気がします。私は、多少不満はありましたが、貿易や経営、マーケティングなどビジネス系の学問はほとんど知識がなかったため、FTUで学ぶことができてよかったと思っています。授業の選択肢がたくさんあったため、どの分野が自分に合っていて、どの分野が合っていないのかを知ることができました。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ベトナム ドン
0.0062円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 6,960,000 43,152円
水道光熱費 700,000 4,340円
学費・教材費 0 0円
交通費 250,000 1,550円
通信費 100,000 620円
食費・その他 1,500,000 9,300円
合計 9,510,000 58,962円
授業編
Operation Management
運営管理
講義(英語)
600分
生産管理や販売管理など、製品とサービスの販売のための経営が示す方向性を確実に遂行するために行う運営管理を学ぶ授業。移動平均法や指数平滑法などの様々な数式を用いて、需要を予測します。中間試験は筆記試験とグループワークの両方で、グループワークの題材は大学生をターゲットとしたビジネスの展開です。なかなかハードな題材です。
Principles of Entrepreneurship
アントレプレナーシップ基礎
講義(英語)
600分
起業家に必要な要素や基礎知識を学ぶ授業。今のところ、アントレプレナーになるためには、どのような人が向いているのか、イントレプレナーシップとの違いなどを学びました。アントレプレナーシップの授業であるだけに初めにグループを組んで、毎回グループでの課題が出されます。そして成績評価の基準に、グルーピメンバーからの評価も加味されるそうです。つまり、グループワークに積極的に参加しないと、周りからの評価が下がり、成績が下がってしまうというわけです。それは、アントレプレナー(起業家)にとって、チームワークは必要不可欠であること、メンバーとの協力や衝突を経験することこそがこの授業において重要であることから、このような仕組みが採用されています。課題自体は難しいものではないので、いかにチームに貢献するかが重要になってくると思います。
International Business
国際ビジネス
講義(英語)
600分
留学生に大人気の授業。複数開講されています。グローバル化による影響や、海外の市場への入り方、貿易、それらに伴う条約など多岐にわたる分野を学びます。現地の学生によると、比較的優しい授業だとか(先生によります)。初回の授業は、教授が留学生が参加していることを予想されていなかったため、スライドがベトナム語でした。(2回目からは英語版に変更してくれました。)