留学成果報告書 2023-08
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-04-01 ~ 2023-08-31
留学種別
推薦
総括編
5か月間の留学生活

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:1967年 ・学生数:14000人 ・設置学部:理系や文系、芸術系など約30の学部が設置されている。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 学部には所属せず、自分の興味のある授業を履修する。プログラムの内容自体は現地の学生とあまり変わらない。 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 英語と数学に関してはレベルが存在するため、上のレベルのクラスに入るためには組み分けテストで良い成績を残すか下のレベルの授業からだんだん上がっていくかなどしなければならない。 その他にも履修に条件がある授業は存在するが、ほとんどの授業は条件なしで履修が可能。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 年齢層は様々で、大人の生徒も多い。 日本人の交換留学生は少ないが、日本にある専門学校が毎年この学校での留学プログラムを設けているらしく、その学校の生徒がたくさん通っている。しかし彼らは彼ら専用の授業があり、関わる機会はほとんどない。 (5) 課題や試験 授業内で記事や資料を読み込む時間は設けられず、全員が理解しているうえで授業が進められるため、課題のほかに授業の準備に時間がかかる。試験は授業によってあったりなかったりする。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 留学生用の相談窓口には日本人の方もいるため、困ったときや履修決めの際は気軽に相談できる。 (7) オリエンテーション 学期が始まる前にオリエンテーションがあり、留学生と交流することができる。そこで学校に関する情報も知ることができる。 (8) 履修登録 渡航前に行う。興味がある分野やKUISでの自分の専攻などを学校に伝えると、いくつか授業をピックアップしてくれ、登録まで行ってくれる。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 KUIS生としての二年間、私は何か自分の強みになるようなことを一切せず、ただ授業をうけて課題に取り組むばかりの日々を過ごしてきたことに気づき、何か4年間のうちに自分の強みになるような経験をしたいと感じた。以前から日本以外の場所で生活してみたいという思いもあった。 (2) 留学先を選んだ理由 3年前期の半年間で終了できる推薦留学先を探していた。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 速読のスキルをもっと鍛えておけばよかった。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 思っていた以上に費用がかかってしまったため、もっと貯金をしておけば良かった。 (5) 留学中の交友関係 寮の4人部屋で生活していたため、ルームメイトとは仲良くなれた。 私の場合、他の学生と交流する機会がオリエンテーションとクラスしかなかったため、積極的に話しかけて友達を作った。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと もともと知ってはいたが、生徒の発言率の高さに驚かされた。ただ先生の話を聞くだけの受け身の授業ではなく、生徒が感じたことや疑問に思ったことをその場で発言するドッジボールのような授業にすることで、生徒自身の考えがより深まり、一つのことを様々な視点から考えることができると感じた。 (7) 授業外で参加した活動 日本文化会館で行われたイベントと、地域に新しくできた会館のオープニングセレモニーにそれぞれボランティアとして参加した。前者は学校から送られてきたメールから申し込み、後者は自分で探して申し込んだ。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 現地の子供からお年寄りまで本当に多くの人と交流することができた。日本でもやったことのないような仕事を任されることがあり、最初は大変だったが最後までやり遂げたことで自信にもつながった。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 英語の知識が向上したことよりも、英語を話すことに対して不安感を感じることが少なくなったこと。英語を話す自信がついたこと。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 日本で生活する以上英語に触れる機会は減ってしまうが、英語を話す機会を自分で設けてなるべく英語が身近な生活を送りたい。留学で得た知識や経験をもとに、TOEICなどのビジネス英語にも今後は力を入れていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 時差があることを忘れずに、現地時間の締め切りは日本時間ではいつに当たるのかをしっかり調べる。 (2) ビザ申請 アメリカ大使館に面接に行ったり、多くの申請をしたりしなければならず、ビザ入手までに時間がかかる。焦らないように余裕をもって申請を行う。 (3) 航空券を予約した方法 航空会社のウェブサイトから予約した。 (4) 渡航したルート 成田空港→仁川空港(乗り換え)→シアトル・タコマ国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 学校の出迎えサービスがあるが、100ドルの費用がかかる。しかし空港から学校までは遠いため、申し込んでおいた方が良い。 (6) 滞在先住居を探した方法 学校のホームページから寮を申し込んだ。 寮は先着人で埋まってしまうらしいので、出願が完了したらなるべく早く申し込むと安心。 (7) 滞在先住居についての詳細 学期前にその学期分の滞在費をまとめて支払う。 寮は一人部屋から四人部屋まである。複数人部屋にも個人の部屋があり、3・4人部屋にはバスルームが二つ設備されているので生活に不便を感じたことはない。 ただ、部屋の設備に不具合が生じ、オフィスに連絡しても対応は一週間以上かかる。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス 個人の部屋があり、ホストファミリーのように誰かと顔を合わせなければならない環境ではないため、外の世界を遮断することが可能になってしまう。あまり引きこもらずに外に出ることを心がけた方がよい。 ベッドはあるがシーツや枕などはないため、到着してすぐに休みたいならそれらを持参するとよい。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 現地で口座を作ったりはせず、日本で作ったビザカードを使って支払いをしていた。クレジットカードのほかにデビットカードも作って持っていき、そのカードを使ってATMから現金を引き出していた。親が日本から口座にお金を振り込んでくれたものを使っていた。 (2) 携帯電話 渡航前にあらかじめSIMカードを購入しておいた。 Hanacellという会社のSIMカードを利用した。 (3) インターネット キャンパス内のWi-Fiは基本つながりにくい。 寮のWi-Fiは不自由なく使えていたのだが、留学生活の後半で突然私の部屋の中だけWi-Fiがつながらなくなってしまい、泣く泣くリビングで作業していた。 (4) 医療 現地で医者にかかることはなかった。 (5) 日本から持っていくべきもの 食材は、本当にお気に入りのものだけ持っていくとよい。基本ほとんどの食材はアジアンスーパーに行けば手に入る。お菓子はプレゼントとして配れるので個包のものを持っていくとよい。こんにゃくゼリーとブラックサンダーが人気だった。 (6) 治安状況 学校のある地域は比較的治安の良い場所だが、ホームレスは多い。ホームレスは治安の良い悪い関係なく基本的にどこにでもいる。 シアトルの治安は悪い。薬物を摂取して倒れこんでいる人がたくさんいる。 シアトルの中でもチャイナタウンの治安の悪さは群を抜いており、一人で訪れたり夜間に訪れたりはしないほうが身のためだと感じた。 (7) 食事 キャンパス内にカフェがあるが、基本高いため家でサンドイッチを作って持って行っていた。 寮での食事は基本自炊で、食材はスーパーで購入したり学校のフードパントリーで調達したりしていた。 (8) 情報の入手 現地の情報は大体ウェブサイトやSNSで入手していた。友達から教えてもらうこともあった。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 チップ文化は何度経験してもあまりなれなかったが、郷に従ってしっかり払うことが大切。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 就職する予定だが、また希望の職種などは決まっていない。 地元に戻って地元に貢献できるような職に就きたいと考えている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 就職サイトにいくつか登録し、情報を入手していた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 私の地元は観光に力を入れてはいるものの、外国人へ向けた対応がいまだ不十分だと感じている。そこで留学で得た経験や自身の英語力などを活用して、地元をもっとにぎやかに出来たらいいなと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学中に何度も不安に感じることがあると思います。 しかし留学中に起きた失敗はすべて素晴らしい経験の1つだということを忘れずに挑戦することを続けてほしいです。 異国の地にひとりで来て、生活している自分すごい!と自身を鼓舞してあげてください。

留学費用
アメリカ ドル
147.3622円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 4,308.33 634,885円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 3,798.9 559,814円
交通費 26 3,831円
通信費 256 37,725円
食費・その他 3,117.25 459,365円
小計 11,506.48 1,695,620円
航空券
315,640
保険
66,240
ビザ関連費用
40,000
その他
50,000
合計 2,167,500 円