留学成果報告書 2024-01
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-03-01 ~ 2024-01-31
留学種別
私費
総括編
オレゴンでの生活を経て

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1876年 ・学生数 20,000人 ・設置学部 6学部(人文科学、建築学、経営学、教育学、ジャーナリズム/コミュニケーション、法律学、音楽/ダンス) ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) American English Institute (AEI) → communication disorders and science (コミュニケーション障害科学) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など American English Institute (AEI)はいわゆる語学学校のため、そこで開講されている授業のみを受けることができる。自分の場合、学部の選択はエージェントに全て任せていた。通常は自分で選択することができるし、変更することもできる。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 特にジャーナリズムなどは専攻生徒しか履修できないものが多かったが、特に制限はなく皆取りたい授業を登録している。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 可能。所属は学部になるため履修登録の際に追加費用(不明)を支払って履修することはできる。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 語学留学はレベルが1から6まであり、6に到達すると学部への移行が可能になる。しかし語学学校所属で学部履修は不可能で、移行しなければ両方を履修することはできない。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 オレゴン大学がある街はユージーンという小さな街でいわゆる大学都市。スポーツが盛ん、パーティーが多い大学でかなり活気のある大学だと感じる。治安が良いため深夜でも学生たちが出歩いていることも少なくない。留学生はどれくらいいるかは不明。日本の幾つかの大学と留学プログラムを交わしていることもあり、日本人は少ないがいる。多くは語学学校にいるため学部授業ではあまり見かけることはない。最近は日本人留学生が増えてきたそうだが、カリフォルニアやシアトルなどに比べると圧倒的に少ないと感じる。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題はKUISよりも圧倒的に多く、またレポートなどの成績配点も大きいため普段の授業の予習復習と並行して課題を進める必要があった。普段の授業でもリーディングなど授業前に予習する内容が多かったため、日本の大学よりも充実しているのではないか。試験は授業によって複数ある授業、中間と最終の2回ある授業とあったが、大学のルールで試験をなくすことはできない。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか メンタル面、宗教面、金銭面、生活面、セクシュアリティなど多岐にわたって相談窓口やカウンセリングなどのサポートがあった。寮にも相談できる場所があったし、大学のメディカルセンターや事務局の相談窓口などが提供していた。またそれ以外でも例えばコンピュータの技術サポートや履修、留学に関する相談窓口もあったため、自分で困ることはなかった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) オリエンテーションは語学学校に入学したときと学部へ移行したときにあった。治安や違法行為(アルコール、マリファナ、タバコ等のガイドライン)、キャンパスツアーや相談窓口などについて一通り説明を受けた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 最初語学学校にいたので履修登録をする必要はなかった。夏タームからは自分で登録する必要があったが、新しく次のタームから学部生になる人はすでに履修している人よりも履修登録できるタイミングが一ヶ月以上遅く、人気の授業だと埋まっていて履修できないこともある。履修はキャンパスウェブから登録することができ、その後canvas (google classroomのようなもの)に登録した授業が表示されシラバスや課題など全ての情報が見られる。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 小学校の頃から海外で勉強したいという思いが強く、大学で外語大を選んだためこの機会しかないと思った。 (2) 留学先を選んだ理由 西海岸ということ、アジア系がカリフォルニアなどに比べて少ないということ、消費税がないこと、自然が多くアウトドアを楽しめるということ (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 単語は覚えておいて損はない。日本では全くレポートなどを書いてこなかったので学部授業で書き方が分からなかったり、書き慣れていなく苦労した。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) どんな授業をとるのか、現地での支払いはどうするのかは事前に準備した方がいい。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 最初語学学校にいたのでそこで他の日本人や多国籍の友達がたくさんできた。多国籍の人たちは比較的長く住んでいる人が多く、アパートで生活していたので仲良くなるとパーティーやバーベキューなどに呼ばれた。日本人はほとんど寮やホームステイだったのであまり交流する機会が外ではなかった。自分は寮生活をずっとしており、その間3回寮が変わったのでその度に新しいルームメイトができ、彼らの友達とも仲良くなった。特に仲良かったのは春のルームメイトを通して知り合ったアメリカ人の友達二人、語学学校で出会って一緒に学部授業も受けた日本人の友達一人と、学部授業で出会った正規生の日本人。アメリカ人の友達とはよくテレビドラマを見たり買い物に行ったり、車で遠出したり、家族と住んでいる家に泊めてもらったりした。あとはジムに一緒に行ったりカフェに行ったりパーティーに行ったりもした。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと アメリカの大学生は大学に学びにきているという印象が強く、日本と違って授業に対する態度が真剣だった。授業内でも積極的に発言するし、皆それぞれが意見を持っており、その積極性が成績評価の一部だった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語クラスのチューターボランティアは語学学校にいたときに募集メールをもらっていて、それで連絡をして始めた。学部へ行った後は個人的にインストラクターにメールを送り引き続き参加させてもらった。 自分はJ1ビザで行ったのでキャンパス内であれば週20時間まで働くことができ、学部に移行した後8月頃から週15時間くらいでアルバイトをした。キャンパスには食堂がいくつかあり、student workerが多くいるので始めるのはとても簡単だった。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと (9) 留学で達成した最も大きなこと (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) (4) 渡航したルート (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港から大学までは車で30分くらいで、groome transportationのairport shuttleというサービスがあり、それは乗合の送迎を行なっている。ただスーツケースは一人一個だったような気がするので渡航後はLyftやUberを使うのが無難。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 学費などは留学前に支払っていたので親からの仕送りをインターネットバンキングでもらいつつ、基本的には留学前にアルバイトで貯めた貯金を自分で使っていた。現金はほとんど使わずクレジットカードを利用した。渡航後にアメリカの銀行口座を開設すると友達との割り勘などとても便利だった。8月以降学内でアルバイトをしていたのでその収入がアメリカの口座に入ってきてデビットカードでそれを使うことがほとんどだった。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) SIMカードは日本で渡航前に準備していった。オンラインで手続きすれば家にカードが届くのでそれを渡航後にアクティベートして使っていた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内では学生が使えるWi-Fiがある。街では公衆WiFiは少なかった。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 一度だけ夏にストレスで高熱と心臓の痛みに襲われ大学のメディカルセンターにかかった。心電図などをしたが特に異常はなく、その後のケアでカウンセリングも任意で提供された。大学の保険に加入していたので治療に関する費用はかかっていない。 (5) 日本から持っていくべきもの 個人的には衛生用品以外で持っていくべきものは特になかったように感じる。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安は比較的良かった。ホームレスは確かにいるがそこまで危険度は高くなく、夜道を歩いても何かに巻き込まれることはなかった。キャンパス内に警察がおり、巡回もしている上、キャンパス内の至る所にemergency buttonがあり、緊急時にボタンを押しながら逃げると防犯カメラや動きを読んで警察が出動する。オレゴン大学のメールにアラートシステムがあり、何か犯罪などが起こると一斉メールで内容が送られてくる。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 9ヶ月を通して大学の寮にいたのでミールプランというものに入っており、学食を利用していた。ミールプランはポイント制で1週間最低50ポイントから100ポイントのプランを選ぶことができる。一食だいたい4ポイント前後だが、しっかり3食食べようとすると50ポイントでは足りない。自分は1日2食だったので足りないことはなかった。週に50ポイントのプランだと1タームでおそらく2000ドルだった気がする。ポイント以外での支払いだと一食で10ドルは超える。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 小さい町なので特にガイドブックなどはなく、友達づてに情報を入手した。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 自分の意見を持つ、目を見て話す、とりあえず挨拶、はっきり話す、否定的なことは言わない(特に身体的特徴) 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 卒業後は民間企業へ就職を考えており、将来的には海外転職を目標にしている。業界は貿易商社や国際物流の会社で営業や貿易事務などを考えている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 現地ではマイナビなどを見て説明会を行なっている会社で興味があればオンライン説明会に参加していた。夏はまだ進路が決まっておらず自己分析などもしていなかったので、ボスキャリは見送った。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 英語力を活かして貿易業務に関わりたい。また留学で多くの経験をしたので多角的視野で新しいことをできればいいと思っている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 最近はワーホリなどもっと気楽に語学を学んだりできる環境があると思うが、やはり学部に留学することはそれらとは全く違うものなのかなと感じる。確かにお金はかかるが、間違いなく人生を変える経験になる。

留学費用
アメリカ ドル
147.4926円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 7,090 1,045,723円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 83 12,242円
交通費 403 59,440円
通信費 400 58,997円
食費・その他 6,167 909,587円
小計 14,143 2,085,989円
航空券
400,000
保険
130,000
ビザ関連費用
50,000
その他
4,000,000
合計 6,665,989 円