留学成果報告書 2023-12
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
4年
専攻
ベトナム語専攻
留学期間
2023-08-01 ~ 2023-12-31
留学種別
交換
総括編
留学を通して

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1959年 ・学生数 約17,000人 ・設置学部 外国語学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Tiếng Việt cho người nước ngoài (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 留学生用ベトナム語の授業のみ ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 原則できない ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 留学生はもちろんのこと、現地の学生も全体的にフレンドリーで学習意欲が高く、真面目な生徒が多いように感じました。留学生は中国、韓国、アメリカ、台湾、ラオス、フランス、ポーランド、ドイツなど沢山の国の学生がいます。日本人からの学生は少なく私がいた時期は、私を含めて10人ほどでした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題は毎週少しずつあり、5分あればできるような量のものでした。試験はKUISで受けてきた内容よりも難しく、単語力が特に重視されているように感じました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時は担任の先生に連絡を取り、解決してました。相談窓口は特にありませんでした。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業初日に担任の自己紹介、授業のシラバス説明、留学生同士の自己紹介が行われました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) コースが元々決まっている状態だったので特に履修登録はしませんでした。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 新型コロナウイルスの影響で3年間一度もベトナムにいくことができず、今まで学習してきた自分の語学力がどれほど身についているのかが気になったためです。 (2) 留学先を選んだ理由 卒業後の進路でベトナム語を使う機会があった場合、北部方言の方が使えると聞きハノイでの留学を決めました。その中でもキャンパスが現地の大学生と同じ場所にあり、日本語を勉強してるベトナム人が集まる日本語サークルがあったためハノイ大学にしました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) した準備:今まで学習してきた文法内容を総合的に復習、生活に必要不可欠な単語の学習 しておけばよかったと思う準備:今まで学習してきた中で出てきた単語の学習、日常会話で困らない程度の英語 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) した準備:留学先で使うものをリストアップ(日本から持っていくのか、現地で買うかなど)、私の場合は学生寮を選択したのでその入寮契約、ベトナムの気候や気温を調べ気候や気温にあった衣服の準備 しておけばよかったと思う準備:日本にいるときに好きだった食べ物や化粧品の予備をもっと持ってくるべきだったと思った。(ベトナムの日本製品は特に価格が高いため) (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 同じクラスになった韓国人とフランス人の学生に初日に話しかけられ、会話をするうちに仲良くなり、友達になったフランス人の学生の紹介で少しずつ色々な国籍の学生と友達になることができ、一緒にカラオケに行ったり、各国料理のレストランで食事をしたり、日帰りでニンビンに旅行に行ったりしました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は日替わりで先生が代わり、基本的には文法を学習した後に練習問題を解き、学生に答えを聞き学生が答えを言うシステムでした。単語や例文を学習した際に、画像や実際に使う場面を詳しく解説してもらえるので、実際にその単語や文法を使う際にイメージがつきやすくなりました。そのためスムーズに活用することができるようになりました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語サークル 申込方法は特になく、サークルのフェイスブックに記載された日程と場所に行き、活動に参加するだけです。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 日本語を勉強してる学生が思った以上に多く、1年ほどしか日本語を勉強していない学生でも流暢に日本語を話せていることに非常に驚きました。サークル内では毎週テーマが定められており、そのテーマに沿ってミニゲームや意見交換会が行われます。活動する中で、難しい漢字や言い回しに関する質問をしてくる学生に対してその答えや日本とベトナムでの表現や文化の違いなどについて話すことがコミュニケーションを日本語とベトナム語で行いながら、異文化理解にまで繋がっていることに気がつきました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 海外で生活することは初めてで、ベトナムに行くこと自体も初めてのことだったので不安がたくさんありましたが、他の国から来た留学生と積極的に会話して遊びに行ったり、ベトナム人の友達を作っておすすめのご飯やカフェを紹介してもらううちに日本にいた時には経験できなかった日本とは違ったモノの見方や生活観、文化観を知ることができたことが今回の留学で得たものだと思います。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 残念ながら就職先でベトナム語を使う機会は今のところはありませんが、どこかのタイミングでベトナム語を使う機会があった時のために、留学先でできた友達とベトナム語を使って連絡を取り続けていこうと思います。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 説明会の内容をしっかり聞き、自分がどんな留学生活を送りたいかなどを出願期間の前に考えておき、希望する留学先の大学などをあらかじめ決めて調べておくこと。 また、出願が始まった時になるべく早く正確に書類を完成させ、提出したほうがいいと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) ビザの申請はベトナム大使館が非常に混み合うため、開館時間にいくことをお薦めします。午後3時以降に発行したビザを受け取ることができるので申請する時間はなるべく早いほうがいいです。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Trip.com (4) 渡航したルート 成田空港からノイバイ空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 大学の出迎えサービスはなく、空港から大学の寮まで市街バスを利用 バスは空港からハノイ大学まで約1時間で価格は50000ドン(日本円で約300円) (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮に申し込みました。方法は説明会の際に教えていただき、出願書類を提出した時に同時に申し込みました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用は寮費とデポジットを入寮手続き時に滞在する期間を全額現地通貨での前払いでした。 設備はエアコン、冷蔵庫、ベッド、机、椅子など基本なものは備えられてありました。毎週月曜日と木曜日に部屋清掃をしてくれました。また、毎朝ゴミの回収があり、非常に清潔感のある寮でした。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 私は寮で生活する中で困ることは特にありませんでした。自炊したい人はIHコンロや調理器具を買う必要があります。また、入寮時に一括で支払った寮費の範囲を超える電気代を使用した場合、退寮時に追加精算しなければならないので電気の使用量は気をつけたほうがいいです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 月に一度決まった額をATMで下ろして現金を使っていました。VPバンクという銀行は手数料ゼロで使うことができ、私が使用している三井住友銀行は海外ATMでの引き出し手数料が110円なので、基本的にはキャッシングで現地通貨を引き出していました。Grabなどを利用する際はクレジットカードを使用していました。ローカルなお店は現金のみのお店がほとんどなので大型のお店以外では現金を使います。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 私の携帯電話サービスは海外で毎月2Gを無料で使えるプランだったため、SIMカードを購入しませんでした。また、寮でWi-Fiを契約して寮や学校やカフェにいるときはWi-Fiを使用していました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学のWi-Fiは速度がはやく使いやすかったです。また、ベトナムではほとんどのお店にWi-Fiがあるためギガ数を節約することができます。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 留学する前に契約した保険の提携先である日系の病院に行きました。病院のスタッフの方も先生も対応が良く、寮から病院まで無料送迎があり、非常に助かりました。保険の提携があったためキャッシュレスで診察を受け、薬を受け取ることができました。 (5) 日本から持っていくべきもの 虫除け、常備薬、ティーパック、日常的に必要な日本の製品 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) スリが多いと聞いていたので、出かける際は荷物を少なくし、財布も高くないものを使っていました。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 一食あたりの値段が安かったため、毎食外食をしていました。大学に学食はありましたが、あまりいったことはありませんでした。しかし、大学周辺のお店は他の地域よりも安く一食300円以内で食べることが出来ていました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 有名なカフェはインスタグラムやGoogleマップで情報を得ていました。ローカルなお店は自分で散歩する中で見つけたり、友達にお薦めしてもらって見つけました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 水道水が飲めないので、必ずミネラルウォーターを購入してください。また、外食するときは食事をする前に箸や食器を紙ナプキンなどで拭いてから使用したほうがいいです。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 国内の物流業 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 就職活動を終えてから留学に行きました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 多様な国籍の人と交流する中でコミュニケーションをとることに以前より積極的になったので、これを活かして職場の人とも円滑なコミュニケーションを図り仕事を円滑に進めていきたいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学に行く前に留学先の食文化や衛生環境などを調べておくとカルチャーショックを受けなくて済むと思います。留学先でどうなりたいかを考えてから留学をすると目標に向かって明確に勉強できると思います。留学をしている中でホームシックになることもあるかと思いますが、日本にいたら経験できないこと、価値観などを五感で学ぶことができるので留学を始める前の自分と留学を終えた後の自分では大きく成長を感じられると思います。

留学費用
ベトナム ドン
0.006円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 27,610,000 165,660円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 550,000 3,300円
交通費 450,000 2,700円
通信費 1,200,000 7,200円
食費・その他 11,570,000 69,420円
小計 41,380,000 248,280円
航空券
70,000
保険
68,000
ビザ関連費用
5,000
その他
100,000
合計 491,280 円