【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1966年 ・学生数 約9000人 ・設置学部 日本語、英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、東南アジア、メディア、翻訳、教育、国際ビジネス、国際事務、華語 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 交換留学生(華語中心) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 交換留学生専用の華語中心の授業と被っていなければ基本的にすべて履修可能。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 全体的に留学生が多い。正規の留学生も多く中でもフランスや日本が多かった。 多様性を感じることができる。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題は授業によって異なるがKUISよりは負担が少ないと感じた。試験もプレゼン発表がほとんどでグループで制作した。その他は筆記試験で日本のようなレポートはなかった。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 私は困った時に華語中心の先生や留学SOSAに相談したがあまり手厚いサポートを受けられる感じはなかった。なので先輩や正規の留学生、半年すでに留学生活をした人に聞く方がいい。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) オリエンテーションは学校内であったが私は体調不良で参加できなかった。主な内容は学校のルールや留学生の注意事項、履修登録のやり方だったようだ。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 交換留学生はWebサイトではなくSOSAの事務所に行って専用の紙をもらってそこに受けたい授業を書き、その授業の先生からその紙にサインをもらったらSOSAに提出する。授業の一覧表などはWebサイトに載っている。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 自分の言語能力を上達させたかったから。そして、色々な国の文化を直接感じてみたかったから。 (2) 留学先を選んだ理由 私は中国語専攻で中国語を学んでいるし、台湾は私の家族も全員行ったことがあり、私も行ってみたいと思ったから。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 授業で習っている中国語と実際に使われている中国語のギャップをちゃんと理解しておけばよかったと思うが中国語能力が今より低くても全然問題ないと感じた。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 台湾は給水機が学校やアパートにあるので水筒を持っていけばよかったなと思った。そして生活環境の影響で肌荒れも酷かったのでスキンケア用品などもしっかり考えて準備しておけばよかったかなと思う。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 交換留学生の授業では色んな国の人と関わることが出来たが、交友関係が広がったのはやはり現地の授業だった。台湾の生徒は優しい人が多く日本人というだけでみんな話しかけてくれたりしてくれる。授業で仲良くなってそこから一緒に遊びに行ったり、活動に参加したりした。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと グループディスカッションやグループ発表が多かった。そこで現地の生徒と関わることが出来てとても楽しかった。全体的に遅刻する人が多く、先生ごとに違うが全体的に遅刻に対して厳しくないなと感じた。そしてしっかり自分の意見を言葉にして言うことが大切だと学んだ。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語学科の先生が運営する活動や、SOSAの留学生の活動へ参加した。日本語学科の活動は日本語学科の友だちから教えてもらって参加して、SOSAの活動は交換留学生専用のSOSAのLINEで活動のお知らせがGoogleフォームとともに送られてくるためそこで申し込みをした。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと SOSAの活動では台湾の文化について楽しく学ぶことが出来たり、他の国の留学生と交流することが出来たりして交友関係が広がった。日本語学科の活動は台湾の生徒がどのような日本の文化が好きなのかや、どのように興味を持ったのかを学ぶことが出来た。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 言語能力の達成はもちろん、自分の意見を言葉にしてしっかり相手に伝えると言うことの大切さも知ることが出来た。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 座学も大切だが、現地で出来た友達との連絡を通して生きている中国語、台湾華語に触れるようにしたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) しっかり申し込みや必要書類を確認すること。出願は基本中国語か英語なので分からないところはしっかり先生や国際戦略部の方に聞くこと。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) ビザ発行は約1週間ほど。早めにとった方がいいが早めに取りすぎるとビザの種類にもよるが、有効期限が短くなることもあるため留学の日数や期末の後の滞在期間なども考慮して取る必要がある。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 海外旅行予約アプリで予約した。 (4) 渡航したルート 成田国際空港から高雄国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 留学生の出迎えサービスがあったが時間指定がある。私は利用しなかった。 高雄国際空港からMRTに乗ってドーム駅(巨蛋站)で下車しそこからバスで文藻外語大学まで行くことができる。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮に滞在した。申し込みは大学から送られて来た資料の中のURL(Googleフォーム)から申し込めた。そこに申し込み期限があるのでのそ期間までに申し込みをすれば問題ない。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用の支払いは寮にいる先生から紙をもらい、その紙をコンビニ(ファミマ)で出して現金で払う。 寮は大体一部屋4人で上にベッドがあり、下が勉強机になっている構造だ。たまに前の住居人の荷物がそのまま置いてあることがあるが、大きい収納棚の中のカゴ以外はすべて自分で揃える必要がある。ベッドの布団は寮で600元で借りることができるがお店で買うことも可能。寮仲間や前に住んでいた人にもよるが部屋は全体的に少し古く綺麗ではない。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 高雄は一年中温暖な場所ですが、エアコンやたまに涼しい日があるので羽織物は少し持って行った方がいい。そして給水機がそこら中にあるので水筒を持っていくべき。万が一の体調不良時の助けになるように日本の薬や体温計を持って行ったら安心だと思う。仲良くなりたいと言う気持ちがあれば現地の人も優しくしてくれたり、仲良くしてくれるので一人一人の関係を大切にして積極的に行動すること。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 最初に日本からある程度現金を持って来て空港で両替した。最初の1、2ヶ月はそのお金で生活していた。クレジットカードで払えるお店はなるべくクレジットカードで払うようにした。現金の引き落としは私はクレジットカードで引き落とした。手数料が沢山かかる銀行とかからない銀行がある。クレジットカードの料金引き出しの設定などはしっかり使用する前にカード会社に確認する必要がある。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) SIMカードを空港で購入した。私は6ヶ月分のSIMカードを購入した。SIMカードを使う場合はSIMロックがかかっていたりSIMフリー対応されてない携帯だと使用できないので事前に携帯会社と相談したり、確認しておくといい。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 文藻のキャンパス内ではWi-Fiがあるが学内の寮にはWi-Fiがない。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 病院にはかからなかったが、体調不良は経験した。その時はまだ言語にも自信がなく頼れる人がいなくて大変だったが、学校などに積極的に連絡して助けてもらうべきだと思う。日本からも薬を持って来たら安心できる。 (5) 日本から持っていくべきもの 先ほども言ったように薬や体温計は持って来た方が安心できる。そして給水機で水をくめるように水筒を持っていくといい。他は大体台湾で揃うが日本製は高いのでこだわりがある人は持ってくる方がいい。(特に女子は化粧品や日焼け止めは台湾だと高いので沢山持って行った方がいい) (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 寮生活では見知らぬ人と生活するため少し注意が必要。みんな大体ロッカーに鍵をかけたり、冷蔵庫は共同なので自分のものに名前を書いたり部屋番号を書いたり対策をしていた。寮は門限もあり監視カメラもあるため比較的安全だが、貴重品の管理は各自しっかりと行うべき。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 学校の周りに沢山安い飲食店があるので大体そこで食べることが多かった。時間のない日や雨が沢山降って外に出られない時は学食やコンビニを利用した。学食は大体100元前後(500円前後)で外で食べた方が比較的安く美味しい。そして台湾は自炊の文化があまりない。寮に電子レンジや蒸し器などがあるが本格的に自炊をするのは難しい。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 先輩の報告書をみたり、学校のサイトやYouTubeを見て情報を入手した。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 留学生の交通手段はほとんどバスか電車だと思うが、台湾のバスは時間通りに来ることがほとんどないので気をつけること。授業は遅刻しても大丈夫。しかし休み過ぎたら単位はもらえないので注意すること。台湾はまだ現金社会なのでしっかりと現金を持っておくこと。そして小銭を使うことが多い。洗濯や乾燥機は小銭(10元)を使うので小銭を貯めておいたおうがいい。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) まだ細かいことは決まっていないが、航空関係や言語を使用できる環境で仕事をしたいと思っている。留学前は特に考えていなかったが台湾での就職も少し考えている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 現地では特に就職活動は行わなかった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 言語面では留学経験で得たスピーキング力やコミュニケーション力を活かしたいと思う。また現地での就職もまだ確定したわけではないが現地の友だちが手伝ってくれると言っていたのでもう既に活かせているのではないかと思っている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 私は最初留学をする場合は言語をもっと喋られてから、聞き取れてからいくべきだと考えていて、2年の後期でも留学募集の最後の最後まで悩んでいました。期間も1年もいられる自信がなく、金銭的な問題、就活のことも考えて半年を選びましたが正直そこまで悩む必要がなかったと思います。留学に行きたいと言う気持ちがあればどの問題もそんなに心配ありません。言語面でも最初はみんな完璧ではありません。私の留学先の友だちの中には中国語の学習経験がない子もいましたし、学習経験があっても中々喋れない、聞き取れない子もいました。しかし留学先の努力でその経験がない子は半年でかなり中国語を理解しました。学習経験があっても伸びない人も沢山見ました。本人の気持ち次第で言語の壁はどうにでもなります。金銭問題も奨学金を借りたらかなり余裕が生まれます。私自信1年でも正直よかったなと思ってます。最初は環境に慣れなきゃいけない、友だちも作りたい、言語も分からないと色々不安になると思いますが最初はみんな同じなので大丈夫です。現地の文化の違いや言語に沢山触れることだけ気軽に考えて過ごせばそのうちに言語能力も伸びてるし、楽しい留学生活が送れてますよ。心から楽しんで下さい!
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 17,000 | 74,922円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 1,000 | 4,407円 |
交通費 | 2,250 | 9,916円 |
通信費 | 3,500 | 15,425円 |
食費・その他 | 52,000 | 229,174円 |
小計 | 75,750 | 333,844円 |
航空券 |
130,000
円
|
保険 |
56,925
円
|
ビザ関連費用 |
15,300
円
|
その他 |
0
円
|
合計 | 536,069 円 |
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