【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1916年 ・学生数 30,000人 ・設置学部 人文大学 社会科学大学 師範大学 自然科学大学 生命工学大学 工科大学 創意ICT工科大学 ソフトウェア大学 経営経済大学 医科大学 薬学大学 赤十字看護大学 芸術大学 芸術工学大学 体育大学 ダヴィンチ教養大学 ・その他 アドレス 84 Heukseok-ro, Dongjak District, Seoul, 韓国 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 経済学部 広告広報学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 留学生専用の授業(基本的に英語)、学部授業、韓国語の授業 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 所属学部の授業でなくても履修可能、留学生は最小単位、最大単位まで履修可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) できる。 語学堂の案内が来る。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 同時履修可能 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 学生の数が多く、学部も多いため、大学内の敷地も広く開放的な印象。生徒たちの活気が溢れる学校だった。日本人は交換留学、正規留学ともに少ない。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 韓国の大学生はとにかく勉強すると感じた。中間や期末試験に関わらず常に勉強しており、図書館はいつ行っても人で溢れている。課題などはKUISに比べれば少ないが、プレゼンテーションに対する熱意は桁違いで、休みの日もグループのメンバーで集まり資料を作ったり、練習をしたりした。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 国際交流チームにメールで問い合わせをすると丁寧に返信をしてくれる。さらに「バディー」というチューターのような現地学生がカカオトークで質問に答えてくれたり、カカオトークのグループで随時お知らせを共有してくれるので、とても助かった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業が始まる1週間ほど前にオリエンテーションがあった。留学中のイベントの紹介や学校についての説明、サークルによるステージなど楽しい内容だった。午後にはいくつかのグループに分かれてキャンパスツアーもした。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は渡航する1週間ほど前に日本でした。履修方法は大学のポータルサイトにログインして行う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 ネイティブの韓国語をもっと身直で感じながら生活してみたかったから。また、海外で生活することによって日本では得られない新たな価値観を得ることや、自分の常識が通用しない世界で生活することに興味があったから。 (2) 留学先を選んだ理由 今回から新たに協定校として結ばれたから。過去に、先輩方が交換留学生として行ったことがないため、「留学WEB」や報告レポートのような情報源が全くない状態からスタート、また現地の大学に行っても頼れる知り合いがいないということは、留学に行く際、大きな不安要因になると思うが、私はその部分が魅力的だと考えた。私は以前から、新しい環境に一歩踏み出すことが好きで、今回、中央大学に行くことは私にとって新たな挑戦であり、新鮮な経験になるのではないかと考えたから。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 英語の勉強。韓国留学で英語がこんなにも必要だとは思ってもみなかった。まず、大学から届く書類やメールは全て英語。留学生向けの授業や、オリエンテーション等の留学生イベントの進行は全て英語で行われ、日本以外の国から来る交換留学生の約8割は韓国語がほとんど話せない人(英語は流暢)なので、その人たちとコミュニケーションをとるためにも英語が必須だった。渡航前から韓国語がある程度問題なく話せたため、韓国で不自由なく過ごせると思っていたが、英語の実力不足のせいで困ったことが多くあった。英語の勉強はしておくべき。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) できる限り金銭面に余裕がある状態で留学生活を送るためにも、留学に行くまでにアルバイトをしたりして費用を貯めるべき。近年、韓国は物価高が進み、留学当時は、円安も重なったため、外食やコンビニで1食10000ウォンを超えるのが当たり前だった。寮生活で自炊ができず、留学当初は、1日一食で食費を抑えようと頑張っていたが、やはり慣れない土地でご飯も十分に食べずに生活すると体を壊す。留学中に友達といろいろなところに遊びに行き、思い出を残すためにも、お金は貯めておくべき。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 最初は日本人の子達と仲良くなり、その子達が友達を紹介してくれて、そしてその友達が友達を紹介してくれて、コミュニティの輪が広がった。また、寮のラウンジで日本人の友達と話していたら、「日本人?」と聞かれ「日本人と仲良くなりたい」と言ってきた中国人がいた。その中国人は、私たちに大量の友達を紹介してくれ、1週間後にはみんなで漢江にピクニックに行った。このような思いもよらぬ出会いがあるから留学は楽しい。留学に行ったら韓国人と友達になりたいと思う人が多いと思うが、授業中に出会う韓国人と友達になるのはなかなか難しい。韓国人が多いサークルに入ったり、寮で開催されるイベントに参加し、自分から積極的に声をかけるといいと思う。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと まず、授業は、学部の授業と教養の授業があるが、教養の授業は、大人数の教室で、講義式なので韓国語で知らない単語などが出てきても調べる時間があったり、1年生から開講しているため比較的内容も優しめだ。一方、学部の授業はとても専門的で難しい。学年が上がれば上がるほど、教授と生徒のコールアンドレスポンスによる授業進行がメインになり、韓国語の実力が低いとなかなか厳しい。留学生向けの授業は、ほとんど英語で開講されているので、韓国語で授業を受けたい場合は「上級韓国語」の受講をお勧めする。この授業は韓国語で進行される韓国語の授業で、少しハイレベルな表現などを学べて、面白かった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) サークルは、友達の紹介で、日本人と韓国人が交流するサークルに入った。おそらく紹介制のサークルなので、私は友達にカカオのグループに入れてもらい参加した。 4月に「グローバルフェア」という交換留学生が自分たちの国について紹介するイベントがあり、日本チームとして参加した。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外で韓国人と交流することの方が多く、サークルでは韓国人と日本人のグループでピクニックに行ったり、カフェに行ったりして沢山話した。日韓の違いや、逆に日本と韓国の似ている部分などを話しながらお互いの文化について話すのはとても楽しく刺激的な体験だった。また、グローバルフェアでは新たな交友関係を沢山築くことができ、印象深いイベントだった。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 自分の生き方に誇りを持てるようになった。実は日本で、自分の生き方に常に疑問を持っていた。性格や価値観が周りと違うことから、どこか「浮いている」という感情を日々感じ、周りに合わせるために「自分」を消すべきか何度も悩んだ。 語学留学で行った韓国だったが、語学力よりもっと大きな成長があった。留学先で出会った友達を通して、「素直に生きる」ということを学んだ。日本では、周りに合わせないと白い目で見られ後ろ指を指されることも多い。しかし、韓国で出会った友達は1人もそんなこと気にしてなかった。今、日本で交友関係や生き方についてどこかモヤモヤしている人はぜひ留学に一度行ってみてほしい。自分が「外国人」として過ごした半年間は私にとって刺激的で、貴重な時間だった。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか まずはTOPIKの勉強を継続し、10月の試験に努めたい。実際に会話をしないと韓国語の会話能力が下がると思うので、留学中にできた友達と電話をしたりして、会話を続けていきたい。また、KUISで韓国語の上級レベルの授業を受け、もっと専門的な用語なども学んでいきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 中央大学は基本的に自動送信の「完了メール」、「受理メール」などは来ない。出願の際にも、自分が出願できたか確認することができず、とても不安で、国際戦略部の方に相談をし、個別に中央大学に出願が届いているかの確認をした。無事、出願の確認が取れ、その後、しばらくしてから「入学の案内メール」が届いた。不安な人はメールで確認をとるのがいいと思うが、基本的に手順通り出願すれば「完了メール」が無くても出願は完了していると思う。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 大使館は予約制、そして予約はすぐ埋まってしまうので、大学側から入学許可証等が届いたら予約開始日、時間を確認してその時間に予約するようにする。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) アシアナ航空のウェブサイトで購入 (4) 渡航したルート 成田空港〜仁川空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 仁川空港から空港鉄道でソウル駅まで、ソウル駅からは地下鉄で最寄りの흑석まで行き、駅を降りてから歩いて大学まで行った。しかし、絶対にお勧めしない方法だ。なぜなら、中央大学までの道はずっと坂道で大学内も階段や坂が多いため、寮に着くまでに疲労困憊してしまうからだ。흑석,もしくはもう一つの最寄である상도の駅の近くのバス停からバスに乗って大学の後門まで行き歩いて行くか、駅を降りてからはタクシーを使って「中央大学の308館までお願いします」と言って寮の目の前まで乗って行くのが一番いい方法だと思う。私はキャリーケース1つだったが、2個ほど持って行く人はタクシーを使った方がいいと思う。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮を出願の際に申し込んだ (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 支払いは、留学が終わる頃に、우리銀行で支払うようにと指定が出ると思うが、学校内の우리銀行にはできるだけ行ってほしくない。振り込み口座などの案内が出てから多くの留学生が一度に押し寄せるため、待ち時間が長く、何より忙しいのがあってか現場がピリついている。混雑緩和のためにも、学校内以外の우리銀行に行ってほしい。 寮の各階には、電子レンジ、冷蔵庫、ウォータサーバー、アイロンなどがあり、1階にはパソコン、プリンター、コインランドリー(現金・カード不可、専用アプリのみ)、そのほかにもジムや自習室、コンビニ、カフェ、食堂などが寮内にある。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 来てすぐに、布団と枕を3つ先の駅まで買いに行き、重い荷物を持って寮までの坂道を歩くのがとても大変だったため、日本から郵送で送るべきだった。冬はオンドルのおかげで部屋の中は暖かく、夏もエアコンがつくので布団はブランケット程のすごく薄いタイプで十分。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 主にVISAのデビットカードを使用(基本的にどのお店でもクレジットカード使用可) (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 学校で紹介されたttshopのSIMを日本で購入した。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 寮の部屋にWi-Fiあり (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 留学当初、酷い風邪になり友達の紹介で学校の近くの病院に行った。病院は平日のお昼に予約なしで行ったが、待ち時間が少なく、20分くらいで薬まで貰えた。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬局で買える薬(韓国での食事が最初は慣れないかもしれないため、正露丸とキャベジンは持って行くべき) (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 韓国はあちこちに防犯カメラがあり、基本的に日本よりは、治安がいいイメージ。(繁華街を除く) なにより、友達とカフェで勉強中にご飯を食べに外に出る時、パソコンやiPadをカフェに置いて行っても盗まれないというのに驚いた。(私は不安で毎回貴重品は持って外に出たが、友達は毎回リュックなども置きっぱなしでご飯食べに行っていた) もちろん繁華街に近い地域は日本同様、夜に女の子1人で歩くのは危険だが、大学の近くは比較的店なども多く、夜まで営業しているのでそこまで心配はいらない。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 外食、デリバリー、コンビニ、学食を利用した。学食は安くて400円、高くて1000円以上する。外食やデリバリーを毎日利用していると野菜不足になるため、友達は学食のおかわり自由なサラダを週に1、2回食べるようにしていた。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 仲良くなった正規留学生の友達に聞いた。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 韓国人はとにかく빨리빨리なので日常生活の至る所で、少し早く行動するといいと思う。(電車やバスなどはモタモタしていると乗れない、降りれない場合があるので) また、人間関係において、正直にストレートに伝える人が多いため、日本人の「察して」というのがあまり通用しない。嫌なものには嫌だとはっきり言うべき。 かといって、順応しようと気を張って過ごすと、疲れてしまうのでいい意味で「自分は外国人だから」とどこかで自分を割り切るのも必要。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 現地での就職活動はしていなかった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 就職先は、できれば留学中に培った韓国語能力を活かせる職場がいいが、留学中に経済学部の友達が多かったこともあり、よりマーケティングや広報などに対する興味が深まった。日本でマーケティング関連の仕事につき、経験を積んでから海外を拠点に仕事をしてみたいと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学が決まった子には、留学先では出来るだけ気を張らず、楽しむことを第一に考えながら過ごしてほしいと言いたい。友達をたくさん作って、いろいろなところに遊びに行き、テスト前はみんなでカフェにこもって勉強し、夜食を食べながらお話しする。そんな日常が、今考えるととても楽しかった。後悔のないように、楽しく過ごしてほしい。今、留学を目指して勉強している子達は、とにかく目の前の勉強を手を抜かずやり続ければ、大丈夫。その時の勉強は確実に自分の実力になる。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 1,320,000 | 140,316円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 30,000 | 3,189円 |
交通費 | 0 | 0円 |
通信費 | 0 | 0円 |
食費・その他 | 5,500,000 | 584,650円 |
小計 | 6,850,000 | 728,155円 |
航空券 |
40,000
円
|
保険 |
70,000
円
|
ビザ関連費用 |
3,000
円
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その他 |
0
円
|
合計 | 841,155 円 |
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