【講義目標】
1. 韓国の伝統政治、経済、法律、社会制度に対する基礎知識を深層的に理解し、韓国文化の深みのある理解を図る。 2. 韓国の伝統文化に対する外部(他者)の認識を調べ、韓国の伝統文化がどのような方向に紹介されるべきかを考えてみる。 3. 韓国の伝統文化を素材にした文化コンテンツを探し、その意味を分析する。 4. 韓国学専攻者として韓国文化拡散のためのリーダーとしての役割を考えてみる。
【授業形式】
理論講義 60%
実験・実習 30%
現場学習 10%
【評価方法】
・中間考査 0%
・期末考査 45%
・課題報告書 25%
・発表 10%
・出席 15%
・その他 10%
【教材及び参考資料】
朝鮮時代の人々はどうやって暮らしたんだろう
【週別講義内容】
・一周目 授業紹介
・二週目
朝鮮王室の人々の生活(1)-宗廟辞職:宗廟と宗廟大祭、辞職団と辞職大帝-朝鮮の5大宮殿-王室呼称の特徴-経宗と英祖の関係-王のストレスと病気
・三週目
朝鮮王室の人々の生活(2)-<高麗史>の<高麗世系>と<ヨンビア天歌>から見た王室の起源-韓国の苗字始祖神話-韓国学者マーク・ピーターソンが見た韓国人の苗字
・四週目
官僚と両班の人生-文系と無科の級弟子の一生- 香薬、郷校、書堂、書院
・五週目
士の人生-両班と士の違い-士の日常的な生活-士の精神の核心内容-現代社会で士の意味変質と悩み-保坂裕司の『士とサムライ』
・六週目
法律-<慶国大戦>の存在-訴訟、財産贈与、刑罰、貴養殺、偽造-朝鮮時代の新聞高の役割
・七週目
経済-農業: 農者天下之大本の実践-商業:開城商人と漢陽像人、ジャンドルバンイ組織-塩転売制限
・八週目
価値観と世界認識(1)儒教-儒教の導入と定着-韓国的性理学の展開と発展-文治主義:徳に立脚した理想国家建設-朝鮮は朱子学のため滅びたのか。小倉基調が見た“理志向の韓国人と道徳主義“
・九周目
価値観と世界認識(2)仏教-護国仏教としての韓国仏教-朝鮮は廃仏の時代か?仏教の衰退と社会的役割の変化
・十周目
西洋人の朝鮮後期体験記 - 17世紀ソウルに来た人たち - 19世紀ソウルに来た人たち
・十一周目
社会制度(1)身分制度-煙管の長さは身分に比例する。-身分社会の被害者、ベクジョン-イムコクジョンの怒りと挫折
・十二週目
社会制度(2) 身分制度 - 儒教的女性観と女性の生活の風景 - 身分制度を超える愛?<春香伝>と<心生伝>の間で-系図にも偽物がありますか?-身分制度の崩壊と偽の系図<両方面>
・十三周目
社会制度(2)福祉制度-鰥寡孤独(8)のための社会的配慮-古典文学の中の障害、障害者<深清伝>、<鳳山脱舞>
・十四周目
社会制度(3)医療制度-漢方医学<同医宝鑑>の意味-怪質からコレラへ<ピョンガンセ歌>、<東語美化転移>-西洋医学科衛生言説の登場と人生の変化
・十五週目 期末考査
・十六週目 記入なし