留学成果報告書 2025-01
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-01-31
留学種別
交換
総括編
留学総括編

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1989年 ・学生数 21134名 ・設置学部 建築学部、観光学部、獣医学部、コンピュータ工学部、通信工学・電子工学部、産業土木学部、健康科学部、教育学部、翻訳・通訳学部、経済学・経営学部、法学部、地理学・歴史学部、スポーツ科学部、哲学部、海洋学部 ・その他 本土から1000km離れていて、欧州各地から観光客が訪れ観光業が盛んなラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに所在します。スペイン語コースの他、英語で行う授業もあります。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Grado en Turismo 観光学部 (3) プログラムの概要 選択できる学部は限られており、 Grado en Turismo Grado en Lengua Española y Literaturas Hispánicas Grado en Lenguas Modernas があります。 選択した学部の授業であればどれも履修可能ですが、専門的なため1年生の授業を履修しました。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか 無料で語学コースを並行履修できます。 メールで案内が届くのでそちらで簡易的なテストを受け、自分に合ったレベルの語学コースを選択し、申し込むことが出来ます。申し込みの際にTafiraかObeliscoをキャンパスが選択できますが、それぞれ曜日と時間は違います。 授業時間は週1日の2時間です。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 ヨーロッパからの留学生が多く、日本人の留学生は少なかったです。 日本人は神田外語大学から4名、他の大学から2名でした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) Dirección de Empresas Turísticasの授業では評価対象の課題と評価対象外の課題が授業の最後にありました。(授業のはじめの方はなかったのですが中盤あたりからほぼ毎授業ありました。) 私が履修した先生の授業では好きなグループで課題をやっていい時と、先生が指定したグループで課題をやる時がありました。 先生の話を完璧に聞き取ることができず、課題の確認をした際に、違う内容の課題をやっていたことがあり先生にちゃんと理解できてるのか聞かれたことがありました。わからないことがあったら、先生化クラスメートに聞いた方がいいと思いました。 試験は最終試験のみで、プレゼンテーションが2回ありました。 最終試験は日付と教室が最初に決まっています。 プレゼンテーションはグループで行いました。授業内でプレゼンテーションの準備を行う時間があるのですが、ついていけないことが多く、授業内で終わらなかったのがほとんどだったので、家でもやっていました。 クラスメートに迷惑をかけないように、わからないところはちゃんと聞き、プレゼンテーションの準備は徹底しました。 Fundamentos de Economía y Turismoの授業では評価対象の課題はありませんでしたが、数回ほど次の授業の前までに行う課題がありました。(個人課題です。)先生のメールに出されるのでこまめにチェックした方がいいです。 また、授業内で課題の解説をしてくださいます。 試験は小テストが6回と最終試験がありました。 小テストは単元ごとに行われます。先生が例題を載せて下さるのでそれを何回も解き、単元のレジュメも何回も読み返し勉強しました。それでも理解できない問題は友達と勉強会をしました。6回中5回合格点に達すると最終試験が免除されます。成績向上のために最終試験を受けることもできます。 経済に関しての文章問題と数学の問題が出るので大変でした。 最終試験はパートが2つあり、1つは小テストのポイントを上げるもので、小テストを6回合格していると、解いても点数は加算されないもので、もう1つは成績向上のためのテストでした。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 履修登録したはずなのに反映されていなかった時、メールで対応してくださりました。 メールするときの注意なのですが、大学が開いていない時間にメールをしても返信が来なかったりしたので、大学が開いている時間だとすぐに返信してくださいます。 また、授業で困った際には先生に授業に関してなどお話できるサポートがありました。 (7) オリエンテーション オリエンテーションはあり、大学に関してのお話や大学外の地域のプログラムなどお話を聞いた後、外でドリンクやフードを食べながら学生同士で交流できるような感じでした。 (8) 履修登録 渡航前に履修登録を行いました。 履修登録のPDFがあるので記入し、国際戦略部の方にサインをしていただき、留学先の大学の方に送りました。受領されると、メールが届き、大学のウェブサイトにログインすると確認できます。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 現地でスペイン語を肌で感じたかったからです。 また、異文化に触れ、多様な価値観を受け入れながら、国際的な視野をひろげたいと思った。 そして困難な状況に自ら対処できる力を養いたいと思いました。 (2) 留学先を選んだ理由 元々観光に興味があったため、観光学部があり、観光地としても有名なカナリア諸島にしました。 また、地域によって差のあるスペイン詰に興味があり、カナリア諸島で話されているスペイン詰はどのような特徴があるのか知りたかった。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 授業で習ったことを復習し、ボキャブラリーを増やしました。 もっとスピーキングの練習をしておけばよかったと思いました。 授業で学んだとこもとて重要でしたが、実際に使うフレーズなどももっと勉強しておけばよかったと思いました。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) pisoはidealistaというアプリを使って探しました。 薬などはたくさん持っていきました。 絶対に電子レンジでお米を炊けるものや洗濯ものを干すものなどを準備しました。 気候の変化が激しくないので、服は最低限にしました。 もっと日本の調味料を持っていけばよかったと思いました。 バス停やスーパーが近くにあるところにしましたが、大学に行くには乗り換えが必要だったり、スーパーが小さかったりしたのもう少し過ごしやすいところを探せたのかなと思いました。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) バディプログラムというのがあり、イベントを沢山行っているので参加しました。 また日本語教室に行ったりしました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 学んだことのない分野だったので難しい部分もありましたが、その分とてもやりがいを感じました。 興味があった授業だったのでとても面白かったです。 Dirección de Empresas Turísticas の授業では観光会社はどのような組織でできているのか、どのような影響を受けているのか、どのような分類があるのかなどを学ぶことができました。 Fundamentos de Economía y Turismo の授業では観光において重要な経済の基礎について学び、観光業はどのような影響を受けいてるのか学ぶことができました。 また、現地の学生はわからないことがあれば先生にすぐに質問していてとてもいいなと感じました。 (7) 留学で達成した最も大きなこと スペイン語が以前よりも聞き取れるようになり、伝えたいことを端的ではありますが、伝えられるようになりました。 また、困難な状況下に置かれた時に対処できる力が身につきました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後もスペイン語や異文化について理解を深めて行きたいと思います。 また留学で得た異文化理解を通してもっとより多様な価値観をより多くの人に伝えていこうと考えています。また、国際的な視野を広げ続けていきたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 必要な書類提出はできるだけ早めに提出してください。 (2) ビザ申請 無犯罪証明書や、健康診断書など一学期間と二学期間で用意するものが違ったりするので気をつけてください。 また、遅くても1ヶ月半以上前に余裕を持って大使館に申請しに行ってください。 3ヶ月以上前に自分の口座に留学で必要なお金を振り込んでおいたほうがいいです。 (3) 航空券を予約した方法 etihadのウェブサイトで行きと帰りの両方を予約しました。日付変更ができるチケットにしました。 約38万でした。 (4) 渡航したルート 成田空港→アブダビ空港→バラハス空港→グラン・カナリア空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 大学の出迎えサービスはなかったです。 現地の友達に迎えに来てもらって車で送ってもらいました。 空港からはバスもでていて、クレジットカードで支払いができ、キャリーケースも預けられます。 タクシーも出ていますが、バスの方が安いのでバスをおすすめします。 (6) 滞在先住居を探した方法 idealistaというアプリを使ってpisoを探しました。 WhatsAppで大家さんと連絡をとり、ビデオ通話で内見させて頂きました。 (7) 滞在先住居についての詳細 口座振込で毎月支払いしていました。 振込ではWiseというアプリを使っていました。 設備 ・自分の部屋:ベッド(布団、枕、クッション)、クローゼット2個、机、椅子、ランプ、タオル(大1、中1、小1)、洗濯物干、窓、カーテン ・バスルーム:シャワー、トイレ、洗面台、棚 ・キッチン:IH、包丁、まな板、フライ返し、お玉、フォーク、スプーン、ナイフ、鍋、フライパン、お皿、コップ、ゴミ箱、冷蔵庫、コーヒーマシーン、棚 ・玄関:鏡、鍵置き、引っ掛ける所 ・その他:洗濯機、掃除用具 (8) 滞在先についての感想、アドバイス 寮もありますが寮の周りにはスーパーがなかったりキッチンが部屋になく、年末年始は学食がでないといった理由からpisoにしました。 pisoを決める時に気をつけたことは、大学までどれくらいかかるか、バス停が近いか、スーパーは近くにあるか、女性だけか、家賃はいくらか、です。 また、ルームメイトが酷い場合もあるので気をつけてください。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 大半クレジットカードで支払いをしていました。クレジットカードで支払いができるところがほとんどですが、1.5ユーロより多くないとキャッシュレスは使えない所があったりするので、その時は現金で支払いをしています。 現金はATMで引き出すことが出来ます。 (2) 携帯電話 Orengeというお店に行き、SIMのプリペイドカードを買って毎月チャージしていました。 プランがあり、プランによって使えるギガ数などが変わります。店舗でも、ネットでもプラン変更が可能で、チャージも簡単にできます。ですが、不安な場合は毎月店舗に行くのがおすすめです。色んなところに店舗があるので問題ないと思います。 (3) インターネット キャンパス内、pisoにインターネットはあり、繋がりやすかったです。 ZARAとスターバックスにもインターネットがありました。 (4) 医療 病院には行っていませんが、よく薬局farmaciaに行っていました。喉が痛いや、鉄分のサプリが欲しいと言うと出してくれて、説明もしてくださいます。 (5) 日本から持っていくべきもの ・服数枚(現地で安いのでを買って現地で捨てて帰った) ・寝巻き ・調味料(私は持って行かなかったのですが、アジアンスーパーは高かったり、無かったりしたので絶対持っていった方がいいです!!!) ・薬(いつも使っている薬を絶対持っていってください) ・ナプキン(海外のはあまり良くないとの事だったので一応持っていきました) ・変換プラグ ・現金(5万円分くらい小さいので交換していきました) ・パスポート用の写真(失くした時用、現地でも印刷して貰えます) ・クレジットカード3枚(違うブランドのものを持っていきました) ・衣類圧縮袋(帰りの荷物整理で楽になります) ・化粧品(現地の物で肌荒れが怖かったため) (6) 治安状況 本土よりは比較的安全でしたが、夜遅くはなるべく出歩かないようにしました。 スリには気をつけてください。基本荷物は常に持ち歩いています。 (7) 食事 大学にはカフェがあるので、パンやサンドウィッチなど買えます。だいたい2から5ユーロくらいです。 家では基本自炊していました。 外食するとだいたい10から15ユーロかかります。 (8) 情報の入手 現地の情報は基本的にウェブサイトで得ていました。また、現地の人に聞いたりしていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 シエスタの時間に閉まっている店があったり、基本的日曜日は休みだったりするので気をつけてください。 お店に入ったときやレジでは挨拶は絶対にした方がいいです。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 ホテル業界で就活を進めています。 (2) 現地での就職活動や進学準備 現地で説明会やオンライン面接など、できることはしていました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 言語をツールとして使える仕事につきたいと考えています。 また、観光を学んだものを観光業界で活かしたいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学先での生活をとにかく楽しんでください! 友達を作ったり、現地の郷土料理を食べたり、沢山出かけて、沢山学んでください! 辛いことも沢山あると思いますが、自分なりに乗り越える力も身につくと思うので今しか出来ない経験を全力で活かしてください

留学費用
EU ユーロ
158.8562円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 2,250 357,426円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 55 8,737円
通信費 90 14,297円
食費・その他 2,450 389,198円
小計 4,845 769,658円
航空券
400,000
保険
150,000
ビザ関連費用
2,000
その他
10,000
合計 1,331,658 円