サンパウロ大学 文学・人文科学部
現代語学科
科目: FLM0527 – 言語と文化のトピック
単位: 授業単位 2、課題単位 2
授業時間: 90時間(うち必修課題演習 10時間を含む)
履修区分: 選択科目(半年間)
開講開始: 2025年1月1日
授業概要(Ementa)
本講義では、文化的側面における言語の働きを出発点として、差異・アイデンティティ・グローバル化・多様性の諸概念を検討する理論的アプローチを扱う。
目的(Objetivos)
本科目の目的は、言語と文化の概念をより広い社会文化的・歴史的な文脈の中に位置づけ、起源の異なる多様なコンテクストにおける言語と文化の使用を比較・分析することである。授業では、文化の解釈や多様性の問題をめぐる議論を扱い、学生は批判的かつ自律的な読み取りを養い、言語の役割を広い意味で理解することを目指す。また、英語を中心に、デジタル社会と結びついた言語と文化のテーマも取り上げる。
授業内容(Conteúdo Programático)
文化の意味
文化の解釈
表象と差異
アイデンティティ
文化的多様性
英語
グローバル化とデジタル社会
授業方法と評価基準(Instrumentos e Critérios de Avaliação)
授業方法:
講義
討論
テキストの読解
演習:
討論および書面による課題
評価基準:
成績は授業参加、討論、課題提出に基づく(0~10点)
追試規定:
大学の定める日程に基づき、補習課題や再提出が認められる。最終成績が5.0以上で合格。
参考文献(Bibliografia 抜粋)
Cazden, C. B. (2000). Taking Cultural Differences into Account.
Geertz, C. (1973). The Interpretation of Cultures.
Graddol, D. (1999). English in a Changing World.
Hall, S. (1997). Representation: Cultural Representations and Signifying Practices.
Heller, M. (2004). Globalization and the Teaching of Languages in the New Millennium.
学外活動(Atividades de Extensão)
本科目は、外部コミュニティとの交流を重視する。学生は討論、講演、あるいは教育活動を通じて、以下のテーマに関する知識を広める:
言語教育
外国語教育の理念
言語と文化に関する当代的課題(グローバル化、文化的多様性など)