月次報告書 2019-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2018-08-01 ~ 2019-06-30
留学種別
交換
生活編
私と春

青い空。優しい風。小鳥のさえずり。植物の香り。 桜に似た、紫の花を咲かせる木“ハカランダ"が満開になり、春の訪れを感じる。 グアナファトはいつも通り、世界からの観光客で賑わっていて、日本人観光客もちらほら。 そんな中私は、どこにも出かけず、家と学校の往復で1日1日が過ぎて行き、気づいたらもう四月になろうとしていた。 振り返れば、この三月は私にとってとても苦しい1ヶ月だった。私は焦っていたのだ。 「残り3ヶ月でこの留学生活が終わってしまうのに、私はこのままでいいのだろうか」と。 新学期になり、夢と希望で満ち溢れていた自分がまるで嘘かのように、私はその時の状況に満足できずにいた。 ーーーこれまでの8ヶ月で私は成長しているのだろうか。 不安と焦りで、私にとってこの春の空気は「私を苦しめるもの」になっていた。 春が来れば、雨季が来て、夏が来る。そして私は、グアナファトに真夏が来る前に帰国する。 そう考えると、春を感じると今まであまり気にしてなかった自分の成長に気になってしまうようになり、いつの間にか美しいはずの春の存在は私を苦しめていたのだ。実際、これまでで自分が成長できているのかなんてわからない。それに、日本に帰国してから初めて、自分がメキシコで経験して来たことの偉大さに気づくのだと、そういう考えは頭の隅にある。しかし、一度考えると止まらなくなってしまい、周りと比べてしまい、不安と焦りに変わるのだ。 他の日本人留学生と比べるのは悪いことではない。だが、それが自分を高めるものになるのか、それとも、自分を不安にさせるものになるのかは、自分の気持ちだけでなくその時の環境と状況にも決められてしまう。私は、“残り3ヶ月"という状況によって、“不安な自分"とさせられてしまったのだ。 私は考えた。思うことはたくさんあった。 ただ一つ言えることは、この状態があったことは決して恥ずかしいことではないということ。私は、この感情や状況を1つの思い出として忘れないでいたいと思ったからここに記した。 その国に行くことが全てではなく、その国で何をするのかが留学生活を“成功"させるかさせないかの鍵を持っているのだと、これは当然のことではあるが、私は改めて心からそう感じたのだ。もちろん、これまで何をしてきたのかも大事である。しかし私は、これまであまり考えてきてなかった“残りの3ヶ月をどう過ごすか"ということよく考え、先だけを見つめて走っていこうと決めたのである。 応援してくれている家族、友達、先生がいるからには、挫折など決して許されない。 このメキシコ留学生活が良いものとなるように、私はこのメキシコという地で精一杯戦おうと決めたのだ。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
メキシコ ペソ
7.86円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 5,000 39,300円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 254 1,996円
交通費 352 2,767円
通信費 150 1,179円
食費・その他 3,720 29,239円
合計 9,476 74,481円
授業編
Inglés 600
英語600
語学(英語)
1200分
今月は、未来形と数量詞を学びました。 今月の最後の週で今期の折り返し地点ということで、中間試験がありました。 中間試験は読み物を読んで答える問題とリスニング問題で、そんなに難しいとは思いませんでした。 ライティングの試験は別日にあり、10年後の自分について書くというものでした。 今月半ばからプレゼンテーションも始まり、1日1人ずつ10分から15分程度の発表をします。 私は四月にやります。
Comunicación Intercultural
異文化コミュニケーション
講義(地域言語)
720分
2人又は3人のグループになり、カルチャーショックを基にしたお話を作り、そのお話を今まで学んできた“異文化"についての定義を基に分析をしました。そのグループワークは宿題にもなり、数週間にわたってみんなで意見をしあいました。 先生が授業内で使う文化の違いの例のストーリーは、日本とアメリカや、日本とメキシコなど、日本と何処かの国を比べた例が多く、日本人の私達からするととても面白いです。メキシコ人学生の意見や先生による分析などを聞くと、日本の文化はとても独特なんだなと感じます。先生からもよく日本人としての意見を求められるのですが、先生も学生もみんな興味を持って聞いてくれるので発言がしやすい授業だと思います。ただ、学んでいることは難しいです。
Dibujo 1
絵画1
体育・実技
1440分
今月は毎回マネキンの絵を描き、やっと影や光を加えることができました。 これまでは、“形"のみを描いてきたのですが、鉛筆の濃さで影や光を入れることによって、絵らしくなっていき、とても面白いです。課題は今まで通りかなりの量で、私にとっては本当にこの課題が1番の難関です。 最近、授業でのデッサンで、先生に悪いところを指摘されなくなったので、技術は上がってるのかなと、自己満足しています。ただ、相当な集中力がないとこの授業は続かないです。
Taller de Baile
ダンス
体育・実技
960分
なぜだろう、ここ最近、バチャータばかり踊っています。 そして残念なことに、このクラスにいて初めてこのクラスの嫌なところを見つけてしまいました。 とても楽しくてメキシコの文化を学べて、私の好きな授業なのですが、この授業は選択して取っている人の他にも自由に参加できる授業なので、よく新しい人が入って来るのですが、正直、メキシコ人男性で、“ただ女の子と踊りたい"という人がくるため、私はその話を聞いた時にゾッとして、初めて踊りたくないなと感じてしまいました。アンケートがあるので、そこで書きたいと思います。