月次報告書 2023-02
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2022-08-01 ~ 2023-06-30
留学種別
交換
生活編
春学期の始まりとヴィーガン食

 今月第2週から、2023年春学期がスタートした。前学期とあまり変わらないだろうと思いつつ参加したら、秋学期とは比べ物にならない忙しさだった。各授業から出る課題の難易度は上がり、且つその課題の数が3倍以上に膨れ上がっている。正直、課題を期限に間に合わせることで精一杯で、授業の予習が全く追い付いていない。そんな課題やら予習やらに日々追われ、春学期以前はかなり頻繁に料理をしていたのだが、今月はほとんどできなかった。  そんな中で、友達が数人でヴィーガン研究会なるものを立ち上げた。と言っても、知り合いを集めて、皆でヴィーガン食を作って楽しもう、という内輪な会である。立ち上げた友達からお誘いを受けて入ってみたが、想像以上にこれが楽しく、驚いている。定期的に授業の違う友達と会えるだけでなく、日本ではまだまだ珍しいヴィーガン食を、いかに簡単な、身近にあるもので作るかを考えるのはとてもワクワクする。前回はブルグルという、トルコの小麦の加工品を使ったチャーハンを食べたのだが、お米のそれと遜色ない美味しさだった。このヴィーガン研究会は、今学期の私の心と体の健康を支えてくれる支柱になりそうだ。 

住居形態
学生寮
有線LAN その他 Wi-Fiルーター購入
月額費用
デンマーク クローネ
19.41円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,279 63,645円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 66 1,281円
通信費 69 1,339円
食費・その他 2,081.05 40,393円
合計 5,495.05 106,658円
授業編
Rethinking Darkness: Explorations into the Night
暗闇の再認識
講義(英語)
960分
 この授業では、暗闇、もしくは闇というものが、どのように人々に認識され、さらにそれらがどのように、芸術や文化の中に組み込まれ、表現されているのかを、様々な例をもとに考えながら、暗闇というものを再認識することを目的とした授業である。  今月は、初回授業を含む計4回の授業で、"暗闇"とは何か、植民地時代以前の暗闇の歴史、暗闇と植民地、脱植民地化と暗闇の認識の変化について、それぞれ学んだ。初回では、シラバスや課題の進め方について説明があった後、現時点で授業に参加している学生は、暗闇についてどのように認識しているのか、イメージするものはどのようなものかについて、グループでの話し合いを挟みながらディスカッションを行った。 240(分)×4回=960分  受講時間数(分)960分
Ethnicity, Nation and Religion
人々のアイデンティティ
講義(英語)
960分
 この授業では、民族をキーワードに、多様なセオリーを学びながら"民族"や"国民性"など、個人のアイデンティティと深く関わっているテーマについて学び、考えを深めていく。  今月は、初回授業を含む計4回の授業で、学期を通した授業内容の概要、社会学・人類学的視点からの民族性に関する古典的理論、民族性と境界線の構築、民族性と宗教の関係についてだった。特に印象的だったのは3回目の授業で扱った民族グループに関する理論だ。社会人類学者のフレデリック・バースは、「民族集団を民族集団たらしめているものは、グループの中で共有された文化ではなく、"他のグループとは違う"という、その集団の構成員が認識している境界線である」と唱えた。彼は、文化が先行してグループが形成されるのではなく、共通の境界線が意識されて、その境界線の中で文化が構成されると考えたのである。 240(分)×4回=960分  受講時間数(分)960分
The climate crisis: History, Philosophy, Politics
気候変動の変遷
講義(英語)
720分
 この授業は、様々な気候変動について、地球史的観点、特に人類が地球に地質学的変化を大きくもたらすようになった人新世に注目し、気候変動がどのようにして起こり、変化し、そしてどのようにその変動に対処していかねばならないのかについて学んでいく。  今月は、初回授業を含む計4回の授業で、人新世とは何か、気候変動の急変性、気候変動と人類の関係性、地質の不確実性について、それぞれ学んだ。人類が大きく発展する前も、地球の気候は少しずつ変化していた。しかし人類の急速な発展がその変動を遥かに加速させ、現在のような気候と関係の深い問題が発生するようになったのである。 180(分)×4回=720(分) 受講時間数(分)720分