【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1939年 ・学生数 24707名 ・設置学部 工科、医科、人文科、社会科学、自然科学、政策科学、経済金融、経営、師範、生活科学、音楽、芸術・体育、国際、看護、産業融合、創意融合 ・その他 京畿道にERICAキャンパスがある。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 社会科学学部 観光学科 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 制限なし ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 有料で可能。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 学生が多国籍で、外国人を多く受け入れている。韓国語で行われる授業は中国人の笑いが圧倒的に多く、他に日本、モンゴル、東南アジア、ロシアなどの学生が見られた。交換留学生より正規留学の学生が多い印象がある。一方で欧米圏からきた学生は英語の授業のみを履修する交換留学生が多かった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 授業にもよるが、課題の量はKUISより少なかった。大体中間・期末試験と、レポートや発表課題が1〜2個出される授業が多く、中間試験は行われない事もあった。試験は範囲が広く、長文記述式が求められることもあり難易度が高かった。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 学部ごとに行政室があり、基本的にそちらに問い合わせをした。大学全体の留学生向けのお知らせなどは国際科の行政室で行われた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) オリエンテーションはオンラインで英語で行われ、入学数日前に学校案内が英語で行われた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前の指定された日時に学校の専用サイトにて行う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 大学入学以前より留学に強い関心があり、留学制度が充実したKUISに進学した。就職活動などの時期を考えたとき、2年生の時期に留学することが適当だと考えたため、留学を決意した。 (2) 留学先を選んだ理由 留学後の生活の利便性や豊かさを考え、ソウル市内の大学を希望していた。中でも漢陽大学は韓国屈指の名門校で、かつ他大学ではあまり見られない観光学科があったから。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学に際して、授業を受ける上で必要な文章を書く力をつけるためMULCに通い練習した。/ 授業を受ける際に、韓国の都市や観光地、社会問題などについての知識不足によりさまざまな困難が生じた為、事前に社会や行政など語学以外の分野にも目を向けておくべきだったと反省した。また、資料集めで論文や記事など長文を読解し分析することに苦戦したため、堅苦しい内容の長文をすらすら読む練習をしておくべきだったと思った。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 漢陽大学は寮の提供がなかったため、日本からオンラインでアパートを契約した。/ 自炊をする際に、現地の調味料は使いかたがわからなかったり現地では手にはいらないものもあったため、調味料を持参しておけば良かったと思った。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 講義型の授業では他学生との関わりができなかったため、漢陽女子大学と合同で行われているサークルに所属しそこで韓国や外国人の友人を作った。後期から受講した外国人向けの授業は班活動が多く、そこでも交流関係は広がった。学外ではインターンに共に参加していた日本人と交流があった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) HECCという大規模な英会話サークルに所属した。楽器初めに行われるサークル博覧会で連絡先を記入し、歓迎会に参加して決められた日時までに会費を支払うことで入会した。 インターンは自身で募集を探し履歴書を持って面接に行った。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 韓国人の友人に恵まれたことで多様な場所に訪れることがでり、マナーや振る舞い方を見て真似ることができた。同世代の友人たちと同じ食事をとり、一緒に勉強し、共に余暇生活を送ることで韓国文化の実態や素敵な部分をたくさん知ることができたのは大きな収穫だと思う。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 韓国語でレポート10枚を作成したこと。決められた条件に沿ってのテーマ決め、膨大な資料収集、そしてそれらを文章にまとめて提出する作業を成し遂げられたことで、自身のステップアプを感じた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学生活で痛感したのは自身の語彙力のなさである。今まではYouTubeやドラマなどの動画を主に見ていたため、論文や文章体で使われる堅苦しい表現や、漢字で表せない韓国語独自の言葉、四時授受後や慣用句などの知識が不足していることに気がついた。学術論文や新聞記事、書籍、辞書などを読むことで改善したい。また、発音面でイントネーションが不自然だと感じることがあるので改善したい。これからは韓国の社会・政治などについても積極的に取り入れ、日本にいても情報の遅れがないようにしたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 全て英語で行われるため、英語が苦手な場合は知識のある友人などを頼らないと、Google翻訳では不正確なことが多かった。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 私が行った頃は事前受付がなかったため、営業開始30分前ほどから並ぶことでスムーズに受付できた。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) アシアナ航空を利用した。 (4) 渡航したルート 羽田空港から金浦空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 個人で地下鉄に乗り1時間ほど移動した。出迎えサービスはなかった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 韓国の不動産仲介業者を利用してアパートを契約した。しかし留学中に音信不通になった。 https://heartstay.house/ (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 保証金を先に振り込み、その後1ヶ月ごとに家賃を振り込んだ。家電家具つきでメンテナンスもされていた。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 基本的には快適だったが、害虫問題や雨漏り、仲介業者との音信不通などトラブルも多かった。ワンルームを契約する場合は高額な保証金がかかるので信頼できる不動産、大家科を見極める必要がある。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) クレジットカードを主に利用した。現金は渡韓の際に持っていった額では足りなくなり、WISEというアプリを使って自身の韓国の口座に国際送金した。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 外国人登録証が発行されるまでは、パスポートで契約できる電話番号認証が使えないものを利用した。携帯電話は途中で壊れたため急遽オフラインショップで中古で購入した。外国人登録証が発行された後は学校そばの携帯ショップで格安プランを契約した。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 学内は室内だとWiFiが使えた。街中や地下鉄の公共WiFiは通信速度が遅すぎて使用できなかった。カフェなどではWiFiを無料で利用できるところが多かった。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 保険サービスを利用して耳鼻科と皮膚科にかかった。現地スタッフが共に来院し、通訳や会計をしてくれた。 (5) 日本から持っていくべきもの 常備薬 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 住居、学校周辺は治安が良かったため特に危険はなかった。滞在中に公共施設での通り魔事件が複数件起こったりと治安が悪化した時期もあったが、その時はネットニュースを随時確認し携帯を常にすぐとりださるところに持つよう意識していた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 自炊もしたが、コンビニなどで簡単に買って食べることも多かった。学食は一食4000ウォン程度と非常に安価だった。外食は一回1000円〜2000円くらいかかることが多かった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 友人から聞く、ネイバーなどでネット検索する (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 外国人登録証がないとインターネットショッピングや契約などに制限が多いので、素早く申請を終わらせるべき。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) しなかった。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学に行った行動力と対応力を強みに就職活動に勤しむ。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学生活ではさまざまなトラブルが発生するが、その時にどこに頼ればいいのかを把握し、対処法を尋ねられる友人や知人、大学職員などと信頼関係を気づくことがトラブル解決への1番の近道になると思います。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 6,600,000 | 746,460円 |
水道光熱費 | 310,000 | 35,061円 |
学費・教材費 | 50,000 | 5,655円 |
交通費 | 563,000 | 63,675円 |
通信費 | 341,000 | 38,567円 |
食費・その他 | 3,500,000 | 395,850円 |
小計 | 11,364,000 | 1,285,268円 |
航空券 |
120,000
円
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保険 |
200,000
円
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ビザ関連費用 |
5,200
円
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その他 |
0
円
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合計 | 1,610,468 円 |
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