留学成果報告書 2023-07
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2022-07-01 ~ 2023-07-30
留学種別
交換
総括編
非常に濃かった1年間

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1578年 ・学生数 約10万人 ・設置学部 24学部 ・その他 公立大学であるため、学費や低め。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Facultad de comunicación コミュニケーション学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 全ての授業が履修可能であり、特に制限はなかったです。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 自分は履修しなかったが、他の留学生の友達は隣の学部の授業を履修していました。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 留学生担当の先生にメールで相談し、無料で受けました。スケジュールは授業を受ける学生に合わせて決めてくれました。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 BUAPは学部によってキャンパスが異なりたくさんあったので、キャンパスごとに雰囲気が全く違うイメージです。コミュニケーション学部には4名ほど他国からの留学生がいました。CUという様々な学部があるキャンパスは留学生はもっと多いと思います。言語学部には他大学からの日本人留学生が3名いましたが、それ以外は神田の2人以外いませんでした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISで詩文が履修していた授業はリアペやレポートなど文章を書く課題が多かったものの、BUAPでは実際に自分たちで作る課題が多かったです。(ポッドキャストをグループで作ったり、プレゼンや画像など) (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 学部にOBの先輩のような人がいて、困ったときはまずその人に連絡していました。メールで直接大学に質問したり、学部の中核の先生?がいる事務所のようなところがあったのでそこにもよく行っていました。 (7) オリエンテーション 留学生が集められて簡単に先生方の挨拶をされ、大学についての話があり、最終的にクッキーやコーヒーが出されお茶会になっていました。その場で友達作りができました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 渡航前に自分で調べ決めたのですが、わかないことも多く非常に大変でした。大学の人とメールでやり取りしながら決めました。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 せっかく留学できるチャンスがあるならしないともったいないと感じたからです。 (2) 留学先を選んだ理由 BUAPは学部選択に制限がなかったため、自分が入りたい学部に入れるという点が魅力的であったためです。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) スペイン語のポッドキャストを聞いて会話に慣れることや、自信をつけるためにそれまでに学習した部分をもう一度復習しました。アプリを使ってネイティブスピーカーとメッセージのやり取りや会話をしました。 留学中から毎日スペイン語日記をつけ始めましたが、もっと前からやっておいたら良かったなと思います。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 生活面に関しては、メキシコ生活は自分の中で未知だったため用意の仕様がないと今でも思っています。自分の性格的に、なるようになる、しょうがない、と思ってしまうので特に後悔はないです。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 一番最初の友達はアプリのHello Talkを通しての友達でした。最終的にその家族にありえないくらいお世話になり今となっては家族のような存在なのでアプリをやっていて良かったなと心から思います。メキシコでは友達が友達を呼んでみんなが友達になるというのがよくあるので1人友達ができたらどんどん派生して色々な友達ができるので心配はいらないと思います。大学で勉強していたら声をかけてくれた友達になったり、ダンスのクラブ?のようなもので友達の輪も広がったりするので行動あるのみだと思います。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと メキシコでは、学生はだるいと言いながらも前のめりで授業に参加しているのでわからないことがあれば丁寧に教えてくれます。コミュニケーション学部の授業は幅が広くて驚きが強かったですが、授業の内容だけではなくこういう教え方をするんだ、などのメキシコの教育?の仕方も興味深いなと思いました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 自分がいたキャンパスCCUでワークショップをやっていたので、その事務所に行って紙をもらい、銀行でお金を振り込んで参加しました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと そのワークショップには年齢制限が特になかったのですが、小学生くらいの小さい子が来ることもあれば30歳くらいの人が来ることもあり、年齢が幅広いなと思いました。また、初心者でも恥を捨て応募し楽しんでいる姿がよく見えたのでそういう面で素敵だと思いました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 圧倒的に人生経験が増えたと感じます。ある意味当たり前のことですが、日本とは全く違う環境、かつ文化であり困ったことや戸惑ったこともたくさんあるのですが、それが自分の生きる力になってくれたと思います。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 変わらずポッドキャストを聞いたりYoutubeを観たりしてスペイン語に常に触れる環境にいたいと思います。また、友達と電話したり連絡を取り合うことで会話の感覚を忘れないようにしたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) この点に関しては国際戦略部の方に助けていただいた部分が大きいのでわからないことがあればしっかり相談して確認することが大切だと思います。スペイン語に関して知識のある人に聞くことが大切だと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請しにいく時に必要なものをしっかり持っていくこと、予約がいつでもすぐに取れるとは限らないので早めに行動することの2点が大事だと思います。私は3週間ほど時間がかかりました。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ららぽーとのHISに直接行って購入しました。 (4) 渡航したルート 日本からメキシコの直行便に乗りました。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) メキシコシティ国際空港に到着した後はプエブラ行きのバスに乗りました。プエブラ到着後、滞在予定の友達家族が迎えに来てくれました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) Facebookでひたすら探しました。いいと思った物件のページにメッセージを送りやり取りを繰り返していました。いくつか質問していいと思ったら内見をしていました。最終的に3箇所見たうちの1箇所に決めました。 内見の予定を入れてもその時間に来なかったりドタキャンされることもありました。(メキシコはこのようなことがよくあります。) (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 月終わりに次の月の家賃を現金で渡していました。一般的な家具などは全て揃っていて食器やフライパンも付いていましたが、自分で追加購入もしました。ベッドの布団やシーツなどは付いていなかったのですが、友達の家族が全て用意してくれました。週に一度、お昼に掃除のおばさんが清掃してくれていたので、勝手に部屋に入られるのが嫌な人は、このような家もあるので気をつけた方がいいと思います。洗濯機はついていなかったので洗濯サービスを利用していました。(来て欲しい時に連絡し家に取りに来てもらい、2日後に返してもらう出張洗濯サービスと、近くの洗濯屋さんに行き次の日に自分で取りに行くものを利用していました。) (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 最初はルームシェアがいいと思っていたのですが、内見してみると、部屋があまり綺麗でない、勉強机がない、小さすぎるなど不満があり、いいと思った部屋が結局一人暮らしの部屋だったのでそうなってしまいました。しかし、綺麗でわりかし広くて快適だったので語学力向上のために無理してルームシェアするよりも自分の心地よい部屋に住むのが一番だと思います。 また、オーナーと直接やり取りするため引越ししやすい環境なのである程度メキシコの生活に慣れてから住みやすい場所やルームシェアにために引っ越すというのもいい手段だと思います。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) ゆうちょデビットカードで現金を引き出していました。スーパーなどの買い物もデビットカードを利用していました。一時期引き出しできない謎の期間もありましたが、引き出せる時に多めに引き出しておくことで常に保険を作っていました。他にもキャッシュパスポートを作って30万円入れておきました。クレジットカードを用意するのが遅くなってしまってせっかく作ったのに海外に適用させるのを忘れていた結局使えなかったのでこれも早めに用意することをお勧めします。 作りすぎもよくないと思いますが、バスをネットで購入するときに使えないことが自分も友達も何度もあったので何種類かあると安心だと思います。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) メキシコシティの空港にあるtelcelでsimカードを購入しその時に電話番号もゲットしました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパスは一応あるのですが場所によっては非常に繋がりにくかったです。街中はほぼないのでスタバなどの大手チェーン店だけが頼みの綱です。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 病院というより町医者という感じで、薬局の隣に小さい部屋がありそこで診てもらう、という感じでした。対応は特に普通でした。連れて行ってもらったことが1度、1人で行ったことが1度あるのですが、メキシコの生活にも十分慣れていたので困ったことは特になかったです。 (5) 日本から持っていくべきもの 化粧品やメイク道具に関しては自分が使い慣れているものや信頼があるものが一番なのでなるべく持って行った方がいいと思います。日本の商品も同じように自分にあったものに出会うまでがなかなか大変だと思うので結局は持っていくのが一番安く済むと思います。文房具系はメキシコ人に見せると目を輝かせてくれるので多めに持って行ってプレゼントするとこちらまで嬉しくなります。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) プエブラはそんなに治安が悪くないと聞いていたので心配はしていませんでした。しかし、バスの中で、道で強盗に遭ってスマホを盗まれたという話をちょくちょく聞いていたので気をつけるに越したことはないと思いました。暗くなってから1人で出歩かない、道でヘッドフォンをつけないなどは耳にタコができるくらい言われました。夜遅い時や帰り方に自信がない時はウーバーを使うなど自分にちょっと甘くするくらいの気持ちでいると安全だと思います。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 朝ごはんは晩ご飯の残りやバナナなどいつも簡単に済ませていました。 お昼は学食や近くのタコス屋さんなどに行っていました。学食や大学近くのご飯屋さんだと30〜50ペソくらいでいい感じに食べれます。パスタなどになってくると100ペソくらいはします。レストランに入ると飲み物合わせて200ペソくらいするかと思います。 夜ご飯は大体友達の家に招待してもらったり食べに行ったりしていました。スーパーで買い物した日は簡単に炒め物や大好物のpicadilloを作ることが多かったです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 基本的には神田の留学ウェブを見たり、現地の友達に聞いたりしていました。とはいえ一回も行ったことのない未知の世界だったので実際に現地についてから色々知れたしその驚きは大きかったです。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 トイレットペーパーは水と一緒に流せない(便器の隣のゴミ箱に捨てる)、シャワーヘッドは壁についていて動かせないの2点が自分的には衝撃でした。あとは、集合時間通りに全員が集まる確率は低い、挨拶はハグするくらいだと思います。全部すぐに慣れますが、上の2点に関しては日本に戻ってくるとやはり日本は快適だなと強く思いました。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 東京で就職します。 (2)現地での就職活動や進学準備 昨年末から3月くらいまで就職活動を現地でオンラインで行なっていました。明るい時間は大学に行き、夜は日本の説明会や面接を受ける日々を送っていました。現地時間の夜遅くから朝方の説明会は辛いため全て省いていました。(メキシコでの暮らしが崩れることは本末転倒であるため。) SPIなどの本が途中で必要と感じたため日本から送ってもらいましたが、本を送ってもらうのはだいぶお金がかかるので初めから持っていけばよかったと後悔しています。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか どんな場面でも、正しい対応をする対応力や適応力は活かせると思います。また、さまざまな人と上手に関わっていくコミュニケーション力やメンタルも留学生活で鍛えられたと思うので活かしていきます。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 少しでも留学するか迷っているならすべきです。 必ず自分の糧になって自信がつくと思います。

留学費用
メキシコ ペソ
8.4605円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 67,000 566,854円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 450 3,807円
交通費 22,870 193,492円
通信費 5,029 42,548円
食費・その他 88,567 749,321円
小計 183,916 1,556,022円
航空券
380,000
保険
160,000
ビザ関連費用
100,000
その他
0
合計 2,196,022 円