【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1928年 ・学生数 約38,000名 ・設置学部 Arts, BSS, Health, Natural Sciences, Technical Sciences ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Comparative Literature in Faculty of Arts (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 授業シラバスに所属のコースの記載があれば履修可能 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか できない ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 学外のデンマーク語学校に通学可能、有料ではあるが期末のテストをパスすれば全額返還される ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学はかなりアットホームで、上下関係は保ちつつも教授と学生の距離は近かった。また日本以外からの留学生も多かったが、現地のデンマーク人の学生とバラバラになることもなく、皆同じ大学の学生として、同じ授業で学ぶ友人として、何も壁を感じることなく交流していた。同じ時期にオーフス大学で留学していた日本人は30人ほどいて、だいたいどの授業にも1人か2人は日本人がいた。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) オーフスでは、主にポートフォリオ形式で期末に課題を提出する授業を履修していた。ポートフォリオ形式の課題では、学期中に課題として出される複数の短いエッセイを、ひとつのドキュメントにまとめ期末課題として提出する課題である。授業によって一度に書くエッセイのページ数や形式が異なり、中にはプレゼンテーションを課題の一部としてそのスライドをエッセイ代わりに提出するものもある。また、エッセイは複数人で取り組んで提出することも可能である。定期的に書くエッセイの数が多くまた英語の資料もページ数が多いため、KUISの課題と比較すればその負担はかなり大きいが、期末に課題に追われるような状況が少ないため、期末の負担は軽いと言える。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 大学にインターナショナルセンターという部署があり、履修等でわからないことはそこに問い合わせていた。しかしこのセンターに問い合わせをかけることはほとんどなく、大体は授業のクラスメイトやドームメイトなどに尋ねていた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業開始の1週間ほど前からIntro daysと称してオリエンテーション期間があった。大学や街についての説明があったり、ちょっとしたミニゲームなどのブースもあった。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 最初の学期の履修登録は、4月の第3週あたりで大学からメールが来て、4月いっぱいが提出締め切りだった。メールに貼り付けられていたURLのページから希望の授業の一覧を登録し、そこから登録完了メールが来たのが7月第1週だった。2学期目は、同様にメールで履修登録のお知らせを受け取ったので、そこから申請した。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 留学を決意した理由は、日本を出て全く違う環境で生活してみたかった、そして自分の英語を伸ばしたかったからである。元々肝は据わっているタイプだったので、チャレンジすることにあまり抵抗はなかった。 (2) 留学先を選んだ理由 多様な文化や歴史を持つ国々が集まったヨーロッパで英語を使って留学したかったため、そしてデンマークの文化であり習慣であるhyggeを実際に体験したかったためである。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学のために学習面で準備したのは、なるべく英語を話すこと、聞くことに慣れておくことである。授業資料を読んだりエッセイを書いたりするのはある程度時間をかけられるが、授業時間は決まっており、その中で必要な情報や知りたいことを正確にキャッチするためには、教授の話をキャッチできるリスニング力と、頻繁に行われるグループディスカッションで他の学生と意見のやり取りを行うスピーキング力が必須である。しておけば良かったと思う準備は、留学先の国について、知識をある程度入れておくことである。特に国の歴史については、何度か現地の授業で触れる機会があったにも関わらず全く分からない状態で参加したため、地名や人名が全くわからずかなり困った。ウィキペディアを読むだけでもかなり学びは多いと思うので、留学先の国についてある程度知識を入れていった方が、授業内容の理解や現地学生との話題にも上げやすいと思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学のために生活面で準備したのは、防寒のための衣類と薬である。北欧の国なので冬が寒く、日中でも氷点下の日があるような場所である。荷物としてはかなりかさばるため現地で買うことも考えたが、物価の高さを考慮して日本で買って持って行った。現地でも少し見てみたが、日本の2倍ほどの値段になっていた。また薬は、体質の違い等もあるかと思い日本から持って行った。私自身普段は一切風邪を引かない人間だが、留学中は何度か風邪を引き、風邪薬が特に活躍した。しておけばよかったと思うのはデンマーク語の勉強である。かなり習得が難しく早々に勉強することを諦めてしまったのだが、せめて片言のフレーズだけでも覚えて言っていれば、デンマーク人との会話が盛り上がったり、普段の生活でも使えたりしたのに、と思う。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 最も多く友達ができたのは、日本学科の学生との交流の中である。現地の大学には日本学科があり、そこではデンマーク人の学生たちが日本語や日本の文化・歴史について学んでいる。彼らは日本語を話したいし、日本人留学生はデンマークについて色々な話を聞いたりしたい。お互いにメリットが大きいという点で、かなり仲良くなりやすかった。あとは、寮生ともかなり仲良くなった。コモンキッチンで一緒に料理をしたり、お互いの授業について紹介し合ったり、他の国からの留学生とも友達になることができた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は予習が必須で、授業で予習したかの確認を取られることはなかったが、しておかないと授業についていくのはかなり大変だった。内容も専門的なものが多く難しかったが、今までにない知識や考え方に溢れていて、大変さに好奇心や興味深さが勝る授業だった。自分のその時の興味で授業を履修したが、クラスメイトは皆想像以上に積極的で、何かを得ようという意欲がないと文字通り置いていかれると感じた。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) Japansk cafeという、日本学科のデンマーク人学生と日本人留学生が交流できる課外活動に毎週金曜日に参加していた。デンマークに渡った直後頃に日本学科の教授(日本人の方)から日本人留学生宛にメールが届き、そこでこの場を知った。特に申し込み等はなく、毎週金曜日に決まった教室に皆が集まり、思い思いにお喋りを楽しむ、かなりゆるめの活動だった。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外の活動で大学の名前でやっている団体は他にもあったが、どれもメンバーのほとんどがデンマーク人であることが多く、活動もデンマーク語となるため、留学生は正直入り辛い雰囲気だった。何人かトライしていた日本人留学生もいたが、やはりデンマーク語の説明を周囲の学生に英訳してもらうことが多く、なかなか仲良くなりづらいと言っていた。しかしJapansk cafeは、デンマークについて気軽に学んだり、デンマーク人の友達を作る場所としては最適な場所であり、実際ここで多くの友達を作った。デンマーク人はシャイだったり時間をしっかり守ったりと、意外と日本人と似た部分が多くある、ということに、ここでできた友達を通して気付いた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で達成した最も大きなことは、自分の英語に少し自信がついたことである。留学以前は、「自分より英語ができる人はたくさんいるし、自分の英語は文法ミスも多いし、これで英語ができるなんてとても言えない」と思っていたが、この留学を通して、自分の英語が外国籍の人にも伝わる英語であること、また一度で完璧に伝わらずとも、何度も説明したり、よりその人にとって理解しやすい表現を探したりして、自分の意思を相手に伝えることの方が完璧な英語よりも大切なことである、ということに気付くことができた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後は、様々な国籍の人が話す英語の癖に慣れていきたい。デンマークではヨーロッパからの留学生が圧倒的に多く、英語が母語の友達はイギリス人くらいだった。加えてヨーロッパの言語は多様であり、それぞれの英語の癖もかなりバラエティに富んでいる。初対面で聞き取れずに何度も聞き返してしまうこともしばしばあった。全ての言語の癖に対応するのは難しいかもしれないが、様々なバックグラウンドの人と円滑にコミュニケーションをとれるようになるためには、今後身に付けていくべきスキルだと感じている。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 大学への出願は、全て大学から送られてくる専用サイトを通じて行った。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) ビザ申請は、現地の大学が出願を受理した後、同じ専用サイトからダウンロードできる。これを全て記入し、留学に必要なお金が十分にあると証明するための預金証明書、有効なパスポート、現地の大学の入学許可証、そしてダウンロードした書類の必要事項を全て記入したうえで、東京の浜松町にあるオフィスから申請ができる。このオフィスは予約が必須で、予約日から一番近くても1・2週間は先になってしまうため、早めに書類を準備して予約しておく必要がある。また、申請は全て完了しても出発日までにビザが手元に届かなかった場合、機内持ち込み荷物の中に現地の大学の入学許可証を紙で入れておくと良い。入国審査の時に事情を説明したところ、職員の人に留学することが認められている証拠を見せてくれと言われ、万が一の時のためにとビザ申請に必要な書類を全て手元に持っていた。それを見せたらあっさりとゲートを通してくれたので、持っておいて損はないと思う。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) HISの店舗まで直接足を運んで予約した。 (4) 渡航したルート イスタンブール・コペンハーゲン経由の羽田発オーフス行き(トルコ航空) (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) オーフス空港からは、フライトの到着時刻に合わせてバスが出ている。しかしそのバスが見つけ辛く、しかも初日は大学まで寮の鍵を受け取りにいかなければならないため、到着初日はタクシーで大学まで行った。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 最初の履修登録の際に、一緒に大学のハウジングオフィスから寮の申し込みのサイトのURLが送られてきており、そこから申し込んだ。個々の寮を選ぶことはできず、プライベートやシェアハウスなど、数種類ある寮のタイプを希望順に選び、その中で大学側が当てはまる寮を選び、その寮でいいかどうかの確認メールを受け取る。この確認に対して問題なければ最初半月分の寮費をサイト上で払う。もしここで寮に不満がある場合は、自力で他の場所を探す必要がある。ただ、一度入ってみて合わなかった場合寮の変更を申し出ることも可能なので、最初の寮は入っておいて損はないと思う。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 寮費は、寮の希望を出すサイトと同じサイトから、毎月1日を迎える前に払う必要がある。これを過ぎると、1日ごとに寮費支払い超過の手数料が上乗せされてしまうため、寮費の連絡が来たらなるべく早く払った方が良い。支払い方法はクレジットカードか現地のモバイルペイの二択である。設備や備品については、寮のタイプや新しさによってかなり幅があるため一概には言えないが、入寮時には綺麗に掃除されメンテナンスも行き届いた状態になっている。入寮から2週間以内に、寮の自分の部屋の状態についてのアンケートを提出し、もしそこで何か問題があれば、寮の変更や追加のメンテナンスもしてくれる。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 基本的にはかなり快適である。私の寮は掃除道具やキッチン用品もかなり充実していたし、基本的に乾燥している地域なので、バスルームだけ気を付けていればあとはカビなどもない。街中にはアジアンスーパーも多くあり、日本の食材も手に入れることが可能である。ちなみに海外でも有名なものでれば、近所のスーパーでもあっさり手に入ることもある。アドバイスとしては、規則正しい生活をなるべく心掛けるk10である。特に就寝時間と起床時間を決めておくと良いかもしれない。夏と冬とで日照時間が大きく異なり、夏は朝4時半に日が登って夜9時頃に日が沈むのに対し、冬は朝9時になって日が登り夕方4時半には日が沈んでしまう。この日照時間の差に苦しめられた留学生が多く、これに対してはなにか対策を講じて臨むべきかもしれない。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 基本的にはスーパーでもカフェでもクレジットカードで決済していた。現金を使うことも可能であるが、現金決済を断られる可能性が高いと思っておいた方が良い。ただ、クリスマスマーケットやフリーマーケットなど、ローカルなイベントや個人出店のお店ではクレジットカードが使えないことが多いため、そういった場所で買い物を楽しみたい場合は、現金を用意しておいた方が良い。もし現金を用意するのが大変であれば、クレジットカードやデビットカードで現金を引き出せるような設定にしておくと、いざという時にATMで現金を入手できる。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 日本でスマホをSIMフリーに設定したうえで、現地のスーパーでSIMカードを購入した。デンマークでは主にLycamobileとLEBARAの2つがあるが、圧倒的に後者をお勧めする。少し値段は上がるが、前者の方は何度か回線トラブルがあったのに対し、後者は一度もトラブルがなかった。また契約プランも様々で、私はデンマーク国外への旅行も考えていたため、EUローミングがあるプランで契約していた。契約プランの選択は、LEBARAであれば専用アプリ上で行うことができる。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパスにはかなり強いWi-Fiがあり、最初は大学のホームページからの設定作業が必要だが、一度繋げれば、キャンパスに入るだけでPCもスマホもタブレットも自動で繋がってくれる。街中にフリーWi-Fi等はなかったが、どこでもしっかりインターネットに接続することができる。寮では、共有エリアにはWi-Fiがあったが自分の部屋までは届かなかった。部屋にはLANケーブル用のコンセントのみしかなく、現地でWi-Fiルーターを購入し、それを設置して使っていた。スマホのインターネット契約がかなりリーズナブルで容量も大きいためそれだけで乗り切ることも考えたが、部屋の中では電波が微弱になってしまいなかなか繋がらなかったため、ルーター購入を決意した。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地で病院にかかることはなかった。デンマーク人に聞くと、そもそも病院にかかる人はほとんどおらず、風邪を引いて診断をもらっても、「寝てれば治ります」くらいの診断しかされないそうだ。日本人留学生で病院にかかろうとした友達がいたが、最終的に病院に行けたのは予約を取ってから1カ月後だったそうだ。 (5) 日本から持っていくべきもの 別の項でも少し書いたが、薬類、特に風邪薬は少し多めに持って行った方が良い。乗り物酔いしやすい人は酔い止めもあった方が、どこかに出かける時には便利だと思う。あと、私は目が良い方なので困らなかったが、普段コンタクトをしている友達は、コンタクトとコンタクトの洗浄液、そして何より目薬の入手に手を焼いているようだった。中には、わざわざ旅行先のドイツでまとめ買いした友達もいた。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 街の治安は非常に良かった。身の危険を感じるような出来事もほとんどなかった。ただ、金曜の夕方頃から学生も大人も皆、お酒の瓶を片手に街を歩きながら飲み騒ぐため、最初の3ヶ月くらいは金曜の夜が少し怖かった。しかし我関せずで歩いれば変に絡まれるようなこともない。街の中央にある鉄道駅周辺には少しホームレスもいるが、声をかけてくるようなこともなかった。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) どの寮も食事はついておらず、自炊が基本である。一食しっかり食べようと思うと、外食だと最低でも1500円ほど必要になるため、街のレストランで食べるようなことはほとんどなかった。唯一行っていたのは、鉄道駅の近くにあるStreet foodというフードコートのような場所である。様々な国の料理が比較的お安めの値段で食べられるため、授業終わりに友達と食べに行くこともあった。大学には大きな建物ごとに学食があった。基本的には量り売りで様々なスパイスを使った野菜料理がメインで、パスタやパン、サンドイッチなどはかなり限られていた。この量り売りがかなり安く、600円ほどでお腹いっぱいになるため、授業がある日に学食でお昼ご飯を食べることはよくあった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 基本的には、検索をかけてもあまり情報は出て来ない。デンマークで留学と検索をかけても、フォルケホイスコーレというデンマーク独自の学校の情報ばかりが出てくるが、まずはそういったところからデンマークに関する情報を集めた。あとは、noteというウェブサイトで、オーフスの街での生活をブログに書いている方を見つけて、その方のブログを読んだりしていた。地球の歩き方北欧編にも少し街の情報は乗っているが、あまり詳しくは分からない。一番生活の様子を想像しやすいのは、noteのブログだと考える。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 スーパーをはじめとするお店の閉店時間がかなり早い。私が住んでいた寮の近所のスーパーは、一番遅くても夜9時には閉店していた。鉄道駅に近いコンビニであれば夜11時ごろまで営業していたようだが、私の寮は駅までかなり距離があり、且つ日本のコンビニの様に商品が充実していないため、コンビニはほとんど使うことがなかった。また、日曜日やクリスマスなどの祝日には赤ないスーパーも珍しくないため、食料品を含む買い物は計画的に行った方が良い。あとは、別の項でも少し触れたが、金曜日の夜は街中の大人たちがそこかしこで飲み騒ぐ。ビールのボトルを片手に大声で話しながら街中を歩く集団も全く珍しくない。始めのうちは少し怖く感じるが、暴力的になるような人はいないし、寧ろバーやパーティーに参加すれば新しく友達を作るきっかけにもなる。私は、これも一種の異文化体験だと割り切って、楽しむときは楽しみ、そうでないときは、金曜日の夜はあまり外出しないようにしていた。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 進学はせずに就職する予定である。業種は特に決まってはいないが、人の人生を豊かにできるような仕事をしたいと考えている。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 現地では、ほとんど就職活動はしていなかった。ただ、帰国と同時にインターンの募集や応募が始まる時期だったため、どんな業種があるのかを調べたりはしていた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学経験を前面に押し出した就職活動をする予定はない。ただ、自分がこの留学で得た異文化体験やそこから学んだ気づきなどを活かした仕事ができたらと考えている。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 分からないことや不安なことも多いと思うけれど、何よりまずは飛び込んでみることが大切だと感じた。自分が動かないとそもそも留学に行く権利すらゲットできない。努力の末に留学を掴んでも、部屋に閉じこもっていては友達もできないし語学力だって伸びない。何事もまずは飛び込んでみて、自分で経験してみることが大事だ。それで自分だけではどうにもならなくなったら、周りを頼ればいい。どうしたって自分だけでは解決できないことはある。周りの友達や先生、場合によっては日本の家族を頼ることもあるかもしれない。でも、自分に頼れる人がいることはすごく有り難いことだし、同時に自分自身の宝でもあると思う。頼るべきところは頼りながらも、自分で飛び込んで沢山冒険をすることが、充実した留学経験を作るための重要なキーポイントだと考える。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 36,069 | 750,188円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 288 | 5,990円 |
交通費 | 17,984.91 | 374,063円 |
通信費 | 1,336.6 | 27,800円 |
食費・その他 | 43,927.31 | 913,631円 |
小計 | 99,605.82 | 2,071,672円 |
航空券 |
252,970
円
|
保険 |
149,323
円
|
ビザ関連費用 |
7,000
円
|
その他 |
20,000
円
|
合計 | 2,500,965 円 |
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