留学成果報告書 2023-07
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
インドネシア語専攻
留学期間
2022-08-01 ~ 2023-07-31
留学種別
交換
総括編
ブディダルマ大学に留学して感じたこと

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年  →2014年 ・設置学部  →Faklutas Sosial dan Humaniora(社会・人文学部) Fakultas Bisnis(ビジネス学部) Fakultas Sains dan Teknologi(科学テクノロジー学部) (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳)  Fakltas Sosial dan Humaniora(社会・人文学部)  Sastra Inggris(英文学) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など  基本的には社会人文学部の授業を履修します。他の学部の授業も希望する場合は先生と要相談です。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 社会人文学部の科目を履修可能です。新学期に生徒用のホームページで自分の履修科目を確認できます。もし、もっと授業を履修したい場合は、担当の先生に相談すれば授業数を増やしてくれます。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 神田外語大学以外から留学生はいませんでした。そのため、基本的にはBIPAの授業は神田外語大学からの留学生のみです。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISと同様、1学期の間に中間テストと期末テストがあります。そして、インドネシア語の講義科目ではレポートを書く形式が多かったです。英語の試験は、紙媒体で回答する形式でした。インドネシア語と英語の授業に共通して、プレゼンテーションがありました。わからない場合は周りの友達や先生に聞けば教えてくれます。1番負担が大きかったのはレポートを書く試験です。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時には、日常生活をサポートしてくれるアシスタントの方、大学の先生(特に授業をたんんとうしてくださっている先生または、同じ学部の先生)、Rektorat(大学の執行部)の人たちに相談することができます。アシスタントの方には、コスで水がなくなった時に買い出しに行ってくれたり、コスを探したりしてくれます。先生方は授業でわからないところがあった場合、聞きに行くと教えてくれます。大学の執行部の方達は、主にビザや滞在手続きについてサポートしてくれます。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容)  インドネシアに到着してから約1週間は、授業のお試し期間という形でいろいろな授業を受けました。もし難しすぎたりした場合は、伝えれば変えてもらうことも可能です。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は自分では行いませんでした。学部の先生方が決めてくれます。SIMAというブディダルマ大学の生徒用ホームページで自分の履修科目を確認できるので、もっと授業を増やしたい等の要望を伝えれば変えてもらうことができます。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 なにか自分で決めて行動に移したいとずっと考えていました。私はなにか始める際、周りの人がどのようなことを見てから始める事が多いです。しかし、そんな自分を変えたいと思ったため、留学を決意しました。 (2) 留学先を選んだ理由 第2希望の大学に留学する予定でしたが、その大学の受け入れができなくなり、急遽他の大学から選ぶことになりました。三年生のときにまた再チャレンジしようか迷いましたが、現地の生活をより知ることができるのではないかと思ったため、ブディダルマ大学を留学先に選びました。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学前には、教科書の例文を覚えたり、問題を解いたり、今までの授業で使った教材などで復習しました。もっと日常で使う道具の単語を勉強すればよかったと思いました。また、曜日や数字をスムーズに言えるよう練習しておけばよかったです。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学前、現地についてからいつ日用品を揃えることができるのかわからず不安だったため、シャンプーやリンスなどを準備しました。ですが、コンビニなどですぐに買うことができたので、小さめのものを持って行って代わりにもう少し日本食を持っていけば良かったと思いました。また、自分の好きな洗顔料やクレンジングなどは持って行った方が良かったなと思いました。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) まず複数の同じ授業をとっている友達と仲良くなりました。授業が終わった後食堂でご飯を食べたり、休日遊びに行ったりすることが出来ました。 また、KUISに留学していた先輩と大学内でお会いして、バドミントンをしたりしました。体を動かす機会があまりなかったのでバドミントンをすることができよかったです。 その他には、違う学部のアシスタントの方と交流がありました。他学部の先生が、学習面で困らないようにと紹介してくださった方でテストの時に教えていただいて仲良くなりました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 特に現地学生と一緒に受けている授業では、わからない部分は自分で聞きに行かないと教えてもらえません。BIPAの授業もわからないと言えば優しく教えてくれます。そして、授業を担当している先生にもよりますが、テスト範囲が授業内に教えてもらえないことがありました。特にBIPAの授業です。その時は、Whatsappやテスト前の1週間休み(Minggu tenang)を使って聞くといいと思います。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) バドミントン:KUISに留学していたブディダルマ大学の卒業生に相談し、その卒業生のかたがやっているバドミントンチームに誘っていただき参加しました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 身体を動かせる機会があると、いいリフレッシュになりました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で達成した大きなことは、自分の考え方を変えられたことです。留学前までは、物事を楽観的にとらえることができず、「なんとかなる」「大丈夫」という言葉が苦手でした。しかし、留学を通してなんとかなると思えるようになったと思います。それは、「まずはやってみよう」と悩むより行動に移すことが大切だと気がついたからです。やらずに後悔するのは一生ですが、決めることは一瞬です。やってみないとわからないこともたくさんあります。物事を前向きに考える事ができるようになったのはとても良かったと想いました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 私は話すことよりも書くことのほうが好きでした。しかし、書くことばかりだと話す際に日常会話で使うような単語ではなく、少し堅い単語を使うことになってしまいます。そのため、MULKなどで話すことを大切にしていきたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 大学に聞きたいことがある場合は、メールなどで聞くことができます。なるべく早くに行動した方がいいです。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 日本からインドネシアに行く際のビザはブディダルマ大学に手続きを行っていただきました。 私が留学した際は、インドネシアに入国してから一ヶ月以内に近くにある入国管理局(Imigrasi)へKITASの取得のため行くよう空港で教えてもらいました。その期限を過ぎてしまうと、罰金になってしまいます。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) シンガポール航空を利用しました。行くときは知りませんでしたが、学割があるので学生証を送り申請すると値段も安くなり、預けられる荷物も増えました。 (4) 渡航したルート 成田国際空港→チャンギ空港(シンガポール)→スカルノハッタ国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) ブディダルマ大学のバスで空港から移動しました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) ブディダルマ大学には寮がないため、予め複数のコスを探してくれていました。その中の一つから選びました。引っ越しをしたい際には、mamikoというアプリが便利です。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 費用は毎月、大学のアシスタントの方に現金を渡し、その現金をアシスタントの方の口座に入金して、大家さんの口座に送金する形でした。キッチンは共用でいくつか調理用具もありました。トイレとお風呂は部屋の中にあります。シャワーではなく、桶に水を貯める形でした。基本的に夜から朝には警備員さんがいました。こすに入るためのカードキーもあったので安心感がありました。お昼ごろには、共用スペースを掃除してくれる人がいます。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 体調を崩したときのために、必ず薬と簡単な調理で作れるものは持っていったほうがいいと思います。私の滞在したコスは冷蔵庫がなかったため、食品を買い込むことはできませんでした。また、お湯も出なかったです。滞在先の生活に慣れない場合は引っ越すのが一番だと思います。その他には、特に夜、蚊が多かったです。コンビニでVAPEも売っているので、買うのがおすすめです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現地では、大学に設置されているATMから現金を引き出していました。お金が足らなくなった場合は、両親に口座に入金してもらっていました。特にジャカルタなどの都市部は、カードしか使えないお店もあったので、持っていったほうがいいと思います。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 現地ではSIMカードを空港で購入しました。ギガがなくなったり、期限が切れた際には、購入したSIMカードのお店のアプリ内でギガを購入できます。インドネシアでは長期滞在者は、IMEI登録をしないと入国してから3ヶ月後に使えなくなります。空港で手続きもできますが、私の場合、SIMカードを購入したXLという携帯会社で3ヶ月毎にIME登録をしてもらっていました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 大学とコスではWi-fiを使用することができました。街中でのインターネットのつながりやすさは特に問題がなかったです。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地では、日本で受けきれなかったワクチンを受けに行きました。その際は、大学の保健室の先生に手伝っていただき、ワクチンの予約をしました。病院までは先生が送り迎えをしてくれました。ワクチン以外では、病院には行きませんでした。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬、日本食 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 道端でお金を欲しがる人がいます。その際は断って大丈夫です。また夜は一人で出歩かず、なるべく家にいるようにしました。周囲には野良犬や野良猫が多いので、むやみに触ったり、近づいてきたときに走ったりしないほうがいいです。 (7)食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学に食堂があったため、基本的に平日は大学で食べていました。休日は大学の食堂が開いていないため、周囲のお店へ買いに行っていました。たまにアプリを使って食事を頼んだりもしていました。ものによりますが、だいたい120円から150円ほどでご飯を食べられます。外食の場合はもっと高いです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 現地の情報はネットやから入手していました。その他には大学の友達に聞いたりしていました。 (9) 特筆すべき文化や慣の違い、気を付けるべき点 インドネシアでは左手を使って物を渡したり、挙手をするのが礼儀正しくないとされています。現地の人は もし左手でなにかする際、Maaf tangan kiri.と言っていました。そのため、何かを渡したりする際は必ず右手を使って渡した方がいいです。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) インドネシア語を使用できる仕事に着きたいと考えています。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) インドネシアでは神田外語大学が開催しているセミナーなどに参加していました。また、マイナビのアプリを使って就活の準備を始めました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学経験を仕事で活かすためにインドネシアに支店がある会社に勤めたいと考えています。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 1年間は長いと感じるかもしれませんが、いざ過ごしてみると一瞬で過ぎ去ります。この留学をどう過ごすのかは全て自分次第です。頑張ることも大切ですが、休むことも同じぐらい重要です。まずはきちんと自分の体調管理をすることが大切です。

留学費用
インドネシア ルピア
0.0096円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 18,700,000 179,520円
水道光熱費 2,100,000 20,160円
学費・教材費 787,000 7,555円
交通費 5,393,000 51,773円
通信費 1,053,500 10,114円
食費・その他 53,574,500 514,315円
小計 81,608,000 783,437円
航空券
110,000
保険
100,000
ビザ関連費用
50,000
その他
100,000
合計 1,143,437 円