【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1960年 ・学生数 総学生数:4,770 人 全日制(フルタイム)学部生:4,600 人 大学院生:170 人 ・設置学部 Foreign Trade Economics Business English Business Administration Basic and Fundamental Economics Social Science and Human Studies ・その他 2セメスター4ピリオド制 (1セメスター2ピリオド ×2) ピリオド毎に履修登録あり (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) 留学生は所属学部の指定なし (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など Highquality, Advancedの授業から履修 1 semesterにつき、最大8教科(24単位)履修可能 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか Highquality, Advancedの授業であれば自由に履修可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 留学生向けのベトナム語講座が開催された。(履修の必要なし、希望者のみ、単位なし) 1週間に何度か開催されるため空き時間に参加可能。突然キャンセルされる可能性あり。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 基本的に時間にルーズで雰囲気も柔らかい。 留学生は1セメスターにつき30人〜50人ほど。フランスと日本の留学生の受け入れが特に多い。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 成績評価の方法は、出席、中間試験、期末試験がほとんど。 基本的に中間試験はグループワーク(プレゼン)、期末試験は筆記試験。 筆記試験の点数配分は、選択肢問題6割、筆記問題4割で構成されることが多い。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時は本学の国際戦略部に相談するのが一番です。 怪我や病気をした時に保険会社に連絡すると、自動的に大学に連絡が入ります。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業が始まる前の週にオリエンテーションがあります。他の留学生と仲良くなれるとても良い機会です。 このタイミングでバディとの顔合わせもあります。 ただ、1年間留学する人たちは2セメスター目のオリエンテーションには参加できません。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) ピリオドが始まる前に大学から配布される授業のリストを見てGoogle formまたはメールで登録します。 但し、留学生は授業開始日から1週間のトライアル期間を設けられているので、好きな授業に自由に参加できます。 第1週の週末に最終的に履修する授業の授業名とコードをメールでFIOに送ると履修が確定されます。 この時に、変更する授業だけでなく、履修する授業全てを記載しないと登録されないので注意が必要です。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 自分が海外でどこまで通用するかを試したかったから。 (2) 留学先を選んだ理由 英語圏以外でも留学はできると考え、証明したかったため。 専攻に沿った学習がしたかったため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 経済学について軽くでも学習しておくと良いと思う。(経済学の基礎知識がないと理解ができない授業がいくつかあったため。) 母国と留学先の国の文化、政治、経済についての学習。特に日本については、授業で聞かれることが多いため、説明できる程度に理解しておくと良い。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 家族にもパスポートを用意してもらう。緊急時に渡航してもらうことができるため。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) オリエンテーション、授業、友人を介して仲良くなることが多かった。 留学生同士で集まって食事をしたり、大学側が留学生向けにたくさんイベントを開いてくれるため、積極的に参加するとより交友関係を広げることができる。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 学生が主体となって学習するのではなく、講義形式の授業が多い。そのため、復習をしていれば試験で点数を落とすことは少ない。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと (9) 留学で達成した最も大きなこと 様々な予期せぬ事態を通して、問題解決能力が鍛え上げられた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか どんな学問でも普段の生活や他の学問、時事問題などに結びつけて学習。 日本と諸外国を比較したり、接点を見出したりする学習。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) FTUの担当者が全て手配してくれ、それらに従うだけなので簡単です。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) FTUが申請のための書類を配布してくれます。 空港に着いたら、申請書と必要な書類等を提出するだけで取得できます。 申請の際には現金(VNDかUSD)が必要なので日本の空港で予め用意すると良いです。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ベトジェットエアのwebサイトから直接購入すると比較的お得に購入できます。(日本語対応) (4) 渡航したルート 成田空港からノイバイ空港までの直行便 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港にはたくさんのタクシーが停まっていますが、値段を上乗せさせられることがあるためGrabを使用すると良いと思います。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学から配布された住居リストはあまり参考になりませんでした。 現地で実際に物件を見てから契約したかったので、住居を決めずに渡航しましたが、かなり苦労しました。 最終的には、友人の紹介でアパートを契約しました。 別の友人によるとハノイのトビラというサイトが良いそうです。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 現地の口座を開設しなかったため、現金払いでした。 外国人むけのアパートだったので、設備はとても綺麗で備品もかなり揃えられていました。 週に1回クリーニングサービスがあり、虫もほとんどいません。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) ベトナムは湿気が強く、ゴキブリや蚊だけでなく、ダニなど小さい虫も発生しやすいため、室内用の殺虫剤を持参すると良いです。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) デビット一体型のキャッシュカードとクレジットカードを使用していました。お店によってはVISAが使用できないところもあるため、数種類のカードを持っていくと良いです。 ローカルなお店は現金払いかQR決済なので、現金も必要です。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 空港でSIMカードを購入し、毎月バディにお金を渡してデータを購入してもらっていました。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) どこも繋がりづらいです。特にキャンパス内は非常に電波が弱く、授業にならないこともありました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) デング熱に感染した時は、東京インターナショナルクリニックとハノイフレンチ病院にかかりました。 どちらも非常に丁寧な対応で、クリニックは日本語、フレンチ病院は日本語と英語で対応してもらえました。 現地でかかった医療費は全て保険で賄うことができました。 (5) 日本から持っていくべきもの ハンディファン、スマホホルダー、殺虫剤、日本食 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) そこまで危険な治安状態ではありませんが、ぼったくりやスリは日常茶飯事です。友人は大学近くでスマートフォンのひったくりを目撃したそうです。私は通りすがりの人に暴力を振るわれました。 そのため、いつどこでどんなことがあるかわからないことを念頭に生活する必要があります。 スマホにはホルダーをつけたり、防犯ブザーなど防犯グッズを持ち歩いたりして各自で対策する必要があります。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学近くには手頃な値段の食堂がたくさんあります。割高ですがGrabも非常に便利です。 私のアパートには炊飯器と電子レンジが備わっていたため自炊して生活していました。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 現地に関する情報はwebサイトやSNSで簡単に入手できます。バディやハノイに行ったことある方に聞くのも良いと思います。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 衛生環境は劣悪です。バイクの排気ガスが多く、家庭ゴミや動物のフンが道に散らばっているため、街の空気はとても汚いです。喉を壊してしまう人もいるためマスクをする必要があります。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 特になし (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 学んだことは最大限に活かしたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 多くの人が言うように、留学は楽しいことばかりではありません。ですが、人生の大きな経験の一つになることは確かです。有意義な留学になるように、困難を乗り越えてぜひ素敵な思い出をたくさん作ってください。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 71,800,000 | 437,980円 |
水道光熱費 | 3,783,500 | 23,079円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 4,483,000 | 27,346円 |
通信費 | 750,000 | 4,575円 |
食費・その他 | 32,432,000 | 197,835円 |
小計 | 113,248,500 | 690,815円 |
航空券 |
90,000
円
|
保険 |
159,265
円
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ビザ関連費用 |
15,000
円
|
その他 |
30,000
円
|
合計 | 985,080 円 |
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