日本では新学期が始まる一方で、FTUではSpring Semesterの第二ピリオドが、今月の中旬から始まりました。 もちろん、新学期を応援する鮮やかな桜などありません。ハノイは春を通り越して真夏になりました。 4月下旬の時点で、気温は40度を超えております。 さて、今回はハノイ、そしてFTUについて、9ヶ月に渡って生活してきた私の意見を述べていきたいと思います。これまでなるべく避けてきましたが、酷評も含みます。 まずハノイ全体については、カオスの一言です。想像してみてください。大量のバイクと車が、道を隙間なく、我先にと争うように道路を駆け抜ける場面を。さらにその間を歩行者が平然と横断する状況を。歩行者優先なんて言葉はこの国には存在しません。そしてみんな頑固です。特に女性(というよりおばちゃん)。物売りのおばちゃんの押し売りが本当にすごい。そして彼らの多くは、夜中22時までは爆音で音楽をかけて騒いでもいいと思ってます。そして朝の6時には老男女のラジオ体操のような踊りの爆音で起こされます。近所迷惑という言葉も存在しないみたいです。私の知り合いは近所のおじさんが夜2時までカラオケをしていると言っていました。あと、ごみの収集やインフラが整備されていないため、臭いです。大気汚染が酷すぎて胸いっぱいに息が吸えません。 ここまで聞くとベトナム人は自己中心的と思いますよね。確かにそうなのですが、嫌いになりきれない部分もあります。それは、彼らは本当に人情が厚いのです。友達を家族はとても大切にします。若干お節介な時もありますが、困っているときは知らない人でも必ず助けてくれるし、すぐに友達になってくれます。日本人だとわかると日本大好きだよと言ってくれます。料理も美味しいもので溢れています(人によりますが私は大好きです)。これだからベトナムは嫌いになりきれません。 次にFTUについてですが、こちらもカオスです。まず履修登録の際に、シラバスがありません。これからFTUへの留学を考えている人は、科目名と勘で授業を選びましょう。ただ、それぞれのピリオドの第一週目は留学生のみ、お試しで授業に参加して、その中から選ぶことができるので、そこまで致命的な問題ではありません。 私がFTUに対してキレたのは、ピリオド開始の前日の夜中に、授業の大量キャンセルの通知がきたことです。キャンセルというのは、講義が開講されないということなのですが、FTU様は、このような大事な連絡をギリギリに、または授業日当日にお知らせしてきます。教室に行ったら誰もいない or 先生がいつまでも来ないというのはザラです。キャンセル自体は留学当初からあったため、慣れてはいたのですが、今ピリオドは前日の夜に連絡されたこと、通常の倍以上の授業が急にキャンセルになったことで、さすがにキレ散らかしました。FTU生も怒っていました。 FTU生の多くは、大学に対して不満をたくさん抱いているようで、大体の学生がFTUから抜け出すために、そしてより良い教育を受けるために、在学中の留学や、海外の大学院を目指しているそうです。ちなみに、私たち留学生も同じ意見を持っています。特に元の大学でビジネス系を専攻をしている人の中には、授業の質に対して疑問や不満を抱く人も何人か見られました。そして、少なくとも私は、ベトナムに残りたい、FTUでもっと勉強したいと言っている留学生をほとんど見たことがありません。ただ、私の意見としては留学生は留学生で、旅行や遊びに時間を費やす人が多いと感じました。FTU側も留学生の出席には少し目を光らせていたような気がします。私は、多少不満はありましたが、貿易や経営、マーケティングなどビジネス系の学問はほとんど知識がなかったため、FTUで学ぶことができてよかったと思っています。授業の選択肢がたくさんあったため、どの分野が自分に合っていて、どの分野が合っていないのかを知ることができました。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 6,960,000 | 43,152円 |
水道光熱費 | 700,000 | 4,340円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 250,000 | 1,550円 |
通信費 | 100,000 | 620円 |
食費・その他 | 1,500,000 | 9,300円 |
合計 | 9,510,000 | 58,962円 |