留学成果報告書 2024-08
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
4年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2023-09-01 ~ 2024-08-31
留学種別
推薦
総括編
かけがえのない1年間

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1961年 ・学生数 14142名 ・設置学部 Art, Design & Communication Business, Hospitality and Tourism Education & Human Services Health, Wellness & Fitness Humanities & Social Sciences ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Hospitality & Tourism (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 学部関係なくすべて履修できます ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 有料で履修可能 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか あった (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 留学生はとても多いです。私が所属していた学部(Hospitality & Tourism)は特に日本人は多めでした。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 先生によってテストの実施方法や課題の重さは異なります。KUISに比べて比較的課題などは軽めだったと思います。期限内に出すことが難しいときは、先生に相談すれば対応してくださる臨機応変な先生方が多いです。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか どの先生も相談に新味に乗ってくださる方が多かったです。先生だけでなく友達ももちろん、留学生向けの部署、ISP(International Students Program)のスタッフの方々も履修に対してのアドバイスなど親身になってくださいました。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 留学生向けにありました。お昼にはピザなどが出たり、様々なアクティビティもあったため楽しかったです。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録はCanvaといツールを通じて行います。KUISと同様に、自分で取りたい授業を調べて選択して履修します。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 もともと長期留学を経験したかった、またネイティブの環境で英語を学び、環境をがらりと変えることで自分自身を成長させたいと思ったからです。 (2) 留学先を選んだ理由 将来サービス業界で働くという夢をかなえるためにカスタマサービス、Hospitalityについて学びたいと思い、ハイラインカレッジには、ぴったりの学部があったからです。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 行く前は特にある程度英語の勉強をもっとしておくべきだったと思います。アメリカに行って最初は、友達の話す英語の速さに挫折しました。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) もう少し貯金をすべきだったと思います。長期間日本を離れるからと言って、私は渡米前にお金をたくさん使ってしまいましたが、円安だったこともあり金銭面はきつかったです。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 最初はKUISから先にハイラインカレッジに行っている友人がいて、その子たちを通じて知り合った子たちが多かったです。そこからどんどん仲良くなりました。また寮に住んでいたのでルームメイトと仲良くなったり、コミュニティを広げやすかったのもあります。寮内で開かれるイベントには多く参加したり、学外のボランティアにも積極的に参加して学外でもコネクションを作るようにしていました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 日本よりは全体的に緩いなと感じました。遅れてくる子も当たり前にいるし、食べ物を食べながら授業を受ける子もいました。(先生によって許可しない人もいます) 先生方も接しやすい方が多く、困ったことがあったら親身に助けて下さいました。 学部的に留学生が多く、色々な国から来た子たちと友達になることもできました。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) ボランティアにはとても多く参加しました。学部の先生が、ボランティアの機会があるとメールでお知らせしてくれます。メールに記載してあるグーグルフォームで応募するような形です。カレッジの近くに地域で開かれるイベントのボランティアがほとんどで、大きなボランティアだとノースカロライナ州(シアトルとは真反対の州)に行ってイベントにボランティアとして参加するものにも参加しました。 また、シアトルのダウンタウンにある日本文化会館でのボランティアもありました。そのボランティアはISP(International Students Program)がメールでお知らせしてくれます。そのほかにもっとボランティアの機会を知りたい場合は、ISPに聞けば教えてくれます。 また私の中で一番大きかったボランティアは、近くにあるシアトルタコマ国際空港でのボランティアです。内容としては、空港内のインフォメーションデスクに座って質問に答える感じです。英語力向上にももちろん繋がりますし、空港で働きたい人には特におすすめだと思います。このボランティアに参加したい場合も、ISPに聞く必要があります。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと とにかくコミュニティが広がります。同年代の方だけでなく、年がだいぶ離れた方々とも出会うことができて、色々なお話ができていい経験になりました。英語もたくさん話すことができるし、積極的に自分から課外活動に参加することは大切だと改めて感じました。 (9) 留学で達成した最も大きなこと まずは全力で楽しむことができたことです。勉強ももちろん大切ですが、たくさん友達を作ってその人たちと一緒に留学生活を楽しむことも大切だと思います。 また、自分の進路をしっかり見いだせたことも達成したことの1つです。留学当初は、就活生だったこともあり留学しながら、こっちである程度面接を進めておいて、帰国後最終面接を受けて内定をもらい、卒業して就職、という計画でいました。ですが、アメリカの学校でディグリーを取れば最大1年間アメリカで働くことができる制度があることを知り、友達に背中を押されたことでその制度を利用することを決め、就活を辞めました。とても大きな決断でしたが、しっかり自分の将来に向けて決断できているなと実感しました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか もちろんですが英語はもっと上達させます。また、空港で働くため色々な国からいらっしゃるお客様もいます。第2言語として中国語やスペイン語を身に着けたいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 自分がカレッジに行って具体的に何を学びたいかなどを明確化させておいた方がいいと思います。そのためには、自分が行きたいカレッジはどのような学部があってどのようなことを学べるのかなど、下調べが必要だと思います。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 取得までは2、3週間かかります。都内の日本大使館に行って面接を受けなければいけないのですが面接の予約枠は限られているので余裕をもって申請することをお勧めします。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 航空券はANAを利用しました。神田から往復で航空券を買うよう指示があるので、往復で購入しましたが、私は1年間の留学でチケットを買う際に、1年後の帰国日を指定することができなかった(先過ぎて)ので、とりあえず最大で選択できる日を帰国日として指定して、帰国日が近づいたら予約変更で日付を変更しました。(手数料は帰国する曜日によって変動しますが、2万円ほどかかります) (4) 渡航したルート 羽田空港からシアトルタコマ国際空港まで直行便で行きました。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) カレッジの方が出迎えてくださいました。空港は寮から車で15分ほどのところにあります。着いた日は、タクシーで寮まで行き、後日タクシー代はカレッジから返済されました。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) カレッジには寮があります。寮には渡米の1,2か月前に申し込んだ記憶があります。カレッジ側から契約書のPDFをメールでもらい、サインしてメールで送っていました。寮費は (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 寮は4人部屋と2人部屋があります。私は4人部屋に住んでいて、部屋には共有にキッチンと2つのバスルーム、4つの個人部屋があります。キッチン用品は自分で買いそろえないと無いです。私の場合は、ルームメイトが炊飯器などを持っていたので一緒に使わせてもらっていました。 バスルームもトイレットペーパーなど自分で買わないと無いです、支給はありません。 有料(1回1.5ドル)の洗濯機と乾燥機は各階にありますが、たまに壊れて使えなくなることがあります。 リビングルームにはファンがついていますが、エアコンはついていません。なので、夏は気候的に湿気はないですが暑いです。 ヒーターはリビングにも個人部屋にもあるので冬は暖かく過ごせます。 電気や水道を使いすぎると超過料金を取られるので気を付けてください。 寮には屋上もあって、夕焼けの時は特に景色が綺麗です(写真↓)。空港が近いので飛行機も頻繁に飛んできます。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 寮費は高かったですが、寮での生活はとても楽しかったです。寮ではイベントが様々開かれるので、コミュニティを広げられるし、参加したほうがいいと思います。 基本的に物はすべて現地でもそろいます。バスで5分くらいのところに1番近いスーパーもあるし、歩いて5分のところには薬局も1ドルショップもあります。バスで20分くらい行くとアジアンスーパーもオーガニックのものが売っているお店もあります。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 現金はほとんど使わず、カードで支払っていました。日本から3枚ほどカードを持って行って、食費用と娯楽用に分けていました。海外ATM対応で現金を引き出せるカードを持っていくことをお勧めします。 また現地でも口座を開いてカードを作りました。友達とお金の貸し借りをした際に、ドルで返金したりできて便利です。海外ATMで引き出せる日本のカードからドルで引き出して、アメリカのカードに振り込んでいました。手数料はかかってしまいますが、日本の口座からアメリカの口座に振り込むよりは安かったと思います。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) カレッジが留学生向けに推奨していた、eSIMのミントモバイルを使用していました。SIMカードを取り出す必要がなく、アプリをインストールしてケータイの設定でミントモバイルに切り替えるだけですぐに使えます。アメリカの携帯電話番号も発行してくれるので便利です。場所によっては回線が弱いときもありましたが、十分に使えます。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 寮にWi-Fiは完備されています。十分に使えました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 留学中に病院に罹ったことはなかったです。 (5) 日本から持っていくべきもの 女子の皆さんは生理用品は日本から持ってくることをお勧めします。私はアメリカ製を使ったことはありませんが日本製の方がいいとみんな言っていました。 アメリカ製の薬は個人的に効きは良かったですが、飲み慣れている薬も持ってきてもいいと思います。 シアトルの夏は湿気がなく過ごしやすいですが暑いに越したことはないです。寮の部屋にエアコンはないので小型扇風機など持ってくることをお勧めします。 冬は雨が多く寒いです。たまに雪も降ります。冬服は厚めのものをお勧めします。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 寮の近くにはドラッグのお店があったりホームレスがそこらへんで寝ていたり治安がいいとは言えません。昔は近くで銃撃事件もあったと聞くので、夜に1人で出歩くなどは絶対にやめた方がいいです。夜に少人数で出かけるのもできるだけ避けた方がいいと思います。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) キャンパスにも学食はないですし、寮から食事が出ることはないです。なので基本自炊です。キャンパスにカフェはいくつかありますがまあまあ高いので毎日食べていると破産すると思います。 外食も私がいたときは円安だったので基本日本人にとっては高いです。ラーメン1杯2000~3000円はします。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 私が現地に行くより先にKUISから友達が同じカレッジへ行っていたので、その子たちに現地情報は聞いていました。あとはインスタグラムなどでおすすめのレストランなどは調べていました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 ハイラインカレッジは色々な国からの留学生が多いです。その分、色々な宗教や文化を持っている子たちも多くいます。特に宗教は私たち日本人にとってあまり身近ではないため、珍しく感じるかもしれませんが、アメリカでは普通です。国が違うため、日本と異なる点の方がもちろん多いです。そういった文化も受け入れ接していくことが大切だと思います。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 現在4年生ですが1年間休学してシアトルに戻り1年弱程度インターンシップをする予定です。アメリカではアメリカの学校でディグリーやサーティフィケーションを取れば最大1年間、学生ビザのままアメリカで働くことができる制度、OPT(Optional Practical Training)があります。私はそれを利用して、寮の近くにあるシアトルタコマ国際空港のANAでグランドスタッフとして働く予定です。それを終えた後、神田外語大学に復学し卒業して働く予定ですが、日本で働くか、海外で働くかはまだ決めていません。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) OPTをやると決める前は、就職活動は現地で進めていました。オンライン企業説明会に参加したり、神田外語大学のキャリアセンターの方にオンラインでESを添削していただいたり、企業の方にも実際にオンラインで面接をしていただいていました。全企業がオンラインで対応してくださるわけではないので、自分から自分の今の状況を説明し、交渉していました。最終面接はお会いしたいと言ってくださる企業様もいらっしゃったのでその場合は帰国まで待っていただく交渉もしました。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか もちろん英語は最大限に活かします。せっかく習得したスキルを活かさないのはもったいないです。また適応能力やコミュニケーション力も活かしたいです。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 、日本と全く異なる文化を持つ国に行くことは簡単ではなく、留学中にもちろん挫折やストレスを感じることもあると思います。そんな時に支えてくれるのは、現地の友達だと思います。私も実際にたくさんの現地で会った友達に支えられて、この1年間を乗り越えることができました。勉強も必要ですが、友達とたくさん色々なところに行って仲を深めるのも大切だと思います。楽しむことを第一に、頑張ってください。

留学費用
アメリカ ドル
143.947円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,080 443,357円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 1,230 177,055円
交通費 0 0円
通信費 30 4,318円
食費・その他 12,800 1,842,522円
小計 17,140 2,467,252円
航空券
200,000
保険
130,000
ビザ関連費用
100,000
その他
900,000
合計 3,797,252 円