月次報告書 2024-03
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2024-03-01 ~ 2024-06-30
留学種別
交換
生活編
嶺南大学校1ヶ月目

緊張しながらも新鮮な気持ちでやってきた大邱での暮らしももう1ヶ月以上経ちました。外国で暮らすのは初めてなので不便に思うことも多く試行錯誤しながらも、それが留学の醍醐味でもあり毎日ワクワクしながら韓国での生活を楽しんでいます。 滞在先 大学の寮を申請して滞在しています。寮はたくさん棟がありますが、留学生用の寮があり他の国から来た交換留学生や語学堂の留学生もいます。部屋は2人部屋で、神田外語大学から一緒に行った友人と同じ部屋に決まりました。キッチンや洗濯機も共用部分にあるので生活する上ではあまり不便はしていません。門限が12時半と定められていますが、外で遅くまで勉強したい時は24時間空いているスタディールームがあるので便利です。寮の周りにはコンビニや小さなカフェしかなく、20〜25分ほど歩かないと買い物に行けないのが少し不便です。 食事 韓国は辛いものが多いことで有名ですが、私は辛いものがあまり得意ではないので留学に来る前は食事が少し心配でした。しかし、クッパやキンパなど辛くない料理もあり、日本料理のお店も多くあるので大丈夫でした。日本とは辛さの基準が異なるため「辛くない味」でも少し辛味はありますが、だんだん慣れて少しの辛さは食べれるようになりました。 この1ヶ月は留学生での集まりや、大学でできた韓国人の友達との付き合いが多く外食がほとんどでした。何もない日はフライパンで簡単におかずを作って食べたりしていました。 学食は5000ウォンほどの学生食堂と7000ウォンの職員食堂があります。学生食堂の味は普通です。 通学 寮は学校の近くにはありますが、嶺南大学校自体がとても広く、さらに文系の講義室や留学生用の講義室は理系の講義室より遠くにあるので、毎日20〜25分ほど歩かなければなりません。しかし校内バスがあるので時間が合う時はよく利用しています。 クラス 韓国語の授業や留学生専用の授業、学部授業をそれぞれ受けています。留学生専用の授業はすべて英語で進み、毎週大きな課題があるので大変ですが、内容が興味深く、また英語をもっと勉強したいと感じるきっかけにもなるので挑戦して良かったなと思います。学部授業も普段は韓国人に向けて行う授業なので教授が話す速度も早く、聞き取るので精一杯ですがだんだん理解できるようになっていると思います。韓国語は神田外語大学での2年間で基礎的なことは学んだので、その知識を使ってよりレベルの高い学習がしたいと思い、プレゼンテーションの授業とメディアを使って学ぶ授業を選択しました。韓国語の授業は語学堂の学生も一緒に受けるようで、韓国人の先生も理解しやすいようにゆっくり進めてくださっている様子です。 課外活動 嶺南大学校のプログラムであるbuddyプログラムとLPPプログラムに参加しました。LPPプログラムは参加するために計画書を書いたり面接を受けなければなりませんが、韓国人と親しくなれるチャンスなのでやって良かったなと思います。buddyは主に留学生活で困ったことがあればいつでも助けてくれます。buddyになる韓国人学生はLPPの学生より日本語があまりできない人が多いので韓国語を使って話す機会としてもとてもいいプログラムだと思います。 また、サークルの活動にも参加しました。嶺南大学校には日本語サークルがあり、日本が好きな韓国人と親しくなれると思い入りました。日本語が上手な学生もいれば、文化が好きで勉強中の学生もいて、その中でたくさん友達を作ることができました。活動内容としては、日本語会話のクラスで日本語で一緒に会話したり、少人数のグループで一緒にご飯を食べながら親しくなったりと多様な活動をしています。 週末の過ごし方 週末は韓国人の友人と遊んだり、ソウルにいる友人に会いに行ったり、課題をやったりと平日より忙しかったと思います。 友人関係 LPPやbuddyプログラム、サークルの活動でできた韓国人の友達以外に、直接声をかけてくださって親しくなった友人もいます。嶺南大学校には留学生としてくる日本人が少なく、今期の交換留学生も私を含めて5人だけでした。そのため嶺南大学校では日本人が珍しがられ、日本が好きな学生が声をかけてくれることが多いです。このような環境は韓国人の知り合いも多く作ることができて、日本人が多く行くソウルではなく地方の大邱へ留学に来た利点とも言えると思います。 友人たちとはよく日本と韓国の差異について話すことが多いです。留学にくる前から知っていたこともあれば、友人が教えてくれて初めて知ったことも多いです。また、教科書では学べない韓国語や若者が使う言葉なども学ぶことができるので韓国人の友人との会話は興味深いです。 他の国から留学に来ている外国人の友人も多くできました。ベトナムや台湾、中国、オランダ、トルコから来ている留学生が多いように感じます。彼らとも同じ授業を受けたり、一緒にご飯を食べたりと積極的に交流しています。 携帯電話 ktの物理SIMを購入しました。データ通信は無制限なのでいつでもどこでも気にすることなく携帯を使えて便利です。 Wi-Fiは寮の各部屋に設置されています。学校ではWi-Fiがあるようなのですが、説明を受けていないので使えず、データ通信を使っています。 気候、衣服 3月中旬から少し気温も上がり、日中は10〜16度ほどまで上がりました。昼と夜の寒暖差が大きいのでヒートテックなどのインナーやパーカーなどで温度調節をしなければなりませんでした。下旬には20度まで上がる日が多くなり、上着がなくても外出しやすくなりました。周りに既に半袖を着ていたり、薄着の学生も多くみられました。韓国人の友人によると毎年春は一瞬で終わり、すぐに暑くなるようです。今は桜の見頃でもあり、気温に関しては日本の関東とあまり変わりません。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
韓国 ウォン
0.112円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,112,000 124,544円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 20,000 2,240円
交通費 74,500 8,344円
通信費 0 0円
食費・その他 700,000 78,400円
合計 1,906,500 213,528円
授業編
K-문화와소프트파워
K-文化とソフトパワー
講義(英語)
600分
留学生用の授業なので生徒はほとんど外国人でした。30人ほどが受講していて、英語で進行するので英語圏の学生が特に多い気がします。授業内容は韓国ドラマを中心に、韓国の文化やドラマが含む文化について学びます。授業の最後には少人数でディスカッションがあるので、英語で意見を述べる能力が問われます。
일본문화의이해(1)
日本文化の理解(1)
講義(地域言語)
600分
日本語日文学科の学部授業なので受講している学生はほぼ韓国人です。それぞれの授業で、日本の地理や気候、災害、歴史、文化などについて学んでいます。ウィキを使って課題を課題を提出するので、ウィキのページの作り方も学びましたが少し難しかったので慣れる必要があります。
Korean cinema: inside&outside
Korean cinema: inside&outside
講義(英語)
600分
留学生用の授業なので学生のほとんどが外国人です。毎週課題として韓国映画を一本みて、感想や質問を提出します。1週間に2回の授業で一つの映画に現れる文化や歴史について学んでいきます。また、1人1回韓国映画を一つ選んで15分ほどのプレゼンテーションを行います。
미디어로배우는한국어
メディアで学ぶ韓国語
講義(地域言語)
440分
韓国のメディア(ドラマ、映画、テレビ番組、ニュースなど)を扱いながら韓国語を学ぶ授業です。韓国語の授業なので交換留学生だけではなく、語学堂の学生も受講しています。先生が面白い方なので、和やかな雰囲気で授業をすることができています。
한국어글쓰기와프레젠테이션
韓国語作文とプレゼンテーション
講義(地域言語)
440分
韓国語でプレゼンテーションをするために書く能力を高める授業です。韓国語の授業なので交換留学生だけではなく、語学堂の学生も一緒に受講しています。各授業でプレゼンテーションに必要な韓国語の表現方法を繰り返し学びながら書く練習をします。