【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:1949年 ・学生数:およそ2万6千名(2025年4月現在) ・設置学部:23学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等 ・留学制度:ダブルディグリープログラム(複数学位プログラム) ・所属学科:外国語学部 韓国語専攻(외국어대학 한국어학과) (3) プログラムの概要 ・履修制限等: 基本的に専攻科目は受講可能。教養科目は他学部の学生と同様の申請プロセスが必要であり、倍率が高いため履修登録が困難なケースが多い。 ・他学部履修: 教養科目の受講は可能。他学部の学生と交流し、視野を広げる貴重な機会となる。 語学コースの並行履修: 2025年度より、学期中に受講可能な新しいトラックが新設された。語学から文化まで多様な内容を学べる授業が用意されている。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 全体としてアジア系の留学生が多い印象。外国人専用科ではさらに国籍が多様であり、国際色豊かな環境である。 (5) 課題や試験 全編韓国語で実施されるため、KUISでの学習時よりも負担は大きい。レポート課題では、学術的な文語体の正確な運用が求められるため、徹底した推敲が必要である。試験は記述式が中心であり、制限時間内に解答をまとめるための高度な速読能力と、入念な試験対策が不可欠となる。 (6) 相談窓口・サポート体制 学業の相談は担当教授や専攻事務室(한국어학과 행정실)が窓口となる。教育課程については、DDP(ダブルディグリープログラム)という特殊な形態ゆえに既存システムと合致しない点も予想されるため、不明点は早急に事務室へ問い合わせるべきである。記録を残すためにもメールでの連絡を推奨する。 (7) オリエンテーション 留学生合同のオリエンテーションは実施されるが、留学形態別の詳細な説明や学内システムに関する解説は限定的である。基本的には自ら調べ、能動的に行動する姿勢が求められる。 (8) 履修登録 ・タイミング: 第1学期(1月中旬)、第2学期(8月中旬)。 ・方法: 専用サイトへアクセスし、指定された時間・期間に登録を行った。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 日本国内で培った語学や多文化への理解を基盤とし、現地での実生活を通じてそれらの知見をより深く、肌で感じたいと考えたため。 (2) 留学先を選んだ理由 幼少期から深い関心を持ち続けてきた韓国という国において、その社会や文化の核心に触れたいという強い志があったため。 (3) 留学準備(学習面) ・語学力の向上: TOPIK6級を渡航前に取得。試験対策にとどまらず、現地での講義に耐えうるライティング・リスニング力の強化に注力した。 ・成績の維持: DDP選考を勝ち抜くため、1年次より専攻語だけでなく全科目の成績(GPA)維持を徹底した。 ・単位取得: 卒業要件を精査し、必修科目を中心に計画的な単位修得を行い、長期留学に備えた。 (4) 留学準備(生活面) SNSや現地の学生コミュニティを活用し、大学周辺の住環境やサークル情報を収集した。特にDDP学生は一般の留学生とは異なる対応を求められる場面が多いため、常に自らの立場を念頭に置き、手続き一つひとつを自ら確認する意識作りが重要である。 (5) 留学中の交友関係 授業内のグループ活動に加え、ダンスサークルに所属したことが最大の契機となった。週に一度の定期練習やイベント、他大学との連合公演などを通じ、学部や学年を超えた深いネットワークを築くことができた。 (6) 授業の感想・学んだこと 当初は全編韓国語の講義に圧倒されたが、「日本語で概念を深くインプットし、韓国語でアウトプットする」という自分に合った学習法を確立した。試行錯誤を繰り返し、困難を突破するプロセスそのものが大きな学びとなった。 (7) 授業外の活動 学内のダンスサークルに所属。Instagram等のSNSで情報を収集し、指定フォームでの応募、オーディションを経て加入した。 (8) 授業外活動の感想・学んだこと 共通の趣味を通じて活動することで、学生としてだけでなく、一人の友人として現地学生と信頼関係を築くことができた。このコミュニティでの経験が、留学生活における精神的な支えとなった。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 韓国を客観的な視点で見つめると同時に、日本という国を再発見できたこと。盲目的な憧れから脱却し、両国の良さや課題を冷静に捉えられる「多角的な視点」を養うことができた。 (10) 今後継続したい学習 内定先の韓国系航空会社での業務を見据え、ビジネスシーンに特化した高度な韓国語運用の習得を継続する。また、日韓の架け橋となるべく、両国の最新の社会情勢についても研鑽を積みたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 書類準備の期限が非常にタイトな場合がある。日本での発行に時間を要する書類もあるため、常に余裕を持った準備が必要。不明点はDDP学生としての立場を明確にした上で、メールで問い合わせるべきである。 (2) ビザ申請 必要書類を不備なく揃えることが肝要。申請から発行までは約1週間程度を要した。 (3) 航空券予約 航空会社の公式サイトを利用。 (4) 渡航ルート 羽田空港から金浦国際空港への直行便を利用。 (5) 空港からの移動 大学の出迎えサービス(日時指定)も用意されていたが、自身の渡航スケジュールに合わせ、空港リムジンバスを利用して大学最寄りまで移動した。 (6) 滞在先住居の手配 ・1学期目: 1月初旬に大学公式サイトより申請し、学生寮に滞在。 ・2学期目以降: 知人からの紹介による不動産業者を通じて一人暮らしを開始。アプリで候補を絞り、内見を経て契約に至った。 (7) 住居の詳細 保証金(頭金)と仲介手数料を支払い、月々の家賃・管理費はアプリで口座振込。冷蔵庫や洗濯機は備え付けられていた。設備トラブルの際は、家主(大家)へ直接連絡して対応を仰ぐ形となる。 (8) 滞在先のアドバイス 通学の利便性を最優先に選ぶのが望ましい。日本との住環境や管理基準の違いを理解し、入居時に部屋の状態を写真で記録しておくなどのリスク管理を推奨する。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 支払い・現金調達 クレジットカードおよび現地発行のデビットカードが主流。韓国の口座への送金には「Wise」を利用した。 (2) 携帯電話 外国人登録証の発行まではeSIMを使用。登録証受取後は、日本語対応可能なショップ(JKモバイル等)でSIMカードを契約した。 (3) インターネット キャンパス内および街中のWi-Fi環境は非常に充実しており、利便性が高い。 (4) 医療 大学指定の海外保険を利用。韓国の国民健康保険は非加入だったため、受診費用は高額になるが、後に保険会社へ請求可能。通訳士の同行サービスを活用するとスムーズである。 (5) 持参すべきもの 常用薬、および日本のインスタント食品(食生活の変化への備えとして)。 (6) 治安 概ね良好だが、中心部でのデモや交通機関のストライキが散発するため、ニュース等の通知を常に確認する習慣が必要。 (7) 食事 学食、フードコート、外食、デリバリーを併用。一人暮らし期間中は自炊も取り入れた。1食あたり10,000ウォン前後が目安。 (8) 情報入手 YouTubeやInstagram、現地の学生との交流アプリ(Everytime等)を活用。 (9) 文化・習慣の違い 手続きの簡略さや接客態度など、日本の基準とは異なる場面も多いが、「日本の常識が全てではない」と広い心で受け止めることが、ストレスなく生活する鍵となる。 (1) 留学終了後の進路 韓国系航空会社の日本支社への就職。 (2) 現地での就職活動 3年次夏季よりマイナビ等の就活サイトを利用。韓国からオンライン選考を受けられる企業を中心に活動した。 (3) 経験の活用方法 留学で培った高度なコミュニケーション能力と、日韓双方の価値観を尊重できる視点を活かし、顧客に質の高いサービスを提供したい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は、未知の自分や新しい価値観に出会える最高の機会です。DDPは決して楽な道ではありませんが、主体的に動き、困難を乗り越えた経験は、将来の大きな自信に繋がります。ぜひ一歩踏み出してみてください。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 8,355,000 | 904,847円 |
| 水道光熱費 | 675,000 | 73,103円 |
| 学費・教材費 | 249,000 | 26,967円 |
| 交通費 | 409,250 | 44,322円 |
| 通信費 | 525,750 | 56,939円 |
| 食費・その他 | 12,734,000 | 1,379,092円 |
| 小計 | 22,948,000 | 2,485,270円 |
| 航空券 |
200,000
円
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| 保険 |
300,000
円
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| ビザ関連費用 |
50,000
円
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| その他 |
0
円
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| 合計 | 3,035,270 円 |
|---|