留学成果報告書 2025-06
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-06-30
留学種別
交換
総括編
留学を終えて

【派遣先大学について】 基本情報 ・設立年ー1977年 ・学生数ー約17,430人/うち1,071人が留学生 ・設置学部  1. School of Teacher Education(教員養成) 2. School of Language, Literatures and Learning(言語・文学・教育) 3. School of Culture and Society(文化・社会) 4. School of Information and Engineering(情報・工学) 5. School of Health and Welfare(健康・福祉) ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) International Tourism Management (国際観光マネジメント学科) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など First(学部レベル)とSecond(修士レベル)に分かれていて、Firstから選択します。 また英語で開講している授業のみの受講です。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか Secondのクラスは履修できません。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか 語学コースは大学にありませんでした。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 キャンパスはBorlängeとFalunの二箇所に分かれており、受講できる科目が異なります。私は観光学を主に選択していたのでBorlänge のキャンパスに通っていました。2024年からキャンパスが新しくなったばかりで、寮から徒歩30分、バスで10分の中心部にありました。 大学の雰囲気は落ち着いている印象ですが、創造性を重視した課題が多く積極的に発言する学生が多くいました。 (5) 課題や試験 1st cycle(10週間)で2つの授業を受講している場合 授業が週に3−4回あり、それぞれ2時間のみのため比較的課題や試験対策はしやすかったと思います。 課題は個人・グループともにあり、プレゼンテーションやレポートがほとんどです。個人的にクリエイティブな力を求める課題が多く、グループでディスカッションしながら協力して遂行することが多かったと思います。試験は4択テストや論述テストがありました。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 大学のレセプションや教授に相談していました。 教授から課題のフィードバックを必ず個人チャットを通して得られていました。 (7) オリエンテーション Falunキャンパスでありました。参加はしませんでしたが、グループ分けされ、キャンパスツアーを行ったり、アイスブレイクをしたりしたと聞きました。また、定期的に学生団体主催のイベントを通して学生同士の親交が促進されていました。 (8) 履修登録 渡航前に半年で37.5単位取得できるように登録しました。1学期あたり30単位取得していれば問題ありませんが、選択した科目が履修不可になることもあるので、念の為多めに登録することをお勧めします。1学期の前半後半で授業がさらに分割されるため、開講時期に注意が必要です。1学期留学する場合は渡航前に登録が完了しますが、2学期の場合は2学期目の登録は現地で行います。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 元々、1年間海外で生活してみたいと思っていたからです。 (2) 留学先を選んだ理由 持続可能な観光学が学べる大学であったことと高校生の時から好きなヨーロッパ史を体験的に享受しながら、旅行するのに有効な環境だと思ったからです。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) まず、英語力の向上は欠かせないと思います。私は、特に自分の表現力のなさを痛感したので、形容詞や副詞の語彙を重点的に増やしておくべきだったなと思いました。 また、事前に日本語で学びたい分野の基礎知識を入れていくと効率よく講義の本質を学べたことや英語のレポートの書き方の再確認やレポート慣れしていたという点は非常に良かったと思います。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) まずは、スウェーデンの冬にそれなりの覚悟が必要だと思います。私の主観ですが、自分も周りも寒さよりも日照時間の短さの方が体調や気分に大きく影響していた印象です。しかし、ビタミンDの摂取やモチベーションの自己管理で対策はできると思います。寒さ対策としては、ユニクロの超極暖やヒートテックは持っていって良かったです。 また、レトルトのカレーや乾燥わかめ、サランラップを持って行ったのは良かったと思います。 (5) 留学中の交友関係 基本的には同じ授業でグループが一緒になったり、同じ寮で帰路が一緒になることで仲良くなった人がほとんどです。また、新学期は誘われたら断らない・自分から積極的に話しかけることを意識していました。また、仲良くなった学生のほとんどが隣町に住んでいたので、定期的に遊びにいく約束を進んでしていました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと まず、ほとんどの教授がクリティカルシンキングの重要性を話していたこと・学生の多くがその重要性を理解しクラス内で意識していたことが印象的です。今までKUISでもよく耳にしていた言葉ですが、正直ピンときていませんでした。しかし、ある教授が『自分のかけてる色眼鏡を外せとは言わないけれど、自分あるいは相手がどんな色眼鏡をかけているかは知っておきなさい』と話しているのを聞いてハッとしたことがありました。また、持続可能性を高めるにはどうしたらいいかをインプット・アウトプットのバランスよく行える授業構成だったと思います。 (7) 授業外で参加した活動 Orbiというアプリを使って学割でイベントに参加したり、Workawayというサービスでボランティア活動を試みたりしました(私は時期が合わず実際にボランティア活動はできませんでした)。 また、まとまった休みがあるときには周辺の国に旅行していました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 1人で旅行していたことが多かったので、危機管理能力やタフさなど多くのものを得て帰ってくることができたと思います。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 1年で数え切れないほどの長年の夢を叶えることができました。 旅行や留学、授業だけではなく一人暮らしや対人関係など多くの学びがありました。 中でも幸福について20人ほどにインタビューしたことが一番達成感があり、インタビューの中で多くの人が小さな幸せを見つけることが上手だなと感じました。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか スウェーデンで行ったインタビューを日本でも行い、比較してみたいと思っています。 また、観光学を引き続き勉強したいです。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 必要書類が多いため事前に準備が必要です。 志望理由書等含めて、わからないことがあればすぐに国際戦略部にいくことをお勧めします。 (2) ビザ申請 移民局のサイトからオンライン申請しました。移民局からの承認が降りたら、日本のスウェーデン大使館へ行き、パスポートを見せ、承認書類用のゆうパック渡すと、後日入国許可書が届きます。ビザ申請にかかる費用は基本的にゆうパック代だけでした。スウェーデンに到着後、入国許可書を移民局で提出し、指紋や顔写真を登録しました。数週間で自宅に在留カードが届きました。移民局に行く際は事前にホームページから予約しました。 (3) 航空券を予約した方法 JALで往復の航空券を予約しました。帰りの便は予約変更可能なものにしました。 (4) 渡航したルート 成田ーヘルシンキーアーランダ アーランダーヘルシンキー成田 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 SJのアプリを事前にインストールし、SJのArlanda centralからborlange central/falun centralまでいき、そこから徒歩またはDalatrafikのバスでアパートまで移動します。 (6) 滞在先住居を探した方法 私は以前スウェーデンに留学したKUISの先輩や友人に教えていただきMångatanに決めました。Borlangeの場合は、LocusかMangatanを利用する学生が大半です。Tunabyggenのサイトからアカウントを作成し、自分が住みたいアパートを選択し申し込みます。家具付き、シャワー・トイレ共用、一人部屋、シェアルームなど様々な選択肢があり、家賃も異なるので、自分に合うアパートを選んでください。一度に申し込めるのは3部屋までです。入学許可証が届き次第申請が可能です。 (7) 滞在先住居についての詳細 私の住んでいたMangatanの学生アパートは、個人部屋でシャワー・トイレ・キッチンが個人用であり、家具がついていました。共用キッチンとランドリールームは各フロアにあり8部屋と共用です。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス Mangatanは自分の時間が確保できる分、Locusに比べて友達を作るのは少し苦労しました。 自分の好みに合わせて、よく調べてアパートを選ぶといいと思います。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 現金を2万円ほど持って行きましたが、お祭りのマーケットで使っただけでスウェーデン国内での生活はほとんどカードを利用していました。JAL Visaカードを使っていましたが、スマホからID決済できなかったのが欠点だったと思います。また、念のためカードは海外ブランドのものを複数枚持っていくべきでした。 アパートの家賃だけWiseを利用していました。 (2) 携帯電話 空港のコンビニでComviq(EU圏内で使えるため旅行時◎)のSimカードを手に入れて使っていました。1ヶ月約5Gで生活できていました。 (3) インターネット キャンパスのWifiやアパートから支給されたWifiルータを使用していました。 大雪だと時折インターネットが不安定になります。 (4) 医療 薬局の利用のみですが、症状を話すとおすすめのものを紹介してくれました。 (5) 日本から持っていくべきもの 風邪薬や内服薬 ダウン ヒートテック 手袋 マフラー 即席のレトルト食品等 乾燥わかめ サランラップ ソーイングセット 現金 服の下に隠せる薄型のウエストポーチなどの防犯グッズ ショルダーバック リュックサック 大きめのエコバッグ (就活用スーツ) (6) 治安状況 外務省からのメールで治安に関する情報は受け取っていましたが、Borlangeの治安はヨーロッパ内では比較的良いと思います。 (7) 食事 基本的にはスーパーで購入した食材で自炊していました。 Willy‘sというスーパーが最もリーズナブルだった印象です。 外食はMaxというハンバーガー屋さんやIKEAを利用していました(50skr-100skr) その他の外食店は150skrからが多い印象で、あまり利用はありませんでした。 学生Barでもお酒は1杯50skrからのものが多いです。 (8) 情報の入手 全て大学のサイトから入手していました。student webには発行されるメールアドレスとパスワードを入力すると閲覧できる仕組みで、ウェブ図書館も同様の仕組みです。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 特にありませんが、世界の宗教やスウェーデンの文化や簡単なあいさつは事前に調べておくといいと思います。 【進路について】 (1) 留学終了後の進路 現在、日本で就職活動中です。学びを生かして観光まちづくりの業界を志望しています。 (2) 現地での就職活動や進学準備 ボストンキャリアフォーラムに参加していたので、3年の9月下旬から動き出しましたが、本格的に動き出したのは3年の2月中旬でした。基本的にはオンラインでの説明会参加や選考で、新卒採用担当の方に留学している旨を伝えると柔軟に対応してくださいました。サマータイム・ウィンタータイムの時差の変更等に注意が必要です。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか まずは、英語力、特に様々な国の方が話す英語に慣れ親しんでいる点がインバウンドが多い昨今において強みになると考えています。また、日照時間の短さなどの厳しい環境や異文化に適応することで得ることができた危機管理能力や精神的な自己管理能力は社会人としての安定性が高いと思います。さらに、異国の地で学問として持続可能な観光学を実践的に学んだ経験から、多角的な視点を持ってアイデアを提示できると思います。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 まずは、希望の国・大学が求めるGPAや英語のスコア取得に早くから取り組むことが大切だと思います。 私は、過去問をひたすらに解くことで傾向と対策、問題慣れでスコアがぐんぐん上がったように思います。 私は、もともと2年後期から3年前期での留学を目指していましたが、IELTSに取り組むのが遅くなり3年後期から4年前期での交換留学になりました。この時期の留学は、就職活動が重なり、時差の関係で早朝に説明会や面接を行うことも多く、スケジュール管理が複雑になるため可能であれば避けたいところだと思います。また、英語の勉強は学内選考が終わっても続けておくことをお勧めします。出国前に一度TOEIC等を受験しておけばよかったと後悔もしているので、自分の実力を正確に数値化しておくのもお勧めです。 さらに、留学先の情報収集はもちろん大切ですが、なによりも日本について再度勉強しておけばよかったと後悔しています。多くの学生と仲良くなる上で、日本古来の歴史や宗教、文化、経済、政治、法律などに関する質問はされがちなので、勉強し直しておくといいと思います! 最後になりますが私は留学を通して、自分はいかに人に恵まれてきたか再確認し、良くも悪くも自分の中の優先順位が明確化された10ヶ月になりました。皆さんにとっても自分を見つめ返す貴重な時間になりますよう願っています。

留学費用
スウェーデン クローナ
15.3737円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 47,847 735,585円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 307 4,720円
交通費 4,498 69,151円
通信費 1,967 30,240円
食費・その他 26,885.48 413,329円
小計 81,504.48 1,253,025円
航空券
280,000
保険
145,705
ビザ関連費用
430
その他
0
合計 1,679,160 円