月次報告書 2024-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2024-09-01 ~ 2025-07-31
留学種別
交換
生活編
夢だったセビージャでの留学生活

 8月31日夜に羽田を発ち、パリを経由し、合計およそ25時間ほどかけてセビージャへと向かいました。大幅なディレイや、それによる入居時間の変更、ロスバゲ疑惑、住所間違いなど初日からハプニング続きで、肌も気分もボロボロの中、大学入学時から夢だった留学生活が、ついに始まりました。 〈大学〉  履修登録にとんでもなく時間がかかりました。何の説明もなかったため、どこで履修登録ができるのかすらわかりませんでした。大学の場所をグーグルで検索し、自分でオフィスを探し出し、hola!と声をかけ、おぼつかないスペイン語で履修登録をしたいと繰り返しました。担当者が不在のことが多く、大学履修チャレンジすること6日目、ようやく該当するオフィスの場所がわかり、履修登録をすることができました。  授業は基本的にかなり難しいです。スペイン語は早く、専門用語多発で理解ができません。先生に許可をとり、スライドの写真を撮らせてもらい、辞書で訳したり、友人に質問したりしてなんとかついていっている感じです。 〈滞在先〉  スペイン人2人とシェアハウスをしています。スペイン語習得中の私に、ゆっくりとスペイン語を話してくれたり、私が理解できなかったら英語で言い直してくれるというとても優しい美女2人です。スペイン料理の作り方を教えてくれたり、私が日本料理を振る舞ったりと良い関係を築いています。ルームメイトに恵まれた点は本当に運が良かったと思っています。設備も整っており、生活するのに何一つ不便はありません。 〈生活〉  平日の午前中は大学に行き、自分の履修している科目を受講したり、たまたま日本語を教えている先生とご縁があったので、日本語クラスのお手伝いをしています。そして週に2回フラメンコ教室に通っています。  休日は、基本ルームメイトと過ごしています。お出かけをしたり、一緒に料理を作ったり、リビングでおしゃべりをしたり、一緒に映画を見たりしています。 〈交通〉  私は、大学から近い家を借りているため、基本徒歩移動をしています。ただ、やはり中心部はやや遠いので、たまにバスを利用しています。Tussam というバスカードがあり、kioskoやタバコ屋で購入可能です。kioskoや町のタバコ屋、自動チャージ機などでチャージができます。 〈食事〉  基本、自炊をしています。といっても、日本のように調味料が揃っているわけでもないので、そんなに凝ったものは作りません。ルームメイトがtortilla de patatas の作り方を教えてくれてからは、そればかり食べています。一度大きいものを作れば、3日分の朝、昼、夜ご飯になるからです。「あなた、スペイン人よりもtortilla食べてるよ」とルームメイトに言われてしまいました  ただ、疲れた日、日本が恋しい日には、パスタをチンして、日本から持ってきたパスタソースをかけて食べています。パスタソースをあまり持ってこなかったことが1番の後悔です。  同じく神田から留学している友人と外食をすることもありますが、なにせお互い節約したいので、ごく稀にです。そのたまにいく外食がとても楽しく、私にとって癒しです。 〈節約〉  スペインは、水道水が飲める国です。私は、硬水の味が苦手だったのと、日本ではウォーターサーバーの水を飲んでいたため、水道水を飲むのに抵抗がありました。しかし、セビージャは乾燥がひどく、すぐに喉が渇いてしまいます。そんなセビージャで毎日水を買うなんて、とんでもありません。水道水を冷蔵庫で冷やすと、硬水のあの感じもマシになりますし、おすすめです。毎日冷やして、水筒に入れて持ち歩いています。 〈気候〉  9月は基本ずっとかなり暑く、毎日半袖を着用していました。日本と違い、乾燥しているため、嫌な暑さではありませんが、日差しが痛いです。日陰に入るとやや涼しく過ごしやすかったです。乾燥は本当にひどく、来て半月ほどは笑うと顔がカピカピしていました。半月以降は体が慣れてきたのか、だんだんとカピカピしなくなりました。 〈観光〉  Plaza Españaやcatedral de Sevilla など街の中心部には美しい場所が多くあります。また、素敵なお店やお土産屋さんなども街の中心部に揃っており、観光都市であることを強く認識できます。人も多いですが、スリなどの危険は感じませんでした(財布はチャックのできるバックの中、スマホはチェーンをつけるなど注意はしていました)。今月は、初月だったためウキウキして中心部へ何度も通ってしまいました。 〈月額費用に関して〉  今月はデポジットを払い忘れており、その分も支払ったため、家賃が高くなっています。また、フラメンコ教室探しとフラメンコに必要な道具の購入や、洗剤、シャンプーなどの必需品の購入があったため、費用が高くなっています。 まだまだ始まったばかりの留学生活。楽しいこともありましたが、苦労したことの方が多い初月になりました。来月はもう少し余裕を持って生活できるように努めます。

住居形態
その他 シェアハウス
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
159.9232円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 759.19 121,412円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 54.07 8,647円
通信費 18.5 2,959円
食費・その他 464.54 74,291円
合計 1,296.3 207,309円
授業編
Arquitectura y Ciudad en Asia Oriental
東アジアにおける建築と都市
講義(地域言語)
840分
中国、日本の建築や街並みに関して学習します。60人以上収容可能の広々とした教室で開講されていますが、受講人数は30人程度です。基本的に発言やグループワークなどの機会はなく、説明を聞き理解する授業タイプです。 先生がパワーポイントを用意してくれるのですが、街並みの写真や建築物の内部構造に関する間取りなどの資料が表示されているため、授業の細かな内容に関しては、先生の説明を理解しなくてはならず、やや難しかったです。
Relaciones Internacionales de España Latinoamérica y Asia Oriental
スペインとラテンアメリカ、アジアの国際関係
講義(地域言語)
720分
スペインがアジアに進出する過程を学習します。今月はフィリピンに関する授業が多かったです。20人ほどが受講しており、私以外にもう1人日本人がいます(神田の生徒ではありません) 今月は一度だけ、グループワークがありました。グループで資料を読み、まとめるという課題でした。スペイン語が昔のスペイン語なのでとても難しかったです。 先生の話し方やスピードが独特で先生の説明だけだと理解はできなかったです。ただ、先生がパワーポイントを用意してくれており、それに多くの説明が書かれているので、それを辞書を用いながら読むことで授業についていくことができました。
Español B1
スペイン語 B1
語学(地域言語)
90分
20人以上のクラスです。教室はかなり狭く20人がぴちぴちに座っています。 私以外アジア系の生徒はおらず、全員ヨーロッパ出身のエラスムス生徒です。 今月は、自己紹介と、他己紹介を行いました。人称に関する説明なども少しありました。みんなの前で1人ずつペアの子を他己紹介するなど積極的な参加が求められます。ヨーロッパ出身の子たちの語彙力の多さに圧倒されました。
Inglés B1
英語 B1
語学(英語)
180分
朝9:00からの授業だからか、生徒数は5人です。うち、2人はお仕事をされている大人の方です。アジア人は私だけで他のクラスメイトはスペイン人でした。 今月は、人の説明に関する表現と形容詞を学習しました。ペアになり、問題を解いたり、会話練習を行う形式で授業が進んでいきます。神田で1年生の時に受けていたfreshman Englishと似ています。