【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1964年 ・学生数 約24,000〜35,000人 ・設置学部 理学部、社会科学部、人文学部、歯学部、医学部、薬学部、教育学部、工学部、医療技術学部、芸術学部、農学部、経済学部、獣医学部、建築学部、マスコミュニケーション学部、法学部、公衆衛生学部、農業工学部 ・その他 タイ北部最大規模の国立総合大学 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) プログラム: 交換留学プログラム 学部: 人文学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など ・履修可能な授業 人文学部にはタイ語や英語を学ぶ語学系授業の他にもジェンダー、心理学、言語学、歴史学、など様々な授業があるが、一部の授業では履修するにあたって担当教員の許可を要する科目もある。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 学部によるが、社会理学部の科目はスムーズに履修することができた。しかし経済学部、理学部、政治学部の科目は履修許可が降りなかった。しかし科目によっては履修できる可能性もあるため、自らアドバイザーの方に相談することを推奨する。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 語学コースと言うか、現地の正規留学生(タイ以外の国から4年間学びに来ている学生向けのタイ語の授業には参加することができた。タイ人以外の友人を作ることもできるし、タイ以外の事柄を知る機会、そして友達を作ることができれば英語を使う機会も増やすことができるため1〜2科目ほど履修すると楽しいと思う。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 学内に大きな貯水湖があったりと自然豊かでゆっくりとした雰囲気の一方で、その貯水湖周辺の広場で毎月何回か学生団体主催のイベントが行われていたり、学部ごとにもイベントが行われたりしているため、学生同士のつながりが深く温かい雰囲気もある大学。学生数がKUISとは桁違いに多く、世界中から留学生が来ているため国籍関係なく幅広い交流関係を築くことが可能である。日本からの留学生は少なく、1年留学の学生は私を除いて2人のみ。半期留学の学生は6人ほどであった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 先生から課される課題はKUISの方が多い印象がある。しかし、授業の予習復習に費やす時間はKUISでの授業の倍以上であった。しかし、その分授業内容やタイ語英語への理解力の向上を強く実感することができた場面も多くあり、やりがいを感じていた。試験はKUISよりもかなり難しく、科目によっては試験とレポート課題を両方課してくる科目もあり、タイムマネジメントやタスク管理を徹底し、テスト期間に自分の力を最大限発揮できるコンディションを作ることを心がけていた。また、試験やレポートの攻略に関してはKUISの先生にもアドバイスを頂いたりと頼らせていただいたこともあった。どうしても自分だけでは取り組み方が分からないことに直面した時は、最終手段として日本にいる相談しやすい方に頼るのも良いと思う。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 留学中に困ったことは主に履修についてや体調不良の時であったが、履修については留学開始前からビザ取得や滞在先などのサポートをしてくれていたチェンマイ大学人文学部のスタッフの方に相談することができた。スタッフの方が私の代わりに科目の先生に連絡をして履修許可を取ってくれた。体調不良に関しては保険(東京海上日動)の24時間対応のサポートセンターに連絡をするとどの病院に何時頃かかれば良いのか、通訳の有無などを教えてくれたため落ち着いて対処することができた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業開始の5日前くらいに人文学部の交換留学生に向けてオリエンテーションが行われた。日本人は3人であったが台湾人や中国人といった他の国からの留学生も来ており、このオリエンテーションで知り合うことができた。CMUアカウントの作り方やシラバスの閲覧方法、大学が運営しているアプリのインストールとその使い方の簡潔な説明を受けた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録は人文学部のスタッフが行ってくれる。そのため、授業開始の1週間ほど前までには取りたい科目を人文学部のスタッフに連絡する必要がある。その際に、履修許可が必要な科目があるか(ある場合はスタッフが先生に連絡してくれる)、履修できない科目があるか、といったことを教えてくれる。このように、留学生は履修できる科目に一部制限があったり、担当教員の許可が必要だったりしてスムーズに履修登録が進むとは限らないので最低でも1週間前までにはスタッフの方に連絡した方が良いと思う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 留学を決意した決め手は「留学ができるのは今(学生のうち)だけである」と思い、今回が最初で最後の留学のチャンスかもしれないと思ったから。そして、その当時の自分にとって、精神面や学習面一番成長できるのが留学に行くことであると思ったから。 (2) 留学先を選んだ理由 まだ行ったことがない大学、地域に行ってみたいと思っていたためチェンマイ大学にした。また、留学に行くか考えていた時点で、専攻語の先生からチェンマイ大学を勧められていたため。他にも、タイ北部は民族的な多様性に富んでおり、慣習や伝統といったことも中部とはまた異なる形を築いているところから、新たなタイの一面を知ることができるのではないかと思ったため。また、自然が豊かでゆっくり過ごすのが好きな自分に合っているのではないかとも感じたため。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学のために、一番苦手であると感じていたタイ語文法の復習を行っていた。よく使われる単語の使い方などをテキストやYouTubeで学んでいた。しかし、留学に来てから、文法よりも語彙やリスニング能力をかためることが重要であると感じた。どんな言語においてもそうかもしれないが、語彙力をつけることで会話や授業内容への理解がかなり進むし、聞く力も内容理解には重要である。しかし、語彙もリスニング能力も留学に行ってから一番成長するし、留学が始まったばかりは現地の人の話や授業内容を理解するのに苦戦すると思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 留学当初のまだ現地の環境に慣れていない時期になるべく安心して生活できるように味噌汁といった食品やマスク、シャンプー、日焼け止めといった使い慣れた日用品・化粧品を持っていった。何かなくても現地のドラッグストアで買えるので持って来ればよかったと感じたものは特になかった。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) チェンマイ大学に行くのは初めてということで知り合いが一切いなかったが、留学開始前に以前チェンマイ大学の人文学部に留学していたOGの方からタイ人の友人を何名か紹介していただいた。留学開始後はその友人を中心に友人関係を広げていった。また、前期授業が始まる2日ほど前に日本語専攻1年生の新入生歓迎会(งานรับน้อง)があったため参加したら、日本語専攻の学生との交流関係を広げることができた。この様なイベントの開催については他の留学生や現地の学生から人づてに聞いて存在を知ることがほとんどなため、留学生同士の交流も大切にすること、特に親しい間柄の現地の学生を数人は作っておくことを意識するとこのようなイベントの情報も逃さないようにできると思う。他にも、バディー制度があるため、日本語専攻の学生(1〜2人)が日本語専攻の先生から紹介してもらえる。バディーとは放課後に食事に行ったり、休日に遊びに行ったりして仲を深めていった。また、授業が始まると授業でタイ人や他の国から来た学生と関わる機会ができ、学内でイベントなどがあった時には一緒に行くこともあった。 (6)授業についての全般的な感想、学んだこと 前期は語学系の授業、正規留学生(4年間)向けのタイ語の授業やタイ人の学生向けの英語の授業をメインで履修していた。授業の難易度は、タイ語の科目に関しては2年時のKUISの授業を少し難しくしたくらい。どの科目も先生はタイ人で、学生も外国人なため学生とのコミュニケーションや話の聞き取り、発言が最初は難しく感じるが、次第に慣れてくる。前期に取ったタイ語の授業の中で、タイ語でレポートを書く授業(KUISのアカデミックライティングのような科目)はとてもためになった。学術レポートはどのような構成で書かなければならないのかや、アカデミックなタイ語を学ぶことができ、他の科目のレポート課題にもここで学んだタイ語やレポートの書き方を活かすことができた。後期では講義系の科目をメインに履修し、タイの歴史、北タイ(ランナー)文化・社会、タイ文学と社会について学んだ。語学系の授業よりもレベルは上がるため授業についていくのがやっとではあるが、自分のタイ語力を大いに磨くことができた。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 授業外ではサークル(弓道部)に所属した。日本語専攻の新入生歓迎会(งานรับน้อง)の後に人文学部の建物でサークルの新歓も行われていると現地学生から聞いたため、そこに行き興味のあるサークルの人たちから練習日や活動内容について説明してもらった。また、連絡先をもらって後日、自分がいつから参加するかなどを報告した。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと サークルについては、ほとんど参加していなかったため、書けることはあまりないが、サークルに参加したことで他学部や日本語専攻以外の知り合いを作ることができた。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 現地で友人をたくさん作ることができたこと。一緒に食事に行ったり、遊びに行ったり、旅行に行ったりした経験はかけがえのない思い出になった。また、日本人留学生同士でのつながりも作ることができ、帰国後も会う機会などがあった。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学生との交流を通して実践的にタイ語をつかっていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 神田の国際戦略部経由で出願を行った。出願にあたって提出しなければならない書類を指定された期日までに国際戦力部に提出した。注意した点は期日に遅れないようにすることと、書類に不備がないようにすること。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請してから発行までかかった時間は1週間くらいだった。 しかし、申請するにあたってそこそこ時間を要した。理由としては、ビザを申請するにあたって滞在先住所が必要だったが申請の時点でどこに住むのか決まっていなかったためであった。留学に行けることが決まったら、なるべく早く滞在先を探し始めた方が良いと思う。また、申請するにあたって銀行口座の残高証明書など自分で発行しにいかなければならない書類もあるため、国際戦略部からビザ申請について案内が来たらなるべく早く書類の準備を行った方が良い。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) Trip.comという旅行サイトから航空券を予約した。 出発予定日の2ヶ月半前に予約した。 (4)渡航したルート 羽田→バンコク(スワンナプーム国際空港)→チェンマイ国際空港 所要時間:約10時間。(羽田バンコク間:約6時間、乗り継ぎ:3時間バンコクチェンマイ間:1時間) (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 私が留学に行くにあたって相談に乗っていただいていた神田の先生のご友人の方が空港まで迎えに来てくださった。しかし、チェンマイ大に送迎について相談すれば大学のスタッフの方が迎えに来てくれると思う。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 滞在先は、最初の1週間はホテルに、それ以降にはチェンマイ大のスタッフが紹介してくれたホテル(長期滞在可能)に滞在することになった。最初のホテルは自分でTrip.comで手配した。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 入居したときに1万2千バーツのデポジットを払った(帰国時に返ってくる)。 設備はそれなりに整っているため生活には困らなかった。電子レンジやケトルといった簡易的な調理器具は1階においてあり自由に使うことができる。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 滞在先から、 徒歩5分:セブンイレブン、市場 徒歩20分:大学(人文学部)、MAYA(ショッピングモール。大学とは逆方向に20分。) 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 銀行口座開設前は現金を使っていた。口座開設後はQRコード決済。日本からの送金にはゆうちょ銀行のアプリからRevoluteというアプリに送金してアプリ内でバーツに両替をしてタイの銀行口座に送金していた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) ショッピングモールのAISでSIMを契約した。月々72ギガで650バーツくらい。支払いはAISアプリ内でQRコード決済。帰国日に契約した店舗に解約をしに行った。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 学内はどこにいてもWi-Fiが繋がり、スムーズに使えていた。滞在先では部屋では問題なく使えていたが1階ロビーでは繋がらなかった。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 腹痛や風邪、猫に引っかかれた際にチェンマイラム病院というところに行った。通訳もいるため言葉に困ることはない。支払いは保険会社に請求が行くため自分で払う必要ななし。 (5) 日本から持っていくべきもの 薬(整腸剤、鎮痛剤、風邪薬)。みそ汁といった食べ慣れている食べ物。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 犯罪に巻き込まれることはなかったが、ナイトマーケットなど人が密集しているところでは荷物に気を付けていた。また、交通事故に合わないように外を歩く際には歩きスマホなどは絶対にせず周囲に気を使っていた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 朝昼は学内の学食(社会学部、人文学部、学生寮の学食)で食べていた。社会学部と学生寮の学食は35~55バーツ、人文学部の学食は50バーツ~70バーツ。夕食は大学前にある市場で食べていた。相場は55バーツから。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 学内のイベントや学年暦に関する情報はFacebookから得ていた。(“CMU”と検索するとチェンマイ大の学生団体などが運営しているアカウントにアクセスすることができる) (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 野生動物には気を付けた方が良い。野犬が多く、吠えてきたり近づいてきたりすることもあるが走って逃げると追いかけてくるそう。こちらから何もしなければ噛みついてきたりすることはないと思うので落ち着いてその場を離れた方がいい。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 就職。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) オンラインで企業の合同説明会に参加した。また、企業から直接オファーが来るタイプの就活サイトに自己PRやガクチカを登録して、オファーをくれた企業と個人的に面談などを行っていた。1次、2次面接も留学中にオンラインで行っていた。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学経験で培った、コミュニケーション力と課題解決力、粘り強さを活かして社員の方々とチームとなって顧客との綿密なコミュニケーションを通して抱えている課題や要望と粘り強く向き合っていきたい。将来的には海外事業に携わり、東南アジア地域にサービスや製品展開に貢献していきたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学に行ける機会は今後の人生ではほぼないと思うので、少しでも留学に興味があるなら思い切って挑戦するのがおすすめ。「10ヶ月は長い」と思うかもしれないが、生活し始めると思っていたよりも短くあっという間で帰国するころには「もっと居たい、また必ず来たい」と思うくらい楽しい生活を送ることができる。留学に行くことで、日本の良さを改めて実感したり、特にチェンマイではタイの新たな一面をたくさん知ることができてとても学びになったりする。留学で得た経験はどんな経験であろうと今後の人生においてプラスになる機会が必ずあると思うし、何より、海外で10ヶ月間生活したという経験は自分にとって大きな強みになると思う。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 71,500 | 347,833円 |
| 水道光熱費 | 12,806 | 62,299円 |
| 学費・教材費 | 100 | 486円 |
| 交通費 | 11,200 | 54,486円 |
| 通信費 | 3,200 | 15,567円 |
| 食費・その他 | 120,400 | 585,722円 |
| 小計 | 219,206 | 1,066,393円 |
| 航空券 |
130,000
円
|
| 保険 |
110,000
円
|
| ビザ関連費用 |
10,000
円
|
| その他 |
10,000
円
|
| 合計 | 1,326,393 円 |
|---|