4月が終了した。留学前に想像していたより、はるかに早く時が流れているように感じている。今月も無事に楽しくブラジルでの生活を送ることができた。特段大きな出来事はなかったが、新たに起こったことや変わったことについてまとめていこうと思う。 ・気候 最近のサンパウロはだいぶ冷えるようになってきた。日本と気候がとても異なるためうまく比較はできないが、今は日本でいうところの秋ぐらいだと思う。朝晩は冷えてパーカーなどを上に羽織ることが多い。しかし、日によってまだ昼間は気温が上がり半袖でも暑い日があるため、毎朝天気や気温を確認してから服を決めるようにしている。ブラジルは日本の秋、冬ほど冷えることはないため過ごしやすい。 また、毎日の気温差に関係があったのか、月末に体調を崩してしまった。一時は39℃以上も熱が出てしまったが幸いにも倦怠感はあまりなく、近くに住む日本人留学生の友達がスポーツドリンクや果物を買ってきてくれたおかげでなんとか乗り越えることができた。不幸中の幸いで、体調を崩し始めてたのが4連休の前日で、授業を休まなければいけなくなったのは1日だけだった。日々の疲れも溜まっていた可能性があるので、今後は定期的に休みを取るようにしたい。 ・大学 3月の中旬から本格的に始まった授業にも大分慣れてきた。しかし、まだ全然授業内容がわからない。自分の履修している授業は日々の課題が少ないため、あまり課題に追われるというようなことはないが、その分学期末のテストやレポートが心配である。他の日本人留学生や仲良くなったブラジル人が同じ授業をとっているので、彼らと一緒にこなしていこうと思う。 また、今月の初めに自分が所属するLetras(文学部)で1日だけストライキが起こった。教室数の不足、空調設備の欠陥、学食の待ち時間の長さ、バスの本数の少なさ等々、様々な問題を訴えかけるために1日だけ建物が封鎖され、授業が中止に。今月のこの報告書の写真にあるように、ドアの前を教室で使用している椅子を使って封鎖していた。先輩の報告書でこのような光景を見ていたため何日続くのかと不安になっていたが、1日で終わり安心した。また今後も起こる可能せはあるため、ストを起こしている活動団体のInstagramのアカウントや、Whatsappで友人と状況を確認しようと思う。 ・友人関係 学期始め当初よりは新しい友人はあまり増えていない。その分、これまで仲良くなったブラジル人たちとの交流が増えている感覚がある。自分は金曜日以外午前中に授業が終わるため、ブラジル人や他の日本人たちと放課後、学内外で出かけることがしばしばあった。基本的に周りの友人たちが遊びに誘ってくれてついて行くことが多いので、彼らのおかげで予定がたくさんできている。 ・通学、交通、移動 まだBilhete Único(←先月報告書に詳しく書いてあります)ができていないので、引き続き公共交通機関(地下鉄、バス)は現金での支払いが続いている。が、外国人登録(RNM)の申請がようやく終わった。申請から45日後に証明書(?)が受け取れる。自分はいまだにCPFを作っていないため、RNMの受け取り後、CPFも発行しなければならない。その二つを受け取ったら、Bilhete Únicoを申請しようと思う。 また、旅行中や夜間の移動などではUberを頻繁に使っている。日本ではまだあまりUberと聞いてタクシーの印象を浮かべる人は少ないと思うが、ブラジルではとても多く使われているサービス。夜は危険が多いため、あまり歩いて帰ることは良くないとされている。ブラジルではUberがとても安いため、たくさん利用させてもらっている。運転手の人も優しい人が多い印象。夜間、外から乗っているところを見られるのも怖い場合は、窓にブラインドシート(?)が貼られており比較的安全性の高いComfortの配車を依頼するのも一つの手。値段が少し高くなるため、自分は使っていない。 ・食事 三月までは夕食を外で食べることが多かったが、最近はほぼ毎日大学のBandejãoで食べている。日本人留学生の友達と、その友達が住んでいるRepública内のブラジル人と3人でよく食べに行っている。この日本人の友達のおかげで色々なブラジル人と仲良くなったり、一緒にご飯に行ったりできているため、とても感謝している。また、ほぼ毎日Bandejãoの後にコーヒーを飲みに行っている。大学のBioligia(生物学部)の図書館内の飲食スペースのようなエリアにあるコーヒー販売機で1.3レアル(約35円)で小さいコーヒーが飲めるため、そこでおしゃべりしてから帰っている。5月以降はおしゃべりだけでなく、そこで勉強する習慣をつけれたらいいなと思っている。 また、時間があり学校に行かないときは家で食べることもたまにある。日本から持ってきたレンジでお米を炊ける容器を重宝している。ただ、ブラジルの電子レンジはとても出力が強く、マックスのパワーで温めるとうまくいかないため、調節が必要。Potênciaというボタンで強さを選べるため、そこを50%にしてからいつも使っている。いまだに何Wかは分かっていない。ちなみに、お米はすき家で売っている日本米を食べている。これが1番美味しいと先輩に聞き購入したが、とてもおいしかった。現在は、日本の米価高騰のため日本より安く買うことができる。あまり詳しく覚えていないが、5kgで2000円いかないくらいだった気がする。サンパウロに留学した際はぜひ。 ・金銭 基本的にクレジットカードで決済をしているが、どうしても現金が必要な場合はWiseのデビットカードを使ってSantander銀行で下ろしている。(Wiseの概要は3月の報告書に詳しく書いてあります)現地の銀行口座も、Bilhete Únicoと同じくRNMとCPFが必要なため、まだ時間がかかりそう。Pix(キャッシュレス決済)が銀行口座内の機能であるため、それを使うのもまだ辛抱が必要である。Pixが何かと便利なため、早く銀行口座を開設したいところ。 ・休日 4月はPáscoa(イースター)とTiradentes(チラデンチス記念日)が重なり10連休があった。ちょうどミナスジェライス州のUFJF(ジュイスジフォーラ国立大学)に留学する神田の同級生2人がブラジルに到着し、大学開始までに時間があったため、同じくUSPに来ている神田の友人と合わせて4人で、ジュイスジフォーラ・リオデジャネイロの2都市の旅行に行った。去年は大学内でずっと一緒にいた友人たちだったので、2ヶ月離れていただけで少し懐かしさすら感じた。また、ジュイスジフォーラ滞在時に、以前日本に来ていたブラジル人留学生たちにも会うことができた。以前よりも彼らのポルトガル語を聞き取れるようになった気がして、少し嬉しかった。 ・まとめ 4月もたくさんの人のおかげで何不自由なく充実した留学生活を送れている。ブラジルにもかなり慣れてきた現在、いまだに怖い目に遭っていなかったりトラブルが一切ないため安心してしまっているが、ブラジル、サンパウロには常に危険が潜んでいるため、安全に楽しく過ごしていこうと思う。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 1,250 | 30,597円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 100 | 2,448円 |
通信費 | 64 | 1,567円 |
食費・その他 | 4,321 | 105,767円 |
合計 | 5,735 | 140,379円 |