月次報告書 2025-06
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-02-01 ~ 2025-12-31
留学種別
交換
生活編
あっという間に1学期目終了

6月報告書 今月もあっという間に過ぎてしまった。学期末ということもあり、課題やテストに追われた1ヶ月だった。たくさんの人に助けてもらいなんとか今月もやり過ごすことができたと思う。留学先での学期末の印象など、今後の留学生に役立つ情報も書ければと思う。 ・気候 サンパウロの天気はとても不安定に。昼間は半袖でも暑いくらい(これは自分が暑がりなだけかも?)気温が上がるが、夜はかなり肌寒くパーカーなどを使うようになった。日本とは四季がほぼ真逆のブラジルはそろそろ冬になろうかというところ。日本の冬より寒くなることはないが、来る前までは「一年中暑い」と勝手にしていた想像をしっかり裏切られた。普通に寒い。自分は日本でも冬に時々体調を崩していたので、これからの季節、病院お世話にならないように体調管理を徹底しようと思う。 ・大学 今月は課題に追われた1ヶ月だった。インタビューの課題にテスト、3つのレポート。これらが一気に押し寄せてきたためかなり忙しくなった時期もあったが、無事に全て期限内に終わらせることができそう。1つのレポートは7月の中旬まで余裕があるため先延ばしにしているが、それ以外は終わらせることができた。インタビューの課題は通訳の方に実際にお話ししていただき、まとめるというような内容の課題であった。流暢に話される上にその通訳の方がCarioca(リオデジャネイロ出身者)だったため、訛りにひと苦労。留学生は現地の学生とペアになって課題をおこないことができたので、その学生にたくさん助けられながら課題を行った。 また、今月で多くの授業が終わり、7月から冬休みに入る。ブラジルは休日・祝日が多いためあまり「ようやく」というような感情はないが、もう留学2学期のうちの半分が終わってしまったと考えると逆に焦りが出てくる。とてもポルトガル語が順調に上達しているとは言い難い状態であるため、休みや来学期はより頑張っていかなければと思う。7月の中旬には友人の紹介で、日本語を勉強しているブラジル人の家に2週間滞在し、一緒に生活しながらお互いの勉強を助け合うという計画を立てているので、休み期間も気を引き締めて無駄にしないようにしたい。 ・友人関係 今月の中旬、留学仲間の香港人の友人が留学終了に伴い帰国してしまった。夜に何個か授業を取っていた彼とは、一緒に夕食を食べに行ったり、USPãoという店でケーキを食べたりなど、短い期間ながら大学内外でたくさんの思い出があったためとても悲しい。留学に短期間での別れはつきものだが、やはりいざ別れの時期になってしまうと悲しくなるものだと実感した。来月には他大学から来ている日本人留学生も帰国してしまうので、悔いのないようにたくさん思い出を作りたい。 ・通学、交通、移動 ようやくRNM(身分証明書)、Bilhete Único(交通系ICカード)、銀行口座が手に入った。銀行口座のことは金銭のところで詳しく書こうと思う。5月最後の最後でRNMが完成したという通知を受け、授業がない火曜日に再び連邦警察に受け取りに向かった。1、2時間ほど待った申請時とは違い、受け取りは5分もかからずに完了した。学生のBilhete Únicoを作るにはRNMが必要だったので、受け取り後すぐに発行の申請を行った。学生はこのカードを作れば、地下鉄やバスなど、公共交通機関の通常料金の半額で利用することができる。(地下鉄は5.2レアルから2.6レアルに、バスは5レアルから2.5レアルに!)また、チャージもアプリからPix(銀行口座内のキャッシュレス決済)で払うことができるので現金の使用がほぼほぼなくなった。ただしチャージ後、使用前に駅の機械にカードを差し込まなければチャージがされないのでそこだけ注意。Bilhete Únicoは申請さえできれば、あとは指定した住所に郵送でおっくてもらうことができるので、特定の場所に受け取りに行くことなどはなかった。 ・食事 今月もBandejãoに感謝感謝の1ヶ月。平日の昼夜のほぼ毎日をお世話になった。中には嫌いな食べ物が多かったり、メニューへの飽きが原因であまり行かなくなる友人もちらほら。自分は飽きが来ない上、自炊との天秤にかけた時にBandejãoが圧勝するので、来月もお世話になろうと思う。 平日は学校、休日は外食か簡単な自炊。今までと大きな変化はなかった。 ・金銭 ようやく銀行口座を開設することができた。選んだ銀行はBanco do Brasil。おそらく多くの人はこの銀行、もしくはNubankで作ると思う。Nubankは店舗を持たないインターネットで全てが完結する銀行。何人かの友人はこっちのNubankの口座を作っていたが、一番開設が早そうだった。彼らはRNMを受け取ったその日に開設がオンラインで全て完了していたため、素早く開設したい人にはおすすめ。自分が選んだBanco do Brasilは実店舗にRNM、居住証明書、税金を納めていることが証明できるもの(水道代、光熱費などの領収書)、履修登録証明書を持って申請に行った。居住証明書と光熱費の領収書はどちらも大家さんにお願いし用意してもらった。留学生(学生)は履修登録証明書が必要らしい。これは履修登録後に学校からもらえるので、そのデータを用意すれば問題なかった。最初自分は必要書類を何も知らなかったが、先に同銀行の口座を開設していた友人に教えてもらい知ることができた。色々なものの用意が必要で正直面倒臭いかもしれないが、何かあった時にいつでも対面で質問できる方が良いと思い、実店舗を持つBanco do Brasilを選んだ。他にもSantanderやItaúなど種類はあるが、あまり周りに持っている人はいない印象。 口座開設により、普段の会計はもちろん、家賃のPixでの支払いが可能になった。毎月大量の手数料を支払ってWiseからおろしていた手間が省け、とても楽になった。しかし、Banco do Brasilの初期設定ではPixの月当たりの上限が1200レアルになっており、家賃は1250レアル。家賃すら払えない状態だったので早速大学内にある店舗へ。ものの数分で設定を変更してもらえ、無事今月から家賃をPixで支払うことができている。外国の銀行でわからないことだらけであるため、あくまで個人の意見であるが、NubankよりBanco doBrasilの方がおすすめ。なおPixのやりとりは他銀行間でももちろん可能なので、そこの心配は不要だと思う。 しかし口座開設後、5〜10日で届くと言われたデビットカードが今月末まで経っても届かず。来月、時間があるときに銀行に行き解決しようと思う。 ・休日 友人関係のところで書いた香港人の帰国予定に伴い、彼が帰るまでに日本人留学生、日本語専攻のブラジル人などと一緒に、カラオケやChurrasco、Açaí(アサイー)などたくさんの思い出を作った。大学が比較的忙しかったため、他の州への旅行などはしていない。お金も有限であるため、計画的に遊びの計画を立てていきたいところ。 また、今月は学校内外いろいろな場所でFesta Juninaがあった。Festa Juninaは、ブラジルで毎年6月を中心に行われる伝統的なお祭り。もともとはキリスト教の聖人(特に聖ジョアン{São João})の誕生日を祝うヨーロッパの風習が起源で、ブラジルで農村文化と結びつき、独自に発展したもの。Quadrilhaという、みんなで輪を作ってするダンスやQuentão(ホットワイン)が有名。日本にいいる時も、神田外語大学のポルトガル語専攻で毎年やっていたものを現地で体験できて嬉しかった。 ・まとめ 留学を開始してはや4ヶ月がすでに経過してしまった。日本人留学生や日系人が多いのはサンパウロのいいところであると思うし新たな友人なども増えているが、肝心なブラジル人と関わる機会が他の大学より少なく感じ、危機感にまで思う。留学生活を無駄にしないよう、これから意識的にブラジル人と関わる機会をさらに増やしていきたい。

住居形態
その他 República
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
26.3512円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 1,250 32,939円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 2,300 60,608円
通信費 64 1,686円
食費・その他 4,130 108,830円
合計 7,744 204,063円
授業編
Introduction to oral translation
口語翻訳入門
講義(地域言語)
480分
最終課題として、実際に通訳として活躍sれている方にオンラインでのインタビューをおこない、まとめるという課題を行った。留学生だけではとてもではないが難しすぎるため、現地の聴講生の友人に手伝ってもらいながら課題をこなした。
ToponymyⅢ
地名学
講義(地域言語)
120分
こちらも今月で全ての授業、課程が終了した。こちらも担当の講師の方が留学生用の課題を出してくれたため、それを行った。レポートが最終課題だったので、自分はブラジルと日本の地名学の比較をテーマに書き上げた。
Cultura JaponesaⅠ
日本文化Ⅰ
講義(地域言語)
360分
こちらも今月で全授業が終了。最終課題としてグループでのテストが行われた。平安時代までの歴史や文化を扱った今学期のテストはとても複雑で難しかったが、ブラジル人とグループで行うことができたので助かった。ブラジル視点で歴史などを振り返るため、とても興味深かった。
Aspectos da Cultura Brasileira Ⅰ
ブラジル文化の側面Ⅰ
講義(地域言語)
360分
こちらも今月で終了。今まで週替わりのテーマで行われた中から一つ選び、そのテーマについてのレポートの執筆がこの授業の最終課題。ある週にブラジルサッカーの歴史についての授業があったので、7月までの提出期限に合わせて書こうと思う。