月次報告書 2025-12
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2025-05-01 ~ 2025-12-31
留学種別
推薦
生活編
Centennialcollege 8M

★総合 留学が最終月に入り、自分の経験をもとに、これから留学を目指す人や、学校・留学先の国選びで悩んでいる人の参考になる情報を、「学校」「留学先」「滞在先」という3つの観点から書かせていただければと思います。 ①学校 私は Centennial College で、1 学期は語学コース、2 学期は専攻のマーケティングコースを履修しました。語学コースは初回テストの結果に基づいて5段階に分けられ、自分に最も適したレベルのクラスに配属されます。このテストにはスピーキングが含まれていないため、クラス内でスピーキング能力にばらつきが見られる点は注意が必要です。私自身、最初はスピーキングが一番の課題でしたが、授業を重ねるうちに次第に慣れていきました。先生方はとても丁寧で、一人ひとりをよく見て、その人がどんな学生なのかまで理解しようとしてくれる姿勢があります。そのおかげもあり、クラスの雰囲気は穏やかで、真面目に勉強に取り組む良い友達もたくさんできました。注意点として、レベル5未満の場合は、2学期のメインコースを受講するために必要なテストが存在します。留学前にこの説明がされていなかったため、少し戸惑いがありました。その為、Centennial College には「語学を2学期続けるコース」と「語学と専攻科目をミックスして受講するコース」があります。どちらを選ぶかによって大学に換算される単位数が大きく変わる点も押さえておくと良いと思います。メインのコースは選ぶコースによって単位数もキャンパスも違います。メインコースの授業は、みんなで取り組むというよりも、個人でコツコツ進める内容が多く、クラス内で友達を作るような雰囲気はあまりありませんでした。おそらく、実技科目の多いプログラムであれば、また違った環境になるのだと思います。 また、生徒の英語力は全体的に高く、私のような短期留学生よりも、永住権取得のための資格や、キャリアアップのために勉強している学生が多いように感じました。語学コースと比べると授業数は約2倍に増えるため、時間とタスクの管理がかなり重要になってきます。授業によってはチームプロジェクトが課されることもありますが、基本的には複数回行われるテストが成績の中心となっていました。 ②留学先 私がいたトロントは世界有数の多文化共生都市で、本当にさまざまな国籍・人種の人々が、英語を共通言語として生活しています。トロントで学んで良かった点は、英語を第二言語として学ぶ人が非常に多いため、「伝えようとする気持ち」があれば相手が理解しようとしてくれるところです。そのため、発音や文法のミスを恐れずに英語を使える環境が常にあります。一方で、欠点としてはネイティブスピーカーに出会う機会がほとんどないことです。実際、私が知り合ったカナダ人は本当に数えるほどでした。これによって影響を感じたのは、発音矯正と生きたスラングを学ぶ機会が少ないことです。たまたま仲良くなったカナダの方と話した際、「あれ?今なんて言った?」と何度か聞き返されるほど、私の “R” の発音がうまく伝わらない場面が多く、伸ばしづらかった点だと感じました。 もし、ネイティブの発音やリアルなスラングなど「現地の生きた英語」を重点的に学びたいのであれば、トロント以外の都市を検討するのも良いと思います。 ③滞在先 私はカレッジの寮で生活しました。理由は、歴代の神田外語の学生が多く利用しており、友達が作りやすいと聞いていたからです。実際に暮らしてみて感じたのは、「寮に住むなら事前のマッチングが必須」ということでした。私は4人部屋に住んでいますが、そのうち2人はあまりルームメイトと関わりたくないタイプで、最初は挨拶をしても返してくれないことが多く、次第に話すこと自体がなくなりました。そのため、共有スペースの掃除の分担や、夜に友達を連れてきて騒がしくなるなど、意思疎通が難しくて苦労する場面も多かったです。 一方で、同じ寮に住む知り合いは「毎日一緒にご飯を食べている」と話していたので、本当にルームメイトの価値観や性格による差が大きいと感じます。こうしたミスマッチを避けるためにも、事前にマッチングアプリなどで気が合いそうな人を見つけて部屋を組むのは、とても有効だと思います。また、ホームステイを選んだ友人たちは「家族のような存在ができて全く寂しくない」と話していたので、節約にもなりますし、ホームステイも十分に検討する価値があります。 寮生活においては、トラブルがあれば早めに対応することを強くおすすめします。私はトコジラミが出た際、対応が後回しにされてしまい、1ヶ月半ほど被害に苦しみましたし、友人もチェックアウトの際にかなり大変な思いをしていました。それでも、寮は全体的に清潔でマンションのような作りになっており、パーソナルスペースはしっかり確保できます。さらに、学校まで徒歩5分という立地や、館内にジム・コンビニなどの施設が充実している点は、寮生活の大きな魅力だと思います。 まとめ 結論として、私は留学ができて本当に良かったと感じています。英語力の向上はもちろんですが、さまざまな価値観や考え方、文化に触れることで、「自分の当たり前は、必ずしも他の人にとっての当たり前ではない」ということを身をもって実感しました。異文化理解と言葉で言うのは簡単ですが、それを行動として体現することがどれほど難しいかにも気づかされました。それでも、そうした経験の一つひとつが、これからの自分の未来を支える大きな糧になると思っています。そして、自分が当たり前だと思っていた大切なものに、より深く感謝できる人間でありたいと感じています。これからは、物事をいろいろな角度から捉えられる、柔軟性のある人へと成長していけたらと思います。 少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
カナダ ドル
109.9626円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 854 93,908円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 30 3,299円
通信費 39 4,289円
食費・その他 500 54,981円
合計 1,423 156,477円
授業編
College Communications 1 (ESL) COMM 161
大学 コミュニケーション 1 (第2言語としての英語)
語学(英語)
340分
今月は、最後の大きなWriting Testがありました。これまでの成績を振り返ると、全体的に点数があまり高くなかったため、出題されそうなトピックを自分で予想し、何度か書く練習を行いました。まだ十分とは言えない部分も多いので、帰国後は授業で学んだことを意識しながら、英語の文章を書く練習を続けていきたいです。
Applied Business Software
応用ビジネスソフトウェア
講義(英語)
440分
最終のMOS試験を受けました。これまで学んできた内容の総復習のような試験であり、さらに成績の20%を占める大きな検定だったため、とても緊張しました。当日は学校のパソコンで受験したのですが、これまで使用していた自分のパソコンとはボタンや名称が少し異なっており、その違いに少し戸惑いました。
Fundamentals of Business
ファンダメンタルビジネス
講義(英語)
440分
最後のグループ課題は、これまでのようにパートごとに分担して進めるものではなく、チーム全体でアイデアを出し合い、その内容を詳しくレポートにまとめる形式だったため、時間とチームワークの両方が求められました。グループチャットを活用しながら、協力して課題を完成させることができました。
Financial Accounting Concepts
財務会計の概念
講義(英語)
340分
この授業も、全3回あるテストのうちの最後のものでした。この授業は成績の大部分がテストで決まるため、毎回の予習・復習が欠かせません。これまでのテストの結果は悪くありませんが、今回は特に油断せず全力で取り組みました。また、この授業では電卓の使用が必須となっているため、テストの際には忘れないように注意が必要です。
Principles Of Marketing
マーケティングの原則
講義(英語)
340分
最後はテストやグループワーク、プレゼンテーションなど、毎週のように多くの課題をこなす必要があり、本当に大変でした。その中でも一番印象に残っているのは、先生がテスト中に“Tim Hortons”のミニドーナツ「Timbits」を歩きながら配っていたことです(笑)。その光景がとてもカナダらしく、思わず笑ってしまいました。
Mathematics of Finance
財政に関する数学
講義(英語)
220分
今までは3週に一度くらいの頻度でテストが行われていましたが、後半はまとめの内容を扱うこともあり、ほぼ毎週テストがあるような状態になっていました。この授業では、最初に数学のレベル分けテストを受け、その結果に応じてクラスが振り分けられます。テストの予約方法については、センテニアルカレッジ内の日本人アドバイザーの方に相談するとスムーズに進められると思います。