留学成果報告書 2025-06
プロフィール
学科
アジア言語学科
学年
3年
専攻
韓国語専攻
留学期間
2025-03-01 ~ 2025-06-30
留学種別
私費
総括編
留学成果

【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1905 ・学生数 38005 (ソウルキャンパス:学部 20,582人、大学院 10,101人 セジョンキャンパス:学部 6,462人、大学院 860人 ) ・設置学部 21のカレッジ・スクールに分かれていて、69の学科やプログラムがある たとえば:法科大学院、ビジネススクール、文学部、生命科学・バイオ工学部、政治経済学部、理学部、工学部、医学部、教育学部、看護学部、情報学部、保健科学部、国際学部、メディア・コミュニケーション学部、アート&デザイン学部、心理学部、スマートモビリティ学部、などなど ・その他 キャンパスはソウル(アナム)とセジョンにある。 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Visiting Student Program (訪問学生) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 基本的に自分の好きな授業を受けれます(人数の制限があるので抽選)。学部や学科の制限はありません。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 留学生を受け入れてる授業であればどの授業でも取れます。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 留学生向けに語学の授業も開講されていますが、通常の授業に比べるともらえる単位は少ないです。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 留学生の人数はかなり多く、色々な国から留学に来ています。日本人の割合はそれほど多くなく、 知り合う機会は少ないです。 留学生主催の学祭があって、そこで国ごとにブースを出すので、その行事に参加すると他の留学に来ている日本人と知り合うことができます。 定期的に(週1回くらい)留学生と韓国人の学生でご飯会があり、そこでは色々な国の留学生や韓国人の学生と知り合うことができます。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 基本的には中間と期末試験があります。 中間が試験ではなくレポート課題の授業もありますが、学期中一回もテストがない(課題のみ)の授業はほとんどないと思います。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 大学にあるサポートセンターを利用できます。ビザや外国人登録、履修などについて相談できます。学校生活など個人的な相談は、大学が組んでくれた韓国人のバディに相談するのがオススメです。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 授業が始まる1週間前くらいにありました。大学の施設の説明、キャンパスツアー、外国人登録についての案内などがありました。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 基本的には大学が始まる1ヶ月前くらいに履修登録があって、先着順です。人気の授業は一瞬で埋まってしまいます。学期が始まってから訂正期間はありますが、人数に空きがある授業しか取れないので、取りたい授業は前もって登録しておくのが大切だと思います。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 私は、以前から韓国の歴史に興味があり、学んでみたいと思っていました。(韓国語専攻としてKUISに入学した理由でもあります) KUISで受けれる韓国の歴史の授業を一通り受けて、やはりもっと知りたいと思ったので、留学を決意しました。 (2) 留学先を選んだ理由 留学生へのサポートが手厚いことが一番の理由です。実際に韓国人の学生とも、他の国からの留学生とも、交流を深める機会を大学側が設けてくれたり、外国人登録や保険なども大学から案内があり、手続きの際にサポートを受けられてとてもよかったです。 他の大学に留学していた友人の話を聞いていても特段親切だったと思います。 また、学部や学年に縛りがなく、いろいろな授業を受けれるのも魅力的な点だと思います。 行事に全力で、遊ぶときは遊び、試験前には勉強に集中するという、メリハリのある学生の雰囲気も私にはあっていたと思います。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 現地では韓国語はもちろんですが、英語もかなり使う機会が多いので、英語の語学力ももっと身につけていればよかったな、と思いました。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 自由に使えるお金が多いに越したことはないと思うので、アルバイト代など、もっと貯めておけばよかったと思います。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 大学が組んでくれた留学生のバディグループがあって、そのグループは大体100人くらい(内韓国人は30人くらい)いて、週に1回ずつ、ランチとディナーに集まりがあります。またMT(合宿のようなもの)もそのグループでいきます。その集まりに参加していれば、韓国人とも、他の留学生とも仲良くなれます。私は集まりに参加しているうちに仲良くなっていった学生と1:1で遊びにいったりもしていました。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと とても面白かったです。KUISよりも、大学っぽい授業で、より専門的です。先生が知識を説明するというよりも、自分で考えたり、ディスカッションしたりすることが多いです。 私は韓国の歴史についての講義を受けていたのですが、史料の読み方や捉え方、また”史料が残されていない”という事実からも様々な考察ができることを学びました。レポート課題や試験もKUISに比べると、重くて大変ですが、得られるもの多いです。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 日本語学科の生徒たちとの言語交換プログラムに参加しました。学校から案内が来て、フォームに答えました。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 高麗大学では、言語交換のプログラムが何種類かあって、他の学生と交流する機会が多かったのでとてもよかったです。 国ごとに文化も習慣も違うのでそういった’違い’についてお互い話し合うのがとても面白かったです。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 韓国語で講義を受けて単位を取れたこと (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 語学に関しては、どうしてもアウトプットの機会が減ってしまうと思うので、どうにか使う機会を作っていきたいと思います。 韓国の大学で実際に歴史の授業を受けて、さらに興味が深まったし、学びたいと思ったのですが、KUISにはあまり歴史の授業がなくて残念です。本や史料を自分で探しながら、勉強できたらな、と思っています。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 私はエージェントを通じて行いましたが、案内が丁寧なのと、疑問点などをメールで送るとすぐに返信がもらえるので、自力でも十分可能だと思います。 英語で志望理由を提出する必要があります。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 直前になると大使館が混雑して予約が取りにくくなるので、かなり早めに取っておくのが良いと思います。(学校からの案内を待ってると少し遅いかなと思います。) (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) わたしはtrip.comというサイトを利用しました。 (4) 渡航したルート 成田空港ー仁川国際空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 最寄りの空港からは地下鉄で移動しました。 大学の出迎えサービスはないと思います。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) わたしは1人暮しをしたかったので、エージェントを利用して、滞在先を探しました。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) コシウォンという形態の住居で、キッチンが共有で、それ以外(トイレやお風呂、洗濯機など)は個室にあります。共有スペースは毎日管理人さんが掃除してくれたのでとても綺麗でした。 支払いはエージェントを通じてわたしは最初に4ヶ月分一括で支払いました。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 高麗大学の場合は寮が大学の外にあって、急勾配&最寄り駅からも距離があります。また、寮は2人部屋でどの国の留学生と同じ部屋になるかは分からない(同じ国同士というのはあまり無さそうでした。) なので、そういうのが気になる場合は、コシテルやコシウォンを利用するのが良いと思います。 私が滞在していたところは調理器具も一通り揃っていたので、自炊もしやすい環境でした。 掃除機などの掃除用具もあるので、自分の部屋はそれを借りて掃除しました。 入居時に管理人さんと連絡先を交換するので、もし何か分からないことがあれば、すぐに聞けたのも良かったと思います。とにかく管理人さんがとても良い方だったので、退去時も家具や衣類の捨て方など助けて頂きました。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) わたしは海外でも使える日本のカードを使っていました。そのカードで現地通貨も下ろせたのでその1枚でやりくりしていました。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) わたしはSIMカードを購入して日本で使っていたSIMカードと入れ替えていました。電話番号が変わるので、留学関連の書類などには韓国で使う方の番号を記入しておくと良いと思います。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内と滞在先にはWiFiがあって、それに繋いでいました。 わたしはSIMカードも通信制限がないタイプの購入していたのですが、韓国はカフェや街中のお店のほとんどにWiFiがあって、あまりデータ通信がかからないので、もっと少ないギガ数のものでも良かったのかなと思いました。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 現地で病院にかかったことは特にないです。 (5) 日本から持っていくべきもの 日本のお菓子やお味噌汁の素など、韓国でも購入はできますが、値段が高かったり、売られている場所が限られていたりするので、自分のお気に入りのものはいくつか日本から持っていくのがいいと思います。 また外国人登録に使う証明写真も日本で撮影してから持っていくのが便利だと思います。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 大学の周りは学生だらけなので特に危険はなかったと思います。韓国は夜遅くても開いているお店が多く、道も比較的明るくて、人通りもあるので、治安に関しては心配しすぎなくても良いと思います。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学に食堂はありましたが、私は大学と住んでいるところがとても近かったので、基本的に朝とお昼は自炊していました。夜ご飯は外食にいく場合と自炊の割合が半々くらいだったと思います。 外に食べに行くと一食大体1000円〜1500円くらいかかります。食事の後にカフェに行くことも多かったです。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) お店や電車を調べるときには、navermapというアプリを使用していました。かなり使いやすかったのでおすすめです。大学周りの美味しいお店は知り合った韓国の学生に直接教えてもらったりしました。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 カフェに行く機会がとっても多く出費もかさみます。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 日本で就職する予定です。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 特に何もしていません。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 具体的な業界や職種はまだ決めていないので、今後留学の経験がどのように生きるのかはまだわかりませんが、自分が生まれ育った国とは文化も言語も異なる環境で生活したことは、今後どのような形であれ、貴重な経験として役に立つと思っています。また、留学中は思っていたよりも、韓国人以外の、様々な国から来た留学生と交流できたので、語学力だけでなく、自分の考え方に生まれた深みや広がり、柔軟性も活かしていきたいです。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学はお金も時間もかかるものなので、自分の中で色々と考えた上で決断するのが良いと思います。  その上で、迷ったらとりあえずやってみる、というのも大切なことだと思います。これは留学前だけでなく現地でもそうなのですが、サークルや留学生の集まりなど、機会があるものにはとりあえず参加してみるのがおすすめです。慣れない海外で、慎重になってしまいがちだとは思うのですが、石橋は叩きすぎても割れてしまうこともありますから、ときにはフットワークを軽くするのも良いと思います。

留学費用
韓国 ウォン
0.1064円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,200,000 340,480円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 34,000 3,618円
交通費 185,000 19,684円
通信費 0 0円
食費・その他 3,050,000 324,520円
小計 6,469,000 688,302円
航空券
40,000
保険
0
ビザ関連費用
3,500
その他
0
合計 731,802 円