【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1857年(大学としては2016年から) ・学生数 約2万人 ・設置学部 Faculty of Marketing and Business Communication(FMBC) Faculty of Management(FM) Faculty of International Business(FIB) Faculty of Finance and Accountancy(FFA) ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) ERASUMUS (International Study Programme) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 基本的に英語で開講される授業は履修可能。ハンガリー語で開講されている授業と、Term mark以外の授業は履修不可。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 学部留学の場合でも、時間割や定員に空きがあれば、他学部の英語開講科目を履修することが可能であった。ただし、人気科目や専門性の高い授業では、所属学部の学生が優先される場合がある。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか 語学留学は受け付けていない。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学は比較的こじんまりとしている。KUISのような大規模な自習スペースや食堂はなく、自動販売機で軽食を購入するか、お弁当を持参している学生が多い。共有スペースでは、課題に取り組んでいる学生が中心で、全体的に静かな雰囲気である。 また、廊下にはクッションやソファが多く設置されており、そこでくつろいで過ごす学生の姿も見られた。学生はそれぞれが自由に思い思いの活動をしており、全体として自由で落ち着いた雰囲気が感じられる。日本人学生の数は非常に少なく、留学生はドイツやフランスをはじめとするヨーロッパ周辺国出身者が多い。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) KUISと異なり、1学期に3回テストが実施される。そのため、中間テストや期末テスト前にまとめて勉強するタイプの学生にとっては、やや厳しいと感じる場合がある。また、履修内容によっては1日に複数のテストが重なることもあり、日頃からコツコツと学習を進めていないと好成績を狙うのは難しい。 テスト日程は、KUISでいうGoogle Classroomにあたる「CoSpace」というサイト上で、テストの1〜2週間前に公開される。学生はそこでテストの日時を確認し、自分で希望する日時を選択して登録する必要があり、この登録を行わないとテストを受験することができない。さらに、テストに加えてプレゼンテーションやレポート課題も課されるため、計画的な学習とスケジュール管理が求められる。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困りごとがある際には、学生課に行くように言われた。 しかし、学期前は多くの人が学生課に用があり、長い時間待つ必要があった。そのため私はハンガリー人の友人に頼ることが多かった。 また、5~6人の留学生のグループに1人ずつメンターがつく制度があったので、日本にいる間と学校が始まるまでは、このWhatsAppのグループでわからないことを聞くことができた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) あったが参加できなかった。Wi-Fiのパスワードや校内の案内などがあったときいた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 履修登録の前に、エンロールメント(在籍登録)を済ませる必要があった。学生課に行けば対応してもらうことができ、必要な書類をその場で印刷してもらえる。その書類にサインをして提出すれば、手続きは完了となる。提出期間については、大学からのメールで案内があった。また、半年間の留学の場合は、即席の紙の学生証が渡される。一年間の留学の場合は、追加の手続きが必要となるが、詳細については担当のメンターから案内があった。 履修登録は「Neptun」というオンラインシステムから行う必要がある。抽選制度はなく先着順であるため、希望する授業を履修するには早めに手続きを済ませる必要がある。どうしても履修したい授業については、定員が埋まっていた場合でも、担当教員に直接連絡することで受け入れてもらえることが多かった。 また、授業は講義パートと演習パートに分かれており、これらはセットで履修しなければならない。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 英語を第一言語としない人々とともに学ぶ環境に身を置きたいと考え、留学を決意した。日本では英語話者=ネイティブという意識が強かったが、さまざまな背景を持つ人々が英語を共通言語として学び合う環境に興味を持った。また、日本とは異なる学習環境で、自分の「当たり前」を壊してみたいと思ったから。 (2) 留学先を選んだ理由 ホスピタリティ分野に強みを持つ大学である点に魅力を感じ、留学先としてブダペストを選んだ。大学生活やアルバイト経験を通して、ホテルなどのサービス業が自分に向いていると感じるようになり、専門的に学んでみたいと考えたためである。また、ヨーロッパの中心に位置し、多様な国籍・アクセントの英語に触れられる環境である点も決め手となった。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 留学前には、過去にブダペストへ留学した学生に話を聞き、授業の雰囲気や評価方法について情報収集を行った。また、英語での手続きや授業に備え、英語力の向上にも努めた。一方で、ホスピタリティやビジネス分野の基礎知識を、より体系的に学んでおけばよかったと感じている。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 渡航前には、現地での生活に必要な基本的な準備を行った。しかし、現地の生活リズムや食事環境について、より具体的に調べておけばよかったと感じている。特に、学内施設や昼食事情について事前に知っていれば、よりスムーズに生活に慣れることができたと思う。また、常に想定外のことは起きるので、やりすぎなくらい対策をしておくことが大事だと思う。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 授業やグループワークをきっかけに、他国からの留学生と交流を深めることができた。特に、エラスムス生同士は共通の立場であるため、自然と会話が生まれやすかった。授業後に一緒に課題に取り組んだり、街を散策したりする中で、交友関係が広がった。他にもWhatsAppで留学生だけのグループがあり、そこからも何人か友人ができた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は実践的な内容が多く、継続的なテストや課題によって日頃からの学習が求められた。中間・期末だけでなく複数回評価があるため、計画的に学ぶ姿勢の重要性を実感した。また、グループワークも多くあり、英語で自分の意見を伝えることに対する抵抗が徐々に減ったと感じている。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 業外では、留学生向けの交流イベントに1度参加した。これらのイベントは大学や学生団体からの案内を通じて申し込みを行った。参加方法は比較的簡単で、気軽に交流できる機会となっていた。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 授業外の活動を通して、自己主張の重要性を強く実感した。何かを依頼したり問題を解決したりする際、一度伝えるだけでは対応してもらえないことも多く、三度ほど粘って初めて対応してもらえる場面もあった。その経験から、自分の意思をはっきりと伝える姿勢が必要であると学んだ。 また、はっきりと「NO」と伝えることの大切さも実感した。日本では暗黙の了解で通じることが多いが、留学先では言葉にしなければ意図が正しく伝わらないことが多かった。さらに、言語が十分に通じない場面では、表情や態度といった非言語的要素が大きな影響を与えることを学んだ。 特に笑顔は円滑なコミュニケーションに役立つ一方で、状況によっては誤解を招くこともあり、例えば物乞いに過度に付きまとわれるなど、注意が必要な場面もあった。これらの経験を通して、状況に応じて表現や態度を使い分ける重要性を学んだ。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学で達成した最も大きなことは、英語でのコミュニケーションに対する心理的なハードルが下がったことに加え、問題を一人で解決しようとする力が身についたことである。言語や文化の違いにより、周囲に頼れない場面も多くあったが、その中で自分で考え、行動し、必要な手続きを進める経験を重ねた。これらの経験を通して、完璧でなくても自分の考えを伝え、状況を切り開いていく姿勢が身についたと感じている。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後は、ホスピタリティ分野に関する専門知識をさらに深めるとともに、実際の現場を想定した英語でのコミュニケーション力を高めていきたいと考えている。また、留学中に培った主体性や、一人で状況に対応する力を活かし、自ら課題を見つけて学び続ける姿勢を今後も大切にしていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 派遣先への出願は、大学から案内される手順に従ってオンラインで行った。必要書類や締切が細かく設定されているため、メールや案内をこまめに確認することが重要である。特に、提出書類の不備があると手続きが遅れる可能性があるため、余裕をもって準備する必要がある。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 留学期間に応じて、滞在許可(ビザ・レジデンスパーミット)の申請が必要であった。申請には複数の書類が必要で、内容によっては追加提出を求められることもあった。申請から発行までは数週間かかる場合があるため、早めに準備を始めることが望ましい。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 航空券は、インターネットの航空券予約サイトを利用して個人で手配した。価格や乗り継ぎ時間を比較しながら、自分のスケジュールに合う便を選択した。早めに予約することで、比較的安価に購入することができた。 (4) 渡航したルート 渡航は、羽田空港からイギリスのロンドン・ヒースロー空港を経由し、そこからブダペストのリスト・フェレンツ国際空港へ向かった。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 空港から住居までは、公共交通機関を利用して移動した。大学による出迎えサービスは特になかった。空港から市内へは、空港発の路線バス「200E」を利用して移動した。このバスで市内の交通拠点まで行き、そこから公共交通機関を乗り継いだ。チケットは「Budapest GO」をダウンロードしておくことで、オンラインで購入できる。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 滞在先は、大学が案内する住居情報か選んだ。大学がメールで案内をしてもらえるので、そこから寮のサイトへアクセスする。申し込みは渡航前にオンラインで行い、メールでやり取りを進めた。最初6月ごろに申し込んだが空きがなく、結局8月のぎりぎりに申し込んだ。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 家賃は月ごとに支払う形式で、支払い方法はオンライン決済または受付での支払いであった。住居には、ベッドや机、キッチン設備など、生活に必要な基本的な備品が備え付けられていた。メンテナンス面では大きな問題はなく、必要があれば管理者に連絡することで対応してもらえた。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) キッチンが共用なので、そこでさまざまな人々とコミュニケーションが取れる。ぜひ積極的に話しかけてみるといいと思う。一方、共用スペースでは盗難被害が多く、特に冷蔵庫に保管していた食品が盗まれるケースが頻繁にあった。そのため、別払いで自分の部屋に冷蔵庫を置くか、鍵付きの冷蔵ボックスなどを買う方がよいかもしれない。また、日本の調味料(醤油や味醂など)はスーパーで調達できるが、片栗粉や料理酒など使いたい場合は持参した方が良い。また、日本の抹茶系のお菓子などは現地の方に喜ばれることが多いため、持参するとよい文化交流になる。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 ほぼ全部クレジットカードで支払い可能。現金はクリスマスマーケットや市場以外ではほぼ使わない。 現金が必要なときはデビットカードでATMから引き出した。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 友人から紹介してもらい、「Vodafone」 という会社からオンラインで毎月eSIMを購入した。 専用のサイトから購入可能。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) 寮、キャンパス内共にWi-Fiの接続は良好であった。 街中ではたまに圏外になるときもあったが、すぐに直る。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) ない。友人が鼻ピアスを外せなくなり病院を受診したが、三件の医療機関をたらい回しにされたと聞いた。 (5) 日本から持っていくべきもの 変換プラグ(Cタイプ)、延長コード、日本茶または烏龍茶のティーパック、調味料、弁当箱、日本のお菓子、虫対策グッズ (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 治安状況は他のヨーロッパ諸国と比較して比較的良好である。一方で、夜間には飲酒した人物が見受けられることがあり、注意を要する。また、ホームレスが多く、金銭や物品の提供を求められるケースも確認されている。市内は日中においては概ね安全であるものの、原則として単独での行動は避けることが望ましい。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 食事は基本的に自炊を行っていた。学校には食堂がないため、弁当を持参するか、自動販売機でサンドイッチを購入する必要がある。また、寮には食堂が併設されていたが、滞在期間中に利用することはなかった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 前回留学した先輩からの情報、LPPに登録していたハンガリー人学生からの情報、ならびにインターネット上の情報を参考にした。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 現地では挨拶を重視する文化があり、日常生活のあらゆる場面で挨拶を行う必要がある。また、公共交通機関を利用する際には必ずチケットのバリデーションを行うことが求められる。治安は比較的良好であるが、夜間は酔った人やホームレスが見られることがあるため注意が必要であり、日中であっても単独行動は極力避けることが望ましい。街中では過度に愛想よく振る舞わず、落ち着いた態度で行動することがトラブル防止につながる。さらに、日本と比べて時間感覚や接客態度が簡素な場合がある点、公共の場でのマナーや服装に対する意識が異なる点にも留意する必要がある。手続き関連でも、基本1度目は断られるので、2、3度粘ることが大事。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 科目等履修生となり、教職課程の履修と並行して就職活動を行う。ホテル関連分野を中心に就職先を探す予定である。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 科目等履修生となり、教職課程の履修と並行して就職活動を行う。ホテル関連分野を中心に就職先を探す予定である。 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) なし。 (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 本留学を通じて、現地で多様な英語アクセントに触れた経験を活かし、英語を第一言語としない相手に対しても、安心感を与えられる柔軟な英語対応力を身につけたいと考えている。 また、文化的背景や価値観の異なる人々と生活を共にした経験から、言語だけでなく表情や態度、間の取り方といった非言語的コミュニケーションの重要性を学んだ。この経験を活かし、国籍や文化を問わず相手の立場に配慮した接客・対応ができる人材を目指したい。」 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 私のように内向的な性格で留学を迷っている人には、ぜひ挑戦してほしいです。留学をしたからといって、急に外交的になることはまずありません。勝手に多くの外国人の友人ができるわけでもないので、無理に自分を変える必要もない。焦らず自分のペースで行動し、逃げるときは逃げる、戦うときは戦うという姿勢を大切にすることが重要である。 また、できないことに嘆くのではなく、自分に何ができるかに目を向けることで、留学生活はより前向きなものになる。日本の文化や日常的な習慣を共有するだけでも評価される場面が多く、外国でも自分の居場所を作り、そして自分らしさを活かせる機会は十分にあると感じた。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 969,682.09 | 465,544円 |
| 水道光熱費 | 0 | 0円 |
| 学費・教材費 | 0 | 0円 |
| 交通費 | 23,012 | 11,048円 |
| 通信費 | 45,340 | 21,768円 |
| 食費・その他 | 747,281 | 358,770円 |
| 小計 | 1,785,315.09 | 857,130円 |
| 航空券 |
350,000
円
|
| 保険 |
80,000
円
|
| ビザ関連費用 |
0
円
|
| その他 |
0
円
|
| 合計 | 1,287,130 円 |
|---|