【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1551年9月21日 ・学生数 36万人以上 ・設置学部 建築学部 芸術・デザイン学部 科学部 政治・社会科学部 会計・経営学部 法学部 経済学部 アカトラン高等研究学部 アラゴン高等研究学部 クアウティトラン高等研究学部 イスタカラ高等研究学部 サラゴサ高等研究学部 哲学・文学部 工学部 医学部 獣医・畜産学部 音楽部 歯学部 心理学部 化学部 看護・産科学国立学校 ユニット=レオン国立高等研究学校 ユニット=モレリア国立高等研究学校 言語・言語学・翻訳国立学校 社会労働国立学校 遺伝子科学センター 応用物理学・発展技術センター ナノサイエンス・ナノテクノロジーセンター 人文科学・社会科学半島センター 映画研究大学センター 演劇大学センター 再生可能エネルギー研究所 ・その他 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Facultad de Ciencias Políticas y Sociales 政治社会科学部 (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 政治学、社会学、国際関係、人類学など、政治・社会科学に関する幅広い授業を履修することができた。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 所属学部以外の学部・学科の授業を履修することはできなかった。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 大学附属の語学学校であるCEPE(Centro de Enseñanza para Extranjeros)でスペイン語を並行して学習することができた。6週間単位で受講する形式で、別途受講料が必要だった。 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学は非常に規模が大きく、学生数も多いため、さまざまな地域から来た学生と交流する機会があった。留学生についてはメキシコ国内から来ている学生が多く、私が所属した学部では日本人学生は3人だった。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題はほぼ毎回あり、KUISと比較するとかなり多かった。授業によっては毎回30ページ程度の資料を読む必要があり、スペイン語で専門的な文献を読むことに苦労した。試験は授業によって異なるが、学期中に3~4回程度実施され、追試・補講等の機会も設けられていた。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った際には学部内の相談窓口を利用することができた。一方で、学生証に関する手続きについてはメール等でのサポートを受けることができず、自分で大学敷地内にある別の建物まで行って手続きをする必要があった。そのため、手続きの内容によって自分で担当部署を確認し、直接足を運ぶ必要があった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 大学施設の紹介や、大学内で利用できるサービスについての説明が行われた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) オリエンテーション終了後、授業開始前に履修登録を行った。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 異文化に触れ、日本とは異なる環境で生活することで、新しい価値観を身につけたいと考えたため。また、外国で一人で生活する経験を通して、自立する力を身につけたいと考えた。さらに、以前から興味を持っていたメキシコの文化や歴史を、実際に現地で生活しながら学びたいと思い、留学を決意した。 (2) 留学先を選んだ理由 メキシコの文化や歴史に興味があり、実際に現地で生活することで中南米の社会や文化を知りたいと考えたため。また、それまで自分の留学先としてあまり選択肢に入れてこなかった地域だったからこそ、これまで知らなかった世界に触れてみたいと思った。加えて、スペイン語を実際に使用する環境に身を置き、語学力を向上させたいと考えた。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 渡航前にはスペイン語の単語学習や会話練習を行った。しかし、実際に現地で大学の授業を受けると、日常会話だけではなく政治学や国際関係などの専門的な用語を理解する必要があった。そのため、渡航前に専門分野に関するスペイン語の単語や表現をより多く学習しておけばよかったと感じた。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) 現地での住居や交通手段、携帯電話、治安などについて事前に調べた。また、海外での生活に必要なクレジットカードや現金なども準備した。生活面では、現地で必要となる手続きや、日常生活で使用するスペイン語の表現をより詳しく準備しておけば、渡航直後の生活がよりスムーズだったと感じる。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 大学附属の語学学校でさまざまな国から来た学生と交流する機会があり、そこから交友関係が広がった。また、留学生同士のパーティーなどにも参加し、異なる国や文化を持つ人と交流することができた。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 授業は全体的に難しく、使用する資料の量も多かった。文献調査やアンケート調査など、日本の大学で受けていた授業とは異なる形式の課題にも取り組んだ。 また、専門的な用語が多く使われるだけでなく、メキシコ人の学生にとっては一般的な歴史や政治に関する知識を前提として授業が進むこともあり、内容を理解することが難しい場面があった。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 特になし (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 特になし (9) 留学で達成した最も大きなこと 留学を通して、異なる文化や環境の中でも自分から行動し、適応していく力を身につけたことが最も大きな成果だった。現地では、授業や生活の中で分からないことがあっても、自分で調べたり、周囲の人に質問したりしながら問題を解決する必要があった。 また、日本とは異なる文化や価値観に実際に触れることで、自分にとって当たり前だと思っていたことを別の視点から考えることができるようになった。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 今後もスペイン語の学習を継続し、特に会話力を伸ばしたい。留学中に身につけたスペイン語を忘れないよう、日常的にスペイン語を使用する機会を作り、会話練習や語彙の学習を続けていきたい。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 出願時には、履修したい講義をあらかじめ記載しておく必要があった。ただし、渡航後に授業内容などを確認した上で、履修する講義を変更することも可能だった。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) メキシコ大使館でのビザ申請は予約が取りにくいため、入学許可証の送付を待たず、早めに大使館へメールで連絡して予約を取っておく必要がある。 また、申請時には銀行口座に一定額以上の預金が一定期間継続してあることを証明する必要があるため、早めに必要書類を確認して準備しておくことが重要である。 渡航後は、入国審査の際にビザを所持していることを申告する必要がある。その後、1か月以内にメキシコ移民局のウェブサイトから予約を取り、ビザを在留カードに切り替える手続きを行う必要がある。 在留カードへの切り替えを行わない場合、大学で学生証を発行してもらえなくなるため、渡航後はできるだけ早く手続きを行うことをおすすめする。移民局の予約は取りにくいため、予約開始時間になったらすぐにサイトへアクセスすることが重要である。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) ANAを利用し、成田-メキシコシティ間の直行便を往復で購入した。フレックスのチケットを選択したため、帰国日の変更にも対応することができた。 航空券を片道ずつ購入すると往復で購入する場合と比べてかなり高くなる場合があるため、帰国日が決まっていない場合でも、日程変更が可能な航空券を往復で購入することをおすすめする。 経由便を利用する場合は、乗り継ぎ時間に十分な余裕を持つ必要がある。特にアメリカ経由の場合、入国審査等に時間がかかり、乗り継ぎ時間を3時間程度確保していても目的の便に間に合わない可能性があるため注意が必要である。 (4) 渡航したルート 成田空港からメキシコシティ国際空港までの直行便。 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 自分でタクシーを利用して滞在先まで移動した。 メキシコシティ国際空港内のタクシーカウンターでも、相場より高い料金を提示される場合があるため、利用するタクシー会社には注意が必要である。Yellow Cabは比較的分かりやすく利用しやすかった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学の寮はなかったため、Facebookを利用してシェアハウスを探した。入居者を大学生に限定している物件を見つけ、そこに入居した。 物件の管理者とのやり取りは基本的にWhatsAppに移行したため、現地で使用するためにあらかじめダウンロードしておくとよい。UNAMへの留学の場合、コヨアカン地区のコピルコ周辺は学生が多く、店舗や飲食店も多いため、生活しやすい地域だと感じた。滞在先から学部までは徒歩で約30分、学内バスを利用すると約15分だった。また、メキシコシティ中心部へのアクセスも比較的良かった。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 家賃の支払いは現金またはPayPalで行った。住居にはキッチンがあり、鍋や皿、ブレンダーなどの調理器具も備え付けられていた。部屋には家具が備え付けられており、冷蔵庫、タンス、机、ベッドなどが用意されていた。エアコンはなく、扇風機が設置されていた。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 周辺には学生が多く、学生向けのカフェや屋台も多いため、食事には困らなかった。また、文房具店やコピー店など、大学生活に必要な店舗も周辺に揃っていた。 日本とメキシコでは販売されている食材がかなり異なるため、日本と同じような食事を自炊することは、費用や食材の面から難しいと感じた。現地で手に入る食材を使って工夫することが必要だった。 周辺には安価な屋台が多く、私自身もよく利用した。レンジでパスタを茹でられる容器は自炊をする際に特に重宝した。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 基本的にはクレジットカードを利用していたが、屋台やチップなど現金が必要な場面も多かった。現金は日本のクレジットカードを利用して現地の銀行ATMから引き出していた。 Banco AztecaやSantanderのATMは比較的手数料が安かった。 ATMでは500ペソ札で出てくることが多いが、現地の店舗では500ペソ札の使用を断られることが多く、両替してもらえない場合もある。そのため、大きめのスーパーなどで使用して細かいお札に崩すようにしていた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) メキシコシティの空港到着後、TelcelでSIMカードを購入し、その場で端末に入れてもらった。 オンラインでチャージすることもできるようだが、日本のクレジットカードではうまく決済できないことがあったため、OXXOなどのコンビニで電話番号を伝えてチャージしていた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス内と滞在先ではWi-Fiを利用していた。街中でも基本的にインターネットを利用することができ、生活する上で大きな不便はなかった。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 留学中に病院を利用することはなかった。 (5) 日本から持っていくべきもの 常備薬や普段から使用している日用品など、日本で使い慣れているものは持参すると安心だと思う。また、変換プラグ、モバイルバッテリー、防犯対策に使用できるものなどもあると便利だった。 自炊をする場合は、日本食の調味料などを少量持っていくと便利だが、現地でも購入できるものが多いため、荷物とのバランスを考えて必要なものだけを持っていくとよい。 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 夜間は危険な場所があるため、一人での外出はできるだけ避ける必要がある。また、中心地であっても路地に入ると危険な場合があるため、できるだけ人通りの多い大通りを歩くようにしていた。 一方で、大通りではスリにも注意する必要がある。私は鞄のチャックにカラビナを付け、持ち手と固定することで、簡単に開けられないようにしていた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 大学の学食を利用するほか、パスタなど簡単な料理を自炊していた。また、時々Uber EatsやDiDiを利用して食事を注文した。 外食はチェーン店でも安くて1,500円程度からで、2,000~3,000円程度かかることも多く、日本と比べて外食はそれほど安くないと感じた。一方、大学の学食は500~800円程度で利用できた。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) 現地のイベントや生活に関する情報は、主にInstagramやFacebookを利用して入手していた。また、留学生や現地の学生から直接情報を教えてもらうこともあった。 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 日本と比べて時間に対する感覚が異なり、予定通りに物事が進まないこともあるため、時間には余裕を持って行動する必要があると感じた。 また、屋台などで気軽に食事をする文化があり、日本とは異なる食文化を身近に感じることができた。人との距離感も日本より近く、友人同士での交流が活発だった。 安全面では、同じ地域でも時間帯や場所によって雰囲気が大きく異なるため、夜間の一人歩きを避けるなど、常に周囲の状況を確認して行動することが重要だと感じた。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) 特にしていなかった (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学前に、語学だけでなく、現地での生活に必要な情報についてもできるだけ調べておくことをおすすめする。特にビザの手続きや住居探しは早めに準備しておくと安心である。 また、現地では日本とは異なることが多く、最初は戸惑うこともあるが、分からないことがあれば自分から周囲の人に聞いたり、調べたりすることが大切だと感じた。語学力に自信がなくても、実際に現地で生活することで少しずつ身につけることができる。 メキシコでの生活では、安全面に十分注意しながらも、日本とは異なる文化や生活習慣を楽しむことが大切だと思う。
| 内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| 家賃 | 54,450 | 511,618円 |
| 水道光熱費 | 0 | 0円 |
| 学費・教材費 | 34,248 | 321,798円 |
| 交通費 | 12,620 | 118,579円 |
| 通信費 | 5,800 | 54,497円 |
| 食費・その他 | 49,000 | 460,409円 |
| 小計 | 156,118 | 1,466,901円 |
| 航空券 |
400,000
円
|
| 保険 |
100,000
円
|
| ビザ関連費用 |
0
円
|
| その他 |
100,000
円
|
| 合計 | 2,066,901 円 |
|---|