月次報告書 2025-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2025-09-01 ~ 2026-06-30
留学種別
交換
生活編
「初めて」に触れる

初めての海外、初めての一人旅。最初はありとあらゆる「初めて」が、緊張と不安でいっぱいだった。そんな中、飛行機の窓から外を覗くと、少しずつ大きくなっていく街の姿に思わず息をのんだ。不安はいつのまにか期待に変わり、これから始まる新しい生活に胸が躍る。 ポルトガルは、雲ひとつない晴天と飛ばされそうな程強い風で私を迎え入れた。気候の違いを肌で感じた。ここは日本とはまるっきり違うんだ。 空港のまわりは忙しない空気が漂っていたけれど、少し離れると賑やかな雰囲気の中で穏やかに時が流れていた。日本とは全く違う街並み。全く知らない初めての場所。なのに、何故か心が落ち着く。何もかもが初めてのはずなのに、初めてではないような感覚。 現地の人々との初めての交流。勉強したとはいえ、まだまだ未熟。伝えたいことがなかなか伝わらないことなんてざらにある。最初こそ落ち込んだけど、今ではこれも経験だと考え、楽しんでいる。焦らず、ゆっくり。 【滞在先】 大学から地下鉄で約10分、そこから歩いて数分程にある学生寮。家賃は高いが光熱費込、比較的新しい施設なので綺麗で設備が充実しているほか、週に一度、部屋に清掃が入る。 住宅が立ち並ぶエリアに位置しており、地下鉄駅の利用者が多く活気はあるが、中心部と比べて落ち着いている。向かい側には大きめのスーパーがあり便利。 【食事】 スーパーのお惣菜がメイン。少しずつだが自炊もしている。米は(こだわりがなければ)どこでも買える。 菜箸があると便利だが、スーパーではまず見かけないので日本から持っていくのがおすすめ。 【通学】 寮から大学までは地下鉄で、乗り換え無しで通学可能。1時間程かかるが、徒歩通学も可能。 定期をまだ持っていないため、公共交通機関は全てカード支払い。来月中に取得したい。 【授業】 選択した授業は全てポルトガル語。まだ聞き取るだけでは完全に理解するのは難しい。 【交友関係】 授業が始まるまでの一週間、大学ではwelcome weekと称して様々なイベントが行われた。その中で日本人留学生やポルトガル人の学生たちと知り合い、大学外でも寮生と知り合う機会があった。 留学生向けの説明会への参加は必須だが、この期間中に行われるイベントにも積極的に参加しよう! 【携帯電話】 最初の数週間はauの海外放題プランを利用し、期間中に現地の携帯会社でSIMカードを購入した。学生プランだと月額が少し安くなるため、購入の際は年齢が分かるもの(パスポートなど)を持っていこう。 【気候・服装】 1日あたりの気温・湿度 ・気温:20~30℃ ・湿度:55~60% 夏は乾燥している。油断すると喉を痛めるので、不安な時はのど飴を持っていったり(飛行機の中も乾燥している)、寝る時はマスクをつけると安心。水分補給はしっかり! 1日の気温差が大きい。晴れる日がほとんどなので昼間は暑いが、朝晩は半袖だと少し寒い。一日中外出する場合は半袖に薄い羽織りを着ると良いかも。今月は長袖を着ることは無かった。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
175.0394円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 835 146,158円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 37 6,476円
通信費 9.9 1,733円
食費・その他 200 35,008円
合計 1,081.9 189,375円
授業編
History of portuguese language
ポルトガル語の歴史
講義(地域言語)
450分
ラテン語からポルトガル語の変遷。ポルトガル語を時代別に分け、当時の文献を使いながらそれぞれの文法的特徴を学ぶ。 1クラス30人程いる。授業中はよく学生が手を挙げ、先生に質問している。 授業スライドがあり、理解しやすい。
Latin
ラテン語
講義(地域言語)
720分
ラテン語の文法の授業。テキスト内の単語を格ごとに活用したり、一文を品詞分解・格分解する。一言でいうと難しい。 1クラス20人程いる。先生がテキストを使って説明する。学生が質問することもたまにある。特に授業外で自習しないと理解しづらい。
Dialectology
方言学
講義(地域言語)
450分
「方言」の定義を明らかにするところから始まる。 1クラス20人弱。“História da língua portuguesa”の授業にいた学生もちらほらいる。授業スライドを使いながら説明されるのでそれほど難しくはない印象。
Japanese Culture
日本の文化
講義(地域言語)
360分
奈良時代までの日本文化を学ぶ。日本史に近いが、中学・高校の日本史では勉強しなかった書物などが出てくる。時代別の細かい文化まで紹介される。 1クラス20人弱で、日本のキャラクター(ジブリなど)のグッズを身につけている学生が多い。他大学からの日本人留学生も履修している。