月次報告書 2025-09
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
2年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2025-09-01 ~ 2026-06-30
留学種別
交換
生活編
カナリア生活 1ヶ月目

8月31日17:40 成田発の便で出発し、アブダビ、マドリードを経由して9月1日17:40 ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア空港に到着しました。以前KUISに留学に来ていたネイティブの友人2人が空港まで車で来てくれて、ピソまでの荷物の運搬と最初の買い出しを手伝ってくれてとても助かりました。 翌日2日にVeguetaのキャンパスでセレモニーとウェルカムパーティーがありました。内容は学長や先生方のコメントがほとんどで、参加必須の雰囲気ではありませんでした。ですが、他国留学生の友達を作るにはとても良い機会だったので参加して良かったです。 ~生活面~ 女の子4人でシェアハウスをしています。ドイツ人、イタリア人、スペイン人と一緒に生活しています。スペイン語と英語で会話をしています。自分の部屋以外はシェアなので、お互いに気を遣い合って暮しています。 食事は自炊が多いです。スーパーはパンの種類が豊富ですし、パスタも日本よりたくさんの種類が見られます。パスタソースも瓶の形ですが、混ぜるだけで食べられるものも売っていました。学校には、サンドイッチを作って持参しています。スナックの自販機でおやつを買ったりもしています! スーパーの物価は思っていたよりも高くなく、日本のコンビニ程度に感じます。スーパーのオリジナルブランドの物は安く、品質も良いのでいつも利用してます。 ~大学・授業~ 大学まではバスを利用しています。観光学部の授業はTafiraキャンパスで山の上にあるので、私の家からは約30分、LasPalmasの市街地からは1時間弱かかります。バスはGuaguaといって、クレジットカードで支払うと1回1.4ユーロ、Guaguaのカード(日本のSuica)で支払うと1回0.46ユーロで、走行距離は関係ありません。スペインの電話番号があればカードを作れるので携帯の契約が済んだら早めに作ることをオススメします。更に、住民のみが持てる乗り放題カードもあるので、住民登録を済ませた後はそのカードを作ることをオススメします。 履修登録にとても苦労しました。授業の時間割やクラスの確認・選択の仕方がわからない、コーディネーターとのコンタクトがなかなかとれない、など多く問題がありました。聞いたところ、履修登録のシステムが今年から変わったらしく多くの留学生が混乱していました。最終的に授業開始に間に合わず、授業と並行しつつメールと窓口を利用して9月3週目頃にやっと完了しました。実際に授業を受けてみてから、難易度や時間割の重なりを踏まえていくつかの履修を変更しました。 私が受けている授業はスペイン語で3科目、留学生向けのスペイン語基礎1科目で、平均して1日2~3コマ取っています。先生によって話すスピードが違い、聞き取れる単語があるときも、全くわからないときもあります。何より観光学を学ぶこと自体も初めてだったため、知らない単語がほとんどで授業中は全く理解出来なかったです。なので配布されているレジュメやスライドを辞書やAIを利用して理解し、予習復習をして授業に臨んでいます。 ~放課後・休日~ 大学のボランティア団体やESN(留学生向けにアクティビティを提供する団体)が主催するイベントが多くあり、島の人気観光地へのバスツアーやパーティーが多くあります。自分の体力やお財布と相談しながらもなるべく多くのイベントに参加しました。その結果、授業や様々なイベントを通していろいろな国の友達が出来ました。週末はそのイベントに参加したり、友達と遊んだりしています。特に私はビーチに行くのが大好きで、カナリアにいる間はなるべくたくさん行けるようにしたいです。留学生同士も気軽に遊びに誘い合えて、語学スキルの向上だけで無くお互いの文化を知る機会にもなるので最高です!! ~気候~ 9月は基本半袖で過ごしました。天気が優れない日や大学の山の上に居るときは肌寒いこともあったので、薄手のパーカーを羽織っています。夜も少し寒いので、薄い上着は持ち歩いています。雨は長い時間降ることは無く、ザーッと降っても通り雨程度で、数分経てば止むので傘は持ち歩いていません。 ~携帯契約・そのほか手続き~ 携帯の契約は、eSIMを月50Gで7.5ユーロのものを契約しました。インターネットから申し込めてすぐに使えたので楽でした。 私は半年以上の滞在なので、到着後1ヶ月以内にTIEの取得が求められていますが、予約枠が取れず現在は予約完了しただけで止まっています。 Guaguaのカードを先に取得したかったので、Empadoronamiento(住民登録)を行いました。市役所も同様に予約枠が取れないため、朝早くの開館前に並んでキャンセル枠を狙いました。 役所はどこもスペイン語しか通じないことが多くて手続きに苦戦しましたが、住民登録や履修登録も全て他の日本人留学生たちに助けてもらって、無事完了しました。 自分のスペイン語が通じないこと、自分の語学スキルが低い事がすごくショックでしたが、これをバネにより一層頑張ろうと思えました。 ~イベント・観光地~ 9/6 Dunas de Maspalomas 広大な砂漠とビーチ、人生初砂漠で楽しかった 9/6 Mogán リゾートビーチと真っ白な町並みが美しかった、The観光地って感じ 9/7 Fiesta del Pino(写真1) カナリアで1番大きなお祭り、絶対行って欲しい! 9/21 Fiesta de las Marias 色に意味がある伝統的な衣装がかわいくて素敵だった 9/21 Agaete(写真2) 大きな岩山の景色とビーチ、洞窟、白い町並み。5mほどの岩から海にダイブがたのしかった。 この他にもESN主催のWelcomePartyやイベントに参加しました! ~振り返り~ 島に到着して1ヶ月、ずっとどこか観光客気分でした。でも徐々に住民登録や履修登録をしていくうちに、自分がここに来た目的は単なる観光では無く、勉強であることを再認識しました。ついて行くことだけで手一杯の授業も、スペイン語が伝わらないとすぐに英語に切り替えてしまう現状も、とても悔しいです。残り9ヶ月しかないので、島の文化に触れて観光も楽しみながら、10月は気合い入れてがんばりたいと思います:)

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
172.503円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 430 74,176円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 34 5,865円
通信費 7.5 1,294円
食費・その他 660 113,852円
合計 1,131.5 195,187円
授業編
Intensive Spanish course A2
集中スペイン語コース A2
語学(地域言語)
450分
留学生対象のスペイン語文法を学習する授業です。A2からC1までのレベルがあり、2カ所のTafiraキャンパスとObeliscoキャンパスで開催されて、朝のコマと夜のコマのどちらかを選択します。自分の時間割に合わせて選択すると良いです。 私は他の講義系授業の履修を優先した結果、自分のレベルにあったB1を選択出来ませんでした。代わりにA2とB2を履修しようと考えましたが、B2はスペイン語が流暢に話せる学生が多く、ディスカッションも多かったため私にはまだ厳しいと判断し履修をキャンセルしました。A2はKUISの1回生レベルの授業で、他の授業で難しいスペイン語ばかりに向き合っていたため息抜きになってとても楽しいです。またスペイン語の基礎、特に動詞の活用を再確認できるのでオススメです。 人数はレベル・クラスによりますが、A2朝クラスは30~40人、B2朝クラスも20~30人ほどで多めです。A2の先生は簡単なスペイン語で説明した後に英語でも言う授業スタイルで、B2は全てスペイン語で行われます。 自分の心の余裕と時間の余裕があれば、B2に参加すれば確実に言語能力は伸びると思います。
Chinese of tourism Ⅰ
観光向け中国語
語学(地域言語)
660分
「Chino tristico」という授業名ですが、授業内容は中国語を0から学べる内容になっています。上海出身の先生で、上海で大学講師をしていた際に日本人学生を多く担当されたこともあり、日本人学生に信頼を置いてくださり課題のプリント方法や出席管理などでわからないことがあっても、聞くとすぐに助けてくださる優しい先生です。 現地の学生や留学生が参加していて、計8人です。中国語は漢字なので他の学生よりアドバンテージがあって受講しやすいとおもいます。
Fundamentos de Economía y Turismo
経済学と観光学の基礎
講義(地域言語)
780分
この授業は主に観光学と観光経済の基礎を学びます。各ユニットごとに50ページほどのレジュメが配信され、それを元に作られたスライドと板書で授業が進みます。先生や現地学生のしゃべるスピードが速く、更に初めて触れる観光学なので知らない単語も多いため、予習復習をしっかりしないとついていくのは大変です。2~3週間で1ユニットを終わらせ、その都度テストがあります。対策の問題が配信されたのでそれを参考に勉強しました。テストのときは辞書の使用が許可されました。
Tourism and Transportation
観光と交通
講義(地域言語)
780分
人の流れや、観光における交通のコストや効率などの仕組みを理解しながらグラフや計算式を使う授業です。授業スライドが配信されます。予習復習をしっかりして計算式を理解すると授業も楽しく受けれると思います。 先生は日本が大好きな方で、留学生であることを伝えたらテストのときに翻訳ツールを使うことを許可してくれたり、過去問をくれたりと、優しい対応をしていただきました。