いよいよ残すところ帰国まで一か月もなくなってしまいました。しかしながら今のところは、もうすぐ日本に帰るという実感はまだありません。さすがに5月にもなると、雪は全て溶けて、晴れの日々が続いています。日没も冬場の時とは大きく変わり、夜の9時・10時まで明るい状態です。春が来たのかどうかはっきりわからぬまま、いつの間にか暑いと感じるまでに気温も上がりました。町中の花もきれいに開花し始め、外にでると人々が日向ぼっこをしていたり、ピクニックをしていたりする様子が伺え、また冬とは違ったファールンの魅力を感じています。その光景を見るたびに自分まで微笑ましくなります。 さて、勉強面に関して、今月をもって、レポート提出ひとつを残し、ほとんどのコースが終了してしまいました。月末は、テストにレポート、それから帰ってしまう友人たちの見送りと、やりたいこと・やらなければならないことが山積みとなり、気づいたらあっという間に5月が終わっていました。すべてのコースが終了したという達成感もありましたが、それよりも自分もそろそろ帰る日が近づいているということをやっと実感し、とても寂しくなりました。 今月末をもって多くの友人達が帰ってしまうため、空いている時は極力一緒に最後の時間を過ごしました。暖かくなってきて、景色もガラッと変わり夏模様になった綺麗な街並みを一緒に散歩したり、近くの湖でバーベキューをしたり、ピクニックをしたりして最後の思い出づくりをしました。街で開催されていた、スウェーデンの有名なマーケットやイタリアンマーケットなどのイベントにも積極的に足を運び、みんなと充実した日々を送りました。やはり、別れというものはつらいもので、ひとりまた一人と見送っていく度に、また会えるとはわかっていてもとても寂しかったです。それだけ自分は多くの人に支えられて、この留学生活を過ごしてきたということを実感し、みんなに感謝の気持ちでいっぱいです。残り少ない留学生活にはなりますが、一日一日を大事に、楽しむことも忘れず過ごしていきたいと思います。