月次報告書 2019-02
プロフィール
学科
英米語学科
学年
4年
留学期間
2018-08-01 ~ 2019-06-30
留学種別
交換
生活編
7ヶ月目、新学期

新学期が始まりました。2月の初めはマイナス16度という日もありましたが、後半は最高気温が7度で太陽もさんさんといった、夢のような天気もあります(とは言っても、次の日に急に雪ということもあり、まだ道路には雪が所々残っています。)前学期で仲良くなった友だちとお別れして、新学期は少しさみしいスタートになりました。前学期から仲の良い友達と集まって、寮で恵方巻きを作りました。ネパール人の友だちもなかなか上手で、ここで揃えられる食材でなんとか作りました。梅やわさびや醤油をみんなで持ち寄って、楽しい会になりました。また、今月は韓国に帰ってしまった友だちの誕生日があり、放課後にみんなでビデオコールをして、久しぶりに沢山話しました。イスラエル人の友だちの誕生日には、みんなでサプライズのプレゼントを買いに行ったり、バースデーカードを作ったりもして、彼女の家でパーティーをしました。カードやプレゼントに感動して泣いてしまったり、テレビでカラオケをしたり、ケーキを食べたりと、楽しい時間を過ごしました。また、今月はリトアニアの独立101年記念企画が、寮から歩いていける距離のカウナス駅で催され、多くの人達が駅構内に集まり、リトアニア出身の音楽アーティストたちのパフォーマンスを聴きに行きました。今月は、寮費の支払いが送れたペナルティで20ユーロの罰金を課されたり、壁のコンセントが使えなくなって冷蔵庫が止まってしまったので延長コードを買いに行ったりと、なかなか出費も多い月でした。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
EU ユーロ
138.81円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 112 15,547円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 0円
通信費 10 1,388円
食費・その他 334 46,363円
合計 456 63,298円
授業編
Korean Level2
韓国語 レベル2
語学(地域言語)
720分
前記に引き続き、韓国語L2を履修することになりました。教科書が二冊目に入り、2週間に一度ある100程度の単語の単語テストに加え、ほぼ毎週、グループ発表が始まりました。グループは2から3人で自由に組み、先生が指定した勉強した文法を5から7種類入れたダイアログを作って、クラス内で発表します。スクリプトはグループで考え、文法チェックをした後、先生に添削をしていただきます。スクリプトは暗記していないと減点になるうえ、他のグループの発表の後に質問もされるので、発表する生徒たちも聞いている生徒たちもとても緊張します。私は、イスラエル人の友だちとリトアニア人の友だちと一緒にグループワークをしています。授業内の指示がほとんど韓国語になったので、生徒が一度で理解できず、先生が何度も何度も言ってくださいます。今月は、尊敬語、お金の数え方、比較の文を勉強しました。前期よりも文で答えられたり、だんだん聞こえるようになってきていて、とても楽しいです。
Discourse Analysis
談話分析
講義(英語)
540分
前期に社会言語学を受講したので、言語についての理解を深めたいと思い、スペイン人の友だちと一緒に受講しています。先生はスウェーデンとイギリスで研究をしていらっしゃったそうで、先生の話す英語はとてもきれいなイギリス英語です。Introduction to English Linguisticsを前期に履修していた生徒が多いので、先生も生徒も専門用語をたくさん使います。私は社会言語学を取っていなかったら、もっと難しかったと思います。講義は45分、セミナーが90分です。生徒は20人ほどで、ほとんどが現地学生、その他は、スペイン人とカザフスタン人と日本人の私、それぞれ一人ずつです。講義、セミナーとも、実際の生活で出会う様々なDiscourseを例に使って、談話分析の方法を学びます。これまでにはTwitterのヘイトクライムや、スターバックスの広告などを使いました。講義は少し駆け足ですが、生徒の発言も重視してくださっています。セミナーでは5人程度のグループに別れて、1つか2つのトピックについてじっくり議論します。私の知識と英語力ではみんなに追いつくのでやっとですが、だんだん発言できるようになっています。内容が難しいので、毎回の復習と、教科書を使った予習は欠かせません。
International Communication and Global Perspectives
国際交流とグローバルな視線
講義(英語)
360分
他の大学でも講義をしていらっしゃる、ジャーナリストの研究をされているリトアニア人の先生の講義です。基本的にはパワーポイントを使った講義に加え、グローバル化に関するエッセイの課題が、一学期を通して3回と、中間テストと期末テストがあります。両テストとも、持ち込み可の記述形式になるようで、授業外にも、Moodleに乗っている課題図書と推薦図書を毎回読む必要があります。生徒の半数が現地学生で、その他はアジアやヨーロッパからの留学生です。比較的静かな授業ですが、ときには生徒が発言したり、国同士で意見を比較したりします。先生がゆっくり話してくださるし、スライドにも内容が載っているので、授業中は大変ではありませんが、レポートとリーディングの課題が少し大変です。
Introduction to Translation Studies
翻訳学基礎
講義(英語)
540分
留学に来ているので、この機会に、ずっと興味のあった翻訳学を学ぶことにしました。先生は現役のリトアニア語、英語の翻訳者をなさっていて、若い女の先生です。90分の授業では、翻訳の歴史から理論や方法、また最近人気の翻訳サポートアプリの使い方や、実際に働く方法やコツまで学ぶことができます。生徒は30人くらいで、80%程度が現地学生、残りは、日本人、中国人、イタリア人、カザフスタン人の留学生です。現地学生のほとんどがとても英語に流暢で、半数程度は、中学校や高校で翻訳コンテストに参加した経験があったり、実際に医療翻訳家や映画の翻訳家として働いたことのある生徒もいて、とてもレベルが高いです。先生の授業はどれも現実で活かせることばかりで、セオリーなどの説明の際にも多くの具体例を引用してくださってわかりやすいです。講義、セミナーともに学生の発言率は高い授業ですが、セミナーでは特に、母語から英語へ翻訳しにくい言葉をレポートにして、それをもとに発表をしたり、同時翻訳の方法を教わってグループでやってみたりと、毎回とても楽しいです。
International and Inter-cultural Communications
国際間・文化間コミュニケーション
講義(英語)
540分
この講義はリトアニア人の女性の先生がほぼ口頭で講義をしてくださったあと、生徒間でディスカッションを重ねる、といったものです。今のところ、トピックはFeminine SocietyとMasculine Societyの違いと、社会におけるPower Distanceについて学んでいます。生徒は15人程度で、現地学生に加え、フランス人、イタリア人、モロッコ人、メキシコ人、日本人、カザフスタン人、アメリカ人…と世界中からきた留学生がいます。先生は比較的ゆっくり話してくださいますが、使用する単語が少し専門的なので、理解には時間がかかります。授業中は、グラフや表や統計を見たり、かなり詳しい例とともに学びます。ディスカッションでは、毎回近くに座った生徒で3から5人のグループを作り、それぞれの国や地域の文化を比較しながら話し合います。この授業を取っている生徒の多くが、とても英語が堪能で、私はディスカッションで他の生徒の発言を理解し、自分が聞かれたときに意見を述べるのが少し大変です。講義とセミナーの他に、映画を観て、社会状況についてのエッセイを書く課題が2つと、国際的なグループを作ってトピックを決め、研究して発表するという課題が、今学期中にあります。