月次報告書 2019-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2018-08-01 ~ 2019-06-30
留学種別
交換
生活編
春、というより夏なメキシコの3月

 日本では桜が咲きお花見の季節ですが、メキシコでは春、というより夏でしょ…と思うほど気温が高い毎日が続いています。しかし、湿気はなく風が気持ちよくて毎日晴れているので、とても過ごしやすいです。  今月は大学で同じ授業を取っているメキシコ人の学生と2回ほど出かけました。1人は、元々日本文化に興味があったそうなのですが、今学期から国際関係学部のオフィスが移動になったCUCSH BELENESという新しい校舎に日本庭園が造られることをきっかけに日本の文化について大学新聞に記事を書きたく、質問をしたかったと言ってくれました。そして休みの日にTolaquepaqueにあるカフェに行きいろいろな話をしました。もう1人の子は音声学の授業をとっており、アジア人の話し方や発音などについて調べているようで、その手伝いをしました。授業終わりに大学の近くにある大きな公園に行きご飯を食べながら、お互いの文化についてや普段の生活のことなど話し、それをきっかけに仲良くなることができました。  前期は学部の授業を取らなかったので、このような機会を作ることがなかなかできませんでしたが、学部留学だからこそ現地の学生と同じ授業をたくさんとることもでき、交流時間も多く、いろいろな考えを持つ学生と関わることができます。留学前に私が学部留学を希望した理由の一つでもあるので、今期にこのような交流ができたことはとても嬉しいです。帰国まで残り2ヵ月ほどとなりましたが、もっと多くのメキシコ人学生、他の国からきている留学生と関わり、スペイン語とともに異文化に触れながら残りの生活を充実させていきたいです。

住居形態
その他 シェアハウス
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
メキシコ ペソ
7.86円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 2,350 18,471円
水道光熱費 0円
学費・教材費 0円
交通費 752 5,911円
通信費 150 1,179円
食費・その他 7,637 60,027円
合計 10,889 85,588円
授業編
IDIOMA IV
スペイン語Ⅳ
語学(地域言語)
720分
 先月扱ったテキストの後半に、グアダラハラ州立の経緯について書かれたテキストがあったのでそれを前半に読みました。そのあとに先生がテキストから問題をいくつか出し、それを解きながら内容を改めて確認しました。グアダラハラにいるからこそ知っておくべき歴史でもあり、何よりも自分が住んでいる一番身近な州なのでとても面白かったです。  3週目には La Conquista というビデオを見ました。Rey Carlos V や Cristóbal Colónなど歴史上の人物も出てきつつ、専門家の話などがまとめられている内容でした。そのあとに先生が作った問題をもう一度見ながら確認をしていきました。わからない単語があり、歴史についてもあまり私自身触れてこなかったので理解をするのが大変でしたが、非常に興味深い内容でした。
IDIOMA V
スペイン語Ⅴ
語学(地域言語)
720分
 La arepaという食べ物について書かれた記事を先生が持ってきてくださったので、その記事をはじめに読みました。食べ物の説明の後にはその発祥地や現在の形など様々なことが書かれていました。読んだ後に全体で内容を確認し、次の週には内容をどれくらい覚えているか、また出てきた単語をどれくらい覚えているかの確認テストを行いました。  翌週には現在完了、過去完了を中心にやりました。それらの形が文中によく出てくるテキストを読んだり、それらの形を使って文章を書く課題も出ました。
Lengua extranjera V
外国語 V
語学(英語)
360分
 今月は今までやった中で最初の2つのユニットからテストを行いました。内容は主にテキストに出てきた文章についてや、過去形、現在・過去完了の簡単な問題がでました。文法に心配はあまりなく、良い点数を取れました。 次のユニットでは、未来形を中心にテキストにそって授業を行っています。次のテストのときに困らないように単語は忘れないように努力しています。
EL ESPAÑOL COMO SEGUNDA LENGUA Y SU ENSEÑANZA
第二言語としてのスペイン語とその教育
講義(地域言語)
720分
 直接目的語・間接目的語の、点過去の用法を中心に行いました。それぞれの項目で学生が各テーマの問題を作り、それを授業内で解きながら用法などの確認をします。点過去のときは、それぞれの思い出話を持ってきたり、授業内で留学生たちが各国で伝わる伝説について過去形で書いて発表しました。  次の授業では、命令形を用いて料理の紹介をする授業を行いました。レシピを持ってくるだけでなく、模型を作って作る過程を説明したり、実際に料理を持ってきて食べてもらいながら料理の説明をしたりしました。私ともう一人の日本人学生でメキシコでも簡単にできる卵焼きを紹介しました。甘いのとしょっぱい味の二種類を作ったのですが、どちらも好評で嬉しかったです。料理のときに使う単語は普段使わないものや調理器具が多いので辞書を使いながらでしたが、スペイン語と同時にメキシコ料理も数多く知れたので、帰国しても作りたいと思います。
Cultura e identidad nacional
国民文化とアイデンティティ
講義(地域言語)
900分
 毎週同じようにいくつかの文献を読み考えなどをまとめ提出する課題が出て、授業内ではその内容について進めていきます。今月はグループにわかれてメキシコの先住民についてのプレゼンテーションがありました。マヤやアステカだけでなく他にもさまざまな私の知らなかった先住民がいて、それぞれに特徴がありとても面白かったです。プレゼンテーションは毎回の授業でやっているのですが、今回はパワーポイントなどを用いてやったのでいつもより緊張感がありましたが、同じグループのメキシコ人学生に助けられ、無事に終えることができました。  翌週にはグアダラハラの都市について書かれた文献で、内容はIdioma 4でやったグアダラハラ設立に少し近いものがありました。実際に通りの名前が出てきたり昔と現在、東側と西側など比較されながら書かれていました。授業ではその内容に関連したビデオを見て理解を深めました。そのあとには、伝統的なお菓子を持ってきてといわれていたのでそれぞれが持ってきたお菓子を食べました。メキシコのお菓子は甘いものが多く、日本にないようなものや食べたことがないものが多くあり、他の学生たちは私たちが食べた後の反応を見て楽しんでいました。私は日本食が売っているお店で金平糖を持って行ったのですが、見た目もかわいく味も甘めなのでみんな気に入ってくれました。  今月最後のテーマは世界の文化遺産が違法に発掘されたり売買され、博物館や富裕層の人へ売られ展示されている内容の文献でした。この文献を読むまでは世界でこのようなことが起きていること自体知らなかったので衝撃でした。授業内ではその文献を読んだうえで、これらの問題の解決策についてグループになって話し合い意見をまとめ発表しました。知らなかった分わからないことも多かったのですが、先生が詳しく説明をしてくれたり、グループの学生が意見をたくさん出してくれたのでそこから自分の考えを出すこともできました。単語も内容も難しいですが、たくさん勉強になることが多い授業です。