月次報告書 2019-08
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
4年
専攻
スペイン語専攻
留学期間
2019-08-01 ~ 2020-06-30
留学種別
交換
生活編
留学生活、早1ヶ月が経ち

[滞在先] コヨアカンにホームステイしており、両親と2人の娘さんがいる家庭だ。娘さんの1人はCEPEの講師をしている。皆とても優しくよく声をかけてくれるのでスペイン語の上達になる。困ったことがあればすぐに相談に乗ってくれる。大学(学部)へは乗合バスとメトロを使って40分くらいで行ける。CEPEへはバスだけで行ける。 [授業] メキシコの授業開始時期は早く、KUISの授業が終了した翌日に出国した。到着した2日後から1週間オリエンテーションがあった。交換留学先である政治社会学部(FCPyS)の授業は8月5日から始まった。筆者の履修した授業は2つだが、どちらも周りを見渡してもメキシコ人学生しかいない。(授業によってはいる。交換留学生として、コロンビア、ブラジル、アルゼンチン、コスタリカ、ノルウェー、ベルギー、アメリカ合衆国、ポルトガル人等の友人がいる。) メキシコ人学生・教授は優しく、困ったことがあればすぐに助けてくれるが、学部の授業で用いるテキストは内容が難しく知らない単語だらけである。学生も人によるが話す速度がかなり早い人もいてついていくのに必死である。1ヶ月経っても学部の授業は全く慣れない。一方、8月26日から始まったCEPEは外国人用施設の為、1ヶ月学部で過ごした筆者にとっては相当簡単に感じられ授業もとても楽しい。レベル5からのスタートだ。 [学校以外の生活] 中央広場のソカロ、ソウマヤ美術館、チャプルテペック城と国立人類学博物館に行った。まだピラミッドは見に行っていないので早く訪れたい。国立人類学博物館のレストランで昼食を取った時に、メニューを見て食べたことのない味のタコスを頼んでみた。テーブルに運ばれてきて驚いた。なんといも虫が乗っていたのだ。メキシコの伝統酒メスカルというテキーラの瓶の中に香り付けとして入れられているグサーノといういも虫が乗ったタコスだったのだ。興味があれば頼んでみるのも面白いだろう。

住居形態
ホームステイ
無線LAN(Wi-Fi) その他 SIM
月額費用
メキシコ ペソ
5.26円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 4,500 23,670円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 92 484円
交通費 361 1,899円
通信費 100 526円
食費・その他 11,141 58,602円
合計 16,194 85,181円
授業編
Español 5
スペイン語5
語学(地域言語)
780分
午後に履修しているせいか履修者は5人で他のクラスよりは少ないが、午前に取ると日墨学生が多く日本人の割合が高くなるし履修者も増えれば発言回数が減ってしまうので筆者は丁度いい大きさだと感じている。メンバーは日本人、カナダ人モントリオール出身、アメリカ合衆国、韓国人という構成である。人数が少ないためアットホームで質問も気軽にできる。今月は現在完了形、過去完了形の違いとその復習からである。宿題は毎日出るが量が少ないためそんなに負担にはならない。復習が終わったら接続法に入る。レベル5のクラスは基本的に接続法がメインである。
Redacción y Coversación 5
会話と作文5
語学(地域言語)
180分
履修人数は13人程度である。CEPEでは標準サイズの人数だと感じる。お昼の授業で日墨生もおり日本人は6人と半分を占めているが、国籍はアメリカ合衆国、中国、ジャマイカ、オランダとかなり多様で刺激的である。今月はメキシコにおける重要人物11人のビデオをみんなで見て感想や意見交換をした。積極的な学生が多くディスカッションも盛り上がるのでとても楽しい。宿題は毎回出るわけではない。CEPEの"Flores de Nieve"というサイトの記事を1つ読んできて感想・コメントを書いてくる課題が出た。
Introducción al Estudio de Relaciones Internacionales
国際関係学概論
講義(地域言語)
960分
学期の初めに履修することになっている授業の為、学生数は50数名程おりかなり大きいクラスだ。筆者以外は皆メキシコ人学生である。初回の授業から話しかけてくれる優しい学生が多くすぐに溶け込めた。その中に1人、日本人の母親を持つ学生がおり日本語が少し話せるため彼には随分助けてもらっている。又、教授の専門分野はアジア地域であり、授業内でもしばしば日本の話題が出る。加えて彼の奥さんも日本人だというのだから驚きだ。課題は指定された本の一節を読みそれの感想や意見をレポートにまとめる課題が出された。いくつかのグループに分かれてディベートもやった。
Pensamiento Internacional Latinoamericano
ラテンアメリカ国際思想
講義(地域言語)
960分
必修科目でないため受講数も5、6人とかなり小規模クラスだ。筆者以外はメキシコ人学生である。講義前半は最新の新聞記事の切り抜きを講師が持参し、それについて意見を述べたりその話題を中心に時事ネタを話してくれる。後半は、配布教材の該当箇所を予習として読んできたところを各自がコメントや感想を述べる。筆者は自分の感想だけで手一杯だが、他の学生と先生は各々の意見に対してさらに追加でコメントを述べたり意見交換をしたりしている。人数が少ないので講師も筆者に対して質問することは普通で、スペイン語を話さなければいけない環境であり力が付くと信じている。
Pueblos Originarios
メキシコ先住民史
講義(地域言語)
300分
クラスは6人とかなりこじんまりとしたクラスで質問なども気軽にできる環境で、カナダ人、韓国人、日本人という構成だ。教科書などは特になく講師のパワーポイント、ビデオや写真を使いながら授業は展開される。今月はメキシコシティがどのようにして現在の姿になったのか、メキシコにおいて非常に重要なテオティワカンのピラミッドの歴史的説明、その他先住民によって作られた遺品やトラロックなどの神の説明だった。 スペインによる征服のずっと前から文明が発達していたメキシコの歴史を知るのはとても興味深い。