世界どの国を見ても女性問題は多かれ少なかれあるのではないだろうか。今回はメキシコの性差別とそれと闘うフェミニスタの運動を紹介する。 メキシコ人女性に対する差別問題は非常に深刻であり、状況改善の為の女性運動も大変盛んである。その実情は過去の月次報告書でも述べたよう昨年から留学先の政治社会学部 (FCPyS)、ひいてはメキシコ国立自治大学 (UNAM) 全土で女学生による学部の閉鎖、ストライキなどが何度も見られた。日本に於いても女性の地位、仕事での給与や手当が男性よりも不十分であるなどの差別はあるが、メキシコは男性からの過剰な暴力が主な性差別の要因である。命を落としてしまった女性はメキシコ全土で見れば決して少ない数ではない。3月8日、国際女性デーはメキシコシティのレフォルマ通り沿い、べジャスアルテス周辺、ソカロ等で大規模なストライキが行われた。街中には紫色の服やバンダナで身を纏い、同色の旗を持ち行進する多くの女性たちで溢れかえった。なかには、店のガラスを割って店内に入り商品を盗む者、モニュメントをハンマーで傷つける者、壁にスプレーで落書きをする者などもいた。翌9日は #SinNosotras というスローガンのもとメキシコ中の女性は仕事も学校もなく家にいた。 1月30日から始まった学部のストライキも1ヶ月が経過するが収束する見込みはない。学部の再開を待つばかりである。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 3,400 | 15,130円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 1,416 | 6,301円 |
通信費 | 160 | 712円 |
食費・その他 | 3,363 | 14,965円 |
合計 | 8,339 | 37,108円 |