月次報告書 2013-11
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2013-08-01 ~ 2013-12-31
留学種別
交換
生活編
小学校訪問プログラム

11月初旬、ユバスキュラ大学が留学生のために行っているSchool Visiting Programというプログラムに参加し、地元の小学校を訪問した。このプログラムは学校内を見学したり、5・6年生の授業に参加して子どもたちに自分の国について英語でプレゼンをするというもので、私はフィンランドの子どもたちが知らないような日本、日本の小学校について説明した。 聴き手が小学生ということで、内容は小学校に通う年齢や授業の時間など基本的なことに加え、ランドセルや給食、掃除、お弁当など日本の小学校ならではのものや、授業の一環として行われる書道や茶道などの日本文化、いただきます・ごちそうさまなどの日本の習慣、日本の小学生に人気のアニメ、漫画など、フィンランドの子どもたちが興味を持ちそうなものを選んだ。また聴き手が英語を習い始めて2・3年しかたっていない小学生ということで、プレゼン中の英語をわかりやすいものにしたり、イメージがわきやすいように写真を効果的に使ったりするなど、準備段階から内容にとてもこだわった。その甲斐あって、子どもたちはとても楽しんで聞いてくれた。またプレゼン後に行った「日本語で挨拶してみよう・カタカナで自分の名前を書いてみよう」という簡単なアクティビティーも楽しんでくれたようで、自分の名前を嬉しそうに見つめていたり、帰り際に私に向かって覚えたばかりのありがとうをたくさん言ってくれた。 プレゼンをして驚いたのは、子どもたちの好奇心と積極性だった。プレゼンが終わるとみんな一斉に手を挙げ、慣れない英語でもためらわずにたくさんの質問をしてくれたからである。また、プレゼン後にお邪魔した3年生のクラスでは、フィンランドと日本の教育方法の違いに驚かされた。というのも、そこではおもちゃの授業をしていて、先生が子どもたちに自分が持って来たおもちゃは何か、どうして持って来たのか、どこで手に入れたのかなど、みんなの前で話をさせ、互いに質問させる授業だったからである。先生の話を一方的に聞く日本の授業とは違い、フィンランドの授業は子どもたちの考える、話す力を伸ばす授業のように感じた。また先生と子どもたちの関係も家族のようで、先生が児童一人ひとりと真剣に向かい合っているようにも感じた。 フィンランドの子どもたちに直接日本について話す機会はめったにないため、この小学校訪問はとても貴重な経験になった。また、世界から注目を集めるフィンランドの教育システムを直に学ぶことができ、とても良い経験になった。このプログラムは毎年行われているので、来年ユバスキュラ大学に留学したいと「考えている学生にもぜひ参加してほしい。 留学生活も残り1ヶ月わずか。最終テストやレポート、プレゼンなどやることはたくさんあるが、本場のクリスマスや友達、ホストファミリーとの時間をめいいっぱい楽しみたい。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
132.4281円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 216 28,604円
水道光熱費 0円
学費・教材費 5 662円
交通費 10 1,324円
通信費 0円
食費・その他 100 13,243円
合計 331 43,833円
授業編
Academic English Communication 1
アカデミックイングリッシュコミュニケーション1
語学(英語)
420分
授業は全部で4回。どの回も来月に行う最終プレゼンテーションの練習をした。練習の方法としては、毎回授業の最初に先生がその日のテーマを出し、授業の前半を使ってグループでそのテーマについてプレゼンの準備をし、後半にクラス全員の前で発表するというものだった。アイコンタクトやプレゼンの流れなど、毎回意識するポイントが異なり、効果的なプレゼンを行う方法を多く学べた。またクラスメイトの発表からも普段は気付かないような細かい点など多くを学ぶことが出来た。
Globalization and Social Justice
グローバリゼーションと社会的正義
講義(英語)
360分
授業は全部で4回。そのうち最初の3回が通常通り講義で、最後の1回が試験だった。講義ではEUと産業、インドにおけるスマートフォンの使用、e-wasteについて学んだ。試験はLecture examとBook examの2つ。Lecture examは講義の内容について3つの質問から2つを選びエッセイを書くスタイルだった。復習をきちんとし、自分の考えを持っておく必要があると感じた。
Perspectives on the Finnish Society in Interconnected World
国際社会からみたフィンランド
講義(英語)
360分
授業は全部で4回。今月はフィンランドの地球温暖化対策、労働環境、学問の歴史などについて学んだ。最終テストが無い代わりにラーニングダイアリーの提出があった。毎回レクチャー後にすぐ内容を振り返って書いていたので困ることは無かった。
Each One Teach One
互いの言語を教えあう
語学(地域言語)
640分
今月は全部で4回。先月とは違い、今月は図書館で勉強するだけではなく、パートナーと一緒に実際街に出てフィンランド語を勉強したり家に招いてお互いの国の料理を作ったりした。フィンランド語の勉強にもなったが、それ以上にフィンランド文化やフィンランド人の生活の仕方、パートナーの性格などについて多く学ぶことができた。
School Visiting Program
学校訪問プログラム
体育・実技
360分
ユバスキュラ内にある小学校に訪問し、自分と自分の国についてプレゼンテーション行った。またプレゼン後は学校内と授業の様子を見学した。