学生1951の報告書一覧
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2013-08-01 ~ 2013-12-31
留学種別
交換
1~6件目 / 6件中
2013-12
月次報告書12月分
フィンランドという国
授業も試験も全て終わり、今週から冬休みに入った。仲良くなった友達が次々と帰国し始め、毎日誰かとお別れする日々が続いている。自分もあと少しでフィンランドを去るはずなのに、不思議とそんな感じがしない。また、最初はここでの生活に慣れず早く日本に帰りたいと思っていたのに、今はもう少しここに居たい、みんなと離れたくないと感じている。多分、フィンランドでの生活が「留学」という特別なものではなく、当たり前の「日常」に変わったからだと思う。 この4ヶ月を振り返ってみると、本当にいろいろなことがあった。初めての留学で日本から遠く離れたフィンランドで慣れない寮生活、言語も文化もわからず戸惑うことが多かった。勉強面でも自分の英語力、知識の無さを痛感することがしばしばだった。しかし、ここで出会った外国人留学生、日本人留学生、フィンランド人の友達、ホストファミリー、そして日本にいる家族や友達の存在に支えられ、何とか留学生活を無事に終えようとしている。 今1番強く思うことは、「フィンランドに来て本当によかった」ということ。ここに来ない限り、大切な友達と出会うこともなかったし、フィンランド人の生活やフィンランドの文化、フィンランドがどんな国なのかなども理解することが出来なかったと思う。フィンランドの冬は本当に長く暗く寒く厳しいものだったが、その分人がとても温かかった。いつも優しく静かに私を受け入れてくれた。家族や友達との絆、時間をとても大切にするフィンランド人、自然を大切にするフィンランド人、厳しい冬に負けない強い心を持つフィンランド人、何でも自分でやってみようとする、あきらめない心を持つフィンランド人。日本と比べ物質的豊かさはないが、心の豊かさは日本の何倍もある国だと感じた。 たった4ヶ月だったが、フィンランドで生活出来て本当に良かった。ここで学んだこと、感じたことを忘れず、今後日本で頑張って行きたいと思う。
2013-11
月次報告書11月分
小学校訪問プログラム
11月初旬、ユバスキュラ大学が留学生のために行っているSchool Visiting Programというプログラムに参加し、地元の小学校を訪問した。このプログラムは学校内を見学したり、5・6年生の授業に参加して子どもたちに自分の国について英語でプレゼンをするというもので、私はフィンランドの子どもたちが知らないような日本、日本の小学校について説明した。 聴き手が小学生ということで、内容は小学校に通う年齢や授業の時間など基本的なことに加え、ランドセルや給食、掃除、お弁当など日本の小学校ならではのものや、授業の一環として行われる書道や茶道などの日本文化、いただきます・ごちそうさまなどの日本の習慣、日本の小学生に人気のアニメ、漫画など、フィンランドの子どもたちが興味を持ちそうなものを選んだ。また聴き手が英語を習い始めて2・3年しかたっていない小学生ということで、プレゼン中の英語をわかりやすいものにしたり、イメージがわきやすいように写真を効果的に使ったりするなど、準備段階から内容にとてもこだわった。その甲斐あって、子どもたちはとても楽しんで聞いてくれた。またプレゼン後に行った「日本語で挨拶してみよう・カタカナで自分の名前を書いてみよう」という簡単なアクティビティーも楽しんでくれたようで、自分の名前を嬉しそうに見つめていたり、帰り際に私に向かって覚えたばかりのありがとうをたくさん言ってくれた。 プレゼンをして驚いたのは、子どもたちの好奇心と積極性だった。プレゼンが終わるとみんな一斉に手を挙げ、慣れない英語でもためらわずにたくさんの質問をしてくれたからである。また、プレゼン後にお邪魔した3年生のクラスでは、フィンランドと日本の教育方法の違いに驚かされた。というのも、そこではおもちゃの授業をしていて、先生が子どもたちに自分が持って来たおもちゃは何か、どうして持って来たのか、どこで手に入れたのかなど、みんなの前で話をさせ、互いに質問させる授業だったからである。先生の話を一方的に聞く日本の授業とは違い、フィンランドの授業は子どもたちの考える、話す力を伸ばす授業のように感じた。また先生と子どもたちの関係も家族のようで、先生が児童一人ひとりと真剣に向かい合っているようにも感じた。 フィンランドの子どもたちに直接日本について話す機会はめったにないため、この小学校訪問はとても貴重な経験になった。また、世界から注目を集めるフィンランドの教育システムを直に学ぶことができ、とても良い経験になった。このプログラムは毎年行われているので、来年ユバスキュラ大学に留学したいと「考えている学生にもぜひ参加してほしい。 留学生活も残り1ヶ月わずか。最終テストやレポート、プレゼンなどやることはたくさんあるが、本場のクリスマスや友達、ホストファミリーとの時間をめいいっぱい楽しみたい。
2013-10
月次報告書10月分
フィンランドでの生活
授業が始まってから1ヶ月、ユバスキュラに来てから早くも2ヶ月が経った。今では大学生活にも寮生活にもすっかり慣れ、休日や放課後に友達と遊びに行ったりホストファミリーと過ごしたりと、ここでの生活を楽しむ余裕が出て来た。 例えば友達とは、使われなくなった線路とトンネルを探検しに行ったり、イルミネーションのイベントに行ったり、友達の家で映画鑑賞会、パーティーを開いたりし、ホストファミリーとは、彼らの休日にお邪魔し一緒にご飯を食べたりサウナに入ったり、子供たちの小学校を案内してもらったりした。彼らと一緒に過ごす度に毎回様々な発見があり、フィンランド文化をより深く学ぶことが出来るので、とても充実した生活を送れている気がする。 その一方で、授業や出かける予定がない時など一人の時間もすごく貴重だった。どんな1日だったか、何がうまく行って何がうまく行かなかったか、改善するためにはどうすればいいかなど、1日の出来事や今後の計画、目標についてじっくり考えたり本を読んだりと、日本にいた時には忙しくて出来なかったことがたっぷり出来た気がする。また日々の生活で自分の英語の足りない部分に直面するため、空き時間をうまく利用して英語の勉強にも集中することが出来た。 長いと感じていた留学も気付けば残り半分。後悔しないように精一杯毎日過ごしたい。
2013-09
月次報告書9月分
授業開始
9月に入ってすぐに4日間のオリエンテーションがあった。1日目に留学生全員の自己紹介があり、その後はキャンパスツアー、各施設・サービスの紹介、フィンランドでの生活についてなど様々な説明会や、ピクニック、パーティーなど面白いイベントがほぼ毎日あった。どれも参加は自由だが、大学生活に早く慣れて友達をたくさん作ると言う意味でも来年ここにくる学生には積極的に参加してほしい。 授業と課題について 神田とは違ってユバスキュラ大学の授業は開始時期、回数、時間などが授業によって全て異なるのだが、私が履修したほとんどの授業は早速2週目から始まった。先生が皆フィンランド人で英語ネイティブではなかったり、他の留学生もいろいろな国や地域から来ていて独特のなまりやアクセントなどがあったりするため、最初の頃はたまに何て言ったのか理解出来ないときがあったが、時間が経つにつれて少しずつ慣れていった。課題も授業によって異なるが、リーディングとライティングの課題が多く、どの課題も授業の内容に関する文献、記事を読んだり、授業で学んだことをまとめそれについてさらに自分で調べたりするものが多い。授業にきちんとついていき積極的に参加するためにも、課題はきちんとやっていた方が良いと思った。 授業が始まって感じたことは、とにかく日本にいたときよりも時間がたくさんあるということ。課題をやるのも友達と遊ぶのも買い物・旅行に行くのでも何でもいいから、とにかく時間を有効的に使った方が良い。私の場合は早く課題に取りかかって課題をしっかり仕上げて、空き時間は友達と買い物やご飯に行ったり、家で映画鑑賞会を開いて一緒に料理をしたり、ビリヤードをして遊んだりしていた。またフレンドシップファミリーというプログラムに申し込んで休日をホストファミリーと一緒に過ごしたり、ピラティスというヨガの授業に参加して体を動かしたりもしていたし、一人になりたい時は部屋で音楽を聴いたり本を読んだりもしていた。 早くもユバスキュラに来てもうすぐ2ヶ月で残り3ヶ月しかないので、よく遊んでよく学んで、こっちにいる間にもっといろいろな経験をしていきたい。体調管理に気をつけて来月も頑張りたい。
2013-08
月次報告書8月分
初めての留学
8月11日のお昼に成田空港を出発し、寮に着いたのは現地時間の夜10時。(日本時間で朝の4時)。ヘルシンキ空港から寮に着くまで無事に到着出来るのかものすごく不安だったが、到着出来て一安心。眠気と疲れが一気にやってきてその日はすぐに就寝。 翌日から早速チューターと大学やショッピングモールに行き、インターネットを接続してもらったり町を案内してもらったり、買い物の仕方を教わったりした。その後も何日かはチューターと行動を共にし、生活環境を整える準備を手伝ってもらった。到着してからはすぐに現地の学生や他の国から来た留学生、日本からの留学生の友達が出来たため、お昼くらいからみんなでよく一緒に買い物に行ったり遊びに行ったりすることが多かった。遊びの内容も近くの湖に行ってバーベキューをしたりと、自然豊かなフィンランドならでは。素敵な経験がたくさん出来た。 生活面では、初めての共同生活で少し緊張していたが、ルームメイトの韓国人2人がとても優しくていい人だったためすぐに仲良くなれた。みんな部屋で一人自由に過ごすこともあったが、全員部屋にいるときは3人で一緒に会話を楽しんだり、何か足りなくて困っているときはシェアしあったり、部屋が少し汚れてきたら気付いた人が進んで掃除をやったりと、特に問題なかった。 強いて困っていることと言えば、フィンランド語がわからないため看板や標識、生活用品、食料品の文字が読めないのと、雨期で雨がよく降ることくらいである。しかし、生活していけば必要最低限のフィンランド語くらいは覚えられるだろうし、雨期も終わるから特に問題はなさそう。 約一ヶ月生活して思うことは、フィンランドの人たちは英語も出来るし、何より親切で優しいということ。何か困っていても英語で聞けばみんな親切に答えてくれるし、優しく助けてくれる。チューターを始めたくさんの人に支えられ、今はこっちでの生活にも慣れ、充実した生活を送れている。授業が始まったら今よりもっと忙しくなるだろうけど、もっともっといろいろなことに挑戦し、いろいろな人と関わって、フィンランドでしか学べないような貴重な経験をたくさんしていきたいと思う。
2013-07
月次報告書7月分
留学準備
ユバスキュラ大学への出願書類の作成(入学許可の申請、寮・フィンランド語講座・フレンドシップファミリーの申し込み)、海外留学傷害保険への加入、在留許可の申請、航空券の手配、国際交流課に提出する書類の作成など。 余裕が持てるように早く準備を始めたが、結果的にいろいろとトラブルがあってぎりぎりになってしまった。 その原因としては、ユバスキュラ大学から寮の住所がぎりぎりにならないと届かなかったこと、7月上旬まで自分がドイツにボランティアに行っていたため在留許可の申請、それに伴い航空券の手配が遅れたこと、そして海外留学傷害保険で加入した保険にミスがあったことが挙げられる。 来年ユバスキュラ大学に留学したいと考えている人に注意してほしいのは、海外留学傷害保険への加入と在留許可の申請である。アメリカと違って、フィンランドは在留許可申請時に海外留学傷害保険に加入しておかなければならない。(アメリカはビザを取得してから保険で順番が逆) そのため、ユバスキュラ大学から入学許可が届き次第、すぐに海外留学傷害保険に加入すること、そしてフィンランド大使館に在留許可申請に行くことをすすめる。特に、8月上旬から始まるフィンランド語講座を受講したいと思う人は、6月の早いうちに在留許可の申請に行くことをすすめる。また、海外留学傷害保険に加入する際、Medical(Accident&Sickness)&Rescuer's Expenses(治療・救援費用)が10万ユーロを超えていないと在留許可を申請出来ないため、そこも注意してほしい。 結論 準備の際、何かわからないことがあったらすぐに国際交流課や留学先の大学、保険会社の人に質問、相談して解決させるのが、スムーズでミスの無い留学手続きに繋がると思う。
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