月次報告書 2013-10
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2013-08-01 ~ 2013-12-31
留学種別
交換
生活編
フィンランドでの生活

授業が始まってから1ヶ月、ユバスキュラに来てから早くも2ヶ月が経った。今では大学生活にも寮生活にもすっかり慣れ、休日や放課後に友達と遊びに行ったりホストファミリーと過ごしたりと、ここでの生活を楽しむ余裕が出て来た。 例えば友達とは、使われなくなった線路とトンネルを探検しに行ったり、イルミネーションのイベントに行ったり、友達の家で映画鑑賞会、パーティーを開いたりし、ホストファミリーとは、彼らの休日にお邪魔し一緒にご飯を食べたりサウナに入ったり、子供たちの小学校を案内してもらったりした。彼らと一緒に過ごす度に毎回様々な発見があり、フィンランド文化をより深く学ぶことが出来るので、とても充実した生活を送れている気がする。 その一方で、授業や出かける予定がない時など一人の時間もすごく貴重だった。どんな1日だったか、何がうまく行って何がうまく行かなかったか、改善するためにはどうすればいいかなど、1日の出来事や今後の計画、目標についてじっくり考えたり本を読んだりと、日本にいた時には忙しくて出来なかったことがたっぷり出来た気がする。また日々の生活で自分の英語の足りない部分に直面するため、空き時間をうまく利用して英語の勉強にも集中することが出来た。 長いと感じていた留学も気付けば残り半分。後悔しないように精一杯毎日過ごしたい。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
EU ユーロ
133円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 216 28,728円
水道光熱費 0円
学費・教材費 5 665円
交通費 0円
通信費 0円
食費・その他 100 13,300円
合計 321 42,693円
授業編
Academic English Communication 1
アカデミックイングリッシュコミュニケーション1
語学(英語)
360分
10月は授業が4回。最初の2回は効果的なアカデミックリーディングの方法(予測、スキミング、スカンニングなど)を習った。内容としてはまず先生が記事のタイトルを読み、その後グループでそれがどのような内容の記事かを推測し発表し合う、またペアで別々の記事を読み、その後自分が読んだ記事について質問を考え相手にスキミング、スカンニングの方法を使って答えてもらうというものだった。その後はディベートを行った。ディベートではまず少数言語についての記事を読み、その後クラスを2チームに分け少数言語の保護に賛成、反対の意見を交わし合った。神田でも英語のディベートは何回かやったことがあったので積極的に意見を言うことが出来た。他の留学生たちもすごく積極的で、国や文化によって異なる考えを持っていたため聞いていてとても面白かった。
Introduction to Intercultural Communication
異文化間コミュニケーション入門
講義(英語)
270分
10月は授業が3回。1回目がCultural Values and Communication、2回目がIntercultural Encounters and Adaptation、3回目がIntercultural Competenceについてで、文化によって異なる価値観とコミュニケーションの方法、カルチャーショックと適応能力、異文化能力とは何かを学んだ。授業中、先生や学生から異文化に関する様々な例や実体験が出てとても面白かった。その中には日本の例もあり(西洋人にとって笑顔は嬉しさ、楽しさを表すが、日本などアジアの国々では時に困惑も表すという例)、日本人の私にとって当たり前が、西洋人からしたら不思議なことなのだと改めて文化の違いに気付かされた。今月で終わる授業のため最後にレポートの提出があったが、毎週授業後すぐにレポートに取りかかっていたため問題なく提出できた。この授業を通じて通訳・翻訳の基となる異文化理解やその歴史、理論、また引用の仕方なども学べたので、とても役に立つ授業だった。
Perspectives on the Finnish Society in Interconnected World
国際社会からみたフィンランド
講義(英語)
360分
授業は全部で4回。それぞれRural development in Finland、Politics of future in Finland、Being a children in Finland、Food security as a social issue. The Case of Finlandについてで、フィンランドの地方開発、未来の政治、子育て支援と初期教育、について学んだ。どれも面白い内容だったが、特に地方開発と子育て支援は日本と異なる点が多かったためいろいろ学べた。
Each One Teach One
互いの言語を教えあう
語学(地域言語)
480分
全部で4回、毎回2時間ずつパートナーにフィンランド語を教わり、日本語を教えた。最初の2回はフィンランド語の挨拶など日常会話や数字、曜日、商品などの基本的な単語を教わり、その後文法に移っていった。フィンランド語は読みが簡単な一方で、動詞の活用が難しいため最初は大変だったが、勉強していくうちに少しずつ理解出来るようになり楽しくなっていった。日本語についてはパートナーが持っている日本の漫画を使って漢字や知らない言葉などを教えた。英語で漢字の説明をするのも難しかったが、それよりもその漫画に出てくるほとんどの台詞が方言だったため、英語でその方言の説明をするのがとても難しかった。しかし自分が普段気付けないような日本語のあいまいな点などにも気付けたので、とても良い経験が出来たと思う。
Globalization and Social Justice
グローバリゼーションと社会的正義
講義(英語)
360分
授業は全部で4回。今月もカメルーンの社会保障制度、世界の飢餓、ソマリア難民、24時間経済についてなどテーマが様々だった。アフリカの国々についてはあまりよく学んだことがなかったのでとてもよい勉強になった。来月3回の授業の後テストがあるので、それに備えてしっかり内容を復習したい。