月次報告書 2022-05
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2022-05-01 ~ 2022-08-31
留学種別
交換
生活編
【1ヶ月目】留学!最高!なモントリオールの生活

月曜日から木曜日まで授業があり、金曜日から日曜日は観光や授業外の勉強を楽しんでいます。日照時間が長いため、午後8時30分からようやく暗くなり始ます。ポジティブな気分で過ごせるので留学の環境にもいい場所です。 ドキュメンタリーや写真で見た景色が身近にあり、毎日が刺激的です。日本人のクラスがあるため毎週クラスに参加していると、生徒の方からご飯に誘ってくれたり、週末の予定を立てて遊ぶ計画をしてくれたりと、友達の作り方は万国共通なので心配する必要は有難いことになかったです。コーディネーターさんとの観光では、美術館、博物館、クルージング、市場、など歴史的な側面からモントリオールを楽しんでいます。一番印象的だったのは、先住民の方に関する歴史を博物館で学んだことです。彼らが実際に使っている道具や衣服の展示があり、ノマディズム: 自然を大切にし共存する考え方 がどのようなものなのかを理解しました。歴史的に語られがちですが、先住民は現在でも続いている出来事なので学び続ける価値がある街だと思いました。楽しいことは数えきれないほど積もっていき書き足りないですが、今回は留学初期にありがちな出来事についてさらに記録したいと思います。 初めの二週間ほどは、食生活と寮生活(一人部屋)で戸惑いがありました。 まずは、スーパーマーケットで買える食べ物や調味料が全て違うため、何を食べようかとシリアルやチーズ、インスタントヌードルなど様々な食材に挑戦しました。しかし、調理器具や調味料も手元にないため食べたいものがすぐに作れず大変でした。しかし、週末でジョンタロンマーケット(市場)に行ったり、寮の近くの中華街で新鮮な野菜と果物、日本調味料を揃えていくうちに食生活も楽しめるようになっていました。日本のスーパーマーケットでは高い食材も、モントリオールでは関税が無いおかげか非常に安い上に新鮮で美味しいです。スイカが7ドル(700円)であったり、マンゴーも2ドル(200円)であったりと海外ならではの食生活ができ、とても刺激的です。レストランでの食事は物価も高くチップを払うので大変ですが、一度きりしか来れない場所だと思いながら、おすすめされたレストランはしらみつぶしに行くようにしています。メキシコ、イタリア、ドイツ、中国のレストランに行きました。 寮生活で戸惑いかあった点は、洗濯とトイレです。洗濯機はコインランドリー形式で、カードを寮内のカード自販機で買いお金をチャージし、そのカードで洗濯機を作動させるものでした。しかし、新しい学期が始まり寮の変動が激しいのか、カードのストックが空っぽになっていたため、業者が来る週まで待たなければ洗濯機を使い始めることができませんでした。また、個人部屋のトイレが壊れており、タンクの中に貯蔵される水を1時間待たなければ2回目が流すことができない状態でした。留学コーディネーターさん(UQAMの生徒)や頼れる周りの大人の方々(留学をサポートしてくれる教授の方々)に頼りに頼って部屋を変えてもらう交渉をしたりしました。業者もなかなかこなかったため、自分でなんとかしようとトイレを自力で治すことに成功しました。 日本での生活がどれぐらい恵まれていたのかが海外に来てみるとわかるという経験は、留学する誰しもすることなのだと思いました。日本人としての自覚はありつつも現地の生活を体験したくて留学をしているので、郷に従えという言葉もあるように、日本人から見て物事を平均から考えるのではなく、現地の目線から日本のことを見るようにしようと思いました。1ヶ月が過ぎただけで、十分すぎるほど"価値観"が変わる体験があります。体感ですが大学の学生の半数が大人の方である事、マスクが無料で設置されている事など日本との違いはどこに行っても感じました。しかし、将来の職業は決まっていない生徒が多かったり、教室での発言が少なく静かな教室だねと教授から言われたりと、根本的にはみんな同じなのだと感じる出来事の方が多かったです。 大学で学んできたことが現地でリンクしていく感覚があり、非常に充実した日々を過ごしています。大学や家族、現地の方々に感謝をして残りも大切に過ごしていきたいです。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN
月額費用
カナダ ドル
104円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 585 60,840円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 81 8,424円
交通費 110 11,440円
通信費 32 3,328円
食費・その他 580 60,320円
合計 1,388 144,352円
授業編
Conversation I
会話 I
語学(英語)
1620分
この授業は日常会話に特化したB1レベル以上の生徒が履修できる授業です。20人以上生徒がいる授業で活発に参加するFreshman Englishのような授業です。週に2回授業があります。プリントとパワーポイントがベースの授業なので復習がしやすいです。。宿題は各回プリント2枚ほどです。 日常会話のための授業であるため、初対面での会話の始め方、自己紹介の仕方、返答や相槌の仕方など初歩的なものを始め、少人数でのディベートもあります。ディベートといっても堅苦しいものではなく、席が近い人と3人組を作り、他の3人組と実践してみる形式でした。使えるフレーズをまとめたプリントを配布して下さるので、積極的に参加できます。ネイティブと近いぐらい流暢な方もたくさんいますが、バランスよくさまざまなレベルの生徒がいるのがこのクラスの特徴です。 身に付く能力に関して言えば、カナダ特有のコミュニケーションやネイティブスピーカーが使う語彙、イディオムなど神田外語大学で学びそびれた部分が取り扱われています。例えば、自己紹介の仕方といってもHave you met before? など普段使わないフレーズばかりでした。より自然な流れでの会話の始め方を学べるため履修してよかったと思いました。 さらに、握手の仕方、触れていい話題、名前の呼び方(Mr. Ms. Mx.) など学習し、最近の英語におっこている変化や基本的な英語の復習になりました。また、カナダ人のコミュニケーションについては各国と比較して学びました。パーソナルスペースや会話のテンポ、相槌など実践的なものばかりです。日本人のように相手の話を最後まで聞いてから話すようなコミュニケーションとは違い、5秒ごとに話者が交代するようなコミュニケーションであることが印象的でした。 神田外語大学の授業についていけているのであれば、少し余裕を持って受けられる授業だと思いました。それと同時に、自分の大学の授業レベルは留学先大学と同じなので、恵まれていることに気がつきました。
English Language & Culture Ⅰ
言語と文化 Ⅰ
講義(英語)
1620分
B2レベルの授業で、英語の歴史を学びます。インドヨーロピアン語族や古英語など、英語の成り立ちや他の言語との関連性について深く学びます。教科書はThe History of the English Language by Brigit Vineyと、指定された読書課題から自分で選んだ伝記です。(この教科書なのですが、KUIS8で借りることができます。実際に読んだことがあり、KUIS8の本の充実さに驚きました。) 講義形式の授業なので語学に特化した他の授業と比べて、内容は難しいですが大学らしい学びができる授業です。 カルチャーとタイトルにあるように、カナダ文化についても学べます。個人が1冊選ぶ伝記は、先住民、医療、政治、アートなどから選べます。個人の興味に応じてどのようなことを探求したいかが選べるため、柔軟な授業だと思います。 留学に来る前も似た内容の授業を大学で履修していたのですが、それより深く学べているためとても満足しています。歴史をなぞるだけでなく、それが今の英語にどう変化を与えているのかが腑に落ちるくらいに学べます。 例えば、islandのsは発音されないのになぜ付け加えられているのか、古英語の発音の特徴と現在の英語の比較など答えられそうで答えられない部分の学び直しができます。このような詳細も学べると自分が外国語学部であることにさらに自信がもてるため、英語学習の原点に戻り勉強ができました。 英語の能力だけでなく英語圏の文化や英語の成り立ちについて時間をかけて学びたい人には、おすすすめです。
Reading and Writing Skills II
リーディング&ライティング 2
講義(英語)
1620分
B2レベルの読み書き能力を向上させる授業です。教科書Leap3 Reading & Writing by Julia Williams を使用しながら授業をしていきます。ビットコイン、ダイエット、テクノロジー、マーケティングなどの身近で最新の話題を英語で読み、教科書に沿って問題に答えていきます。単語とその意味を記号から選んだり内容に沿って質問に答えたりするため、意味は知っているけれど会話で使えない単語と、瞬発的に答える能力が身につきます。 クラスは10人ほどと思いのほか少人数ですが、その分積極的に授業に参加できるため充実しています。留学が夏学期であるため履修できる授業も少ないらしいのですが、自分の学びたいことが学べているため楽しいです。 各章ごとに小テストをパソコンで受け、中間テストは3時間ほどペーパー式で受けました。単語を覚えたり、接続詞の使い方を覚えたりするので英語力がすぐに身に付く実感があります。神田外語大学の授業例えると、英米語学科1年製の必修科目のEnglish Academic Literaciesと同じスタイルです。Prosess Essayや Couse and Effect Essay を課題で取り組みました。