月次報告書 2022-06
プロフィール
学科
英米語学科
学年
3年
留学期間
2022-05-01 ~ 2022-08-31
留学種別
交換
生活編
【2ヶ月目】モントリオールのいい所!ケベックシティーに旅行!

留学2ヶ月目は、生活リズムを掴み始めました。時間の使い方にも余裕を感じられるようになったので、モントリオールのイベントに参加をして、現地の人と一体となって日々過ごしました。 夏期集中(4月から8月)学期は、2分割構成です。前半の6月中盤までは3つのクラスを取っていました。各クラスの最後のテストやエッセイで満足のいく点数やフィードバックが得られました。英語学習者と一緒に授業を履修しているので、モチベーションを落とさずやり切ることができました。3つの授業が終わってからは、2つの授業を取り始めました。夏期集中はクラス自体が少ないため、自分の英語レベルと必要な能力を元に履修を組むと必然的に2つのみに絞られました。前回の授業は午前9時から午後5時の間だったのですが、新しい授業は午後2時から午後9時の間に変わりました。現地は午後9時でも日本の夕方のようなので、大学から寮に帰るときに少し違和感を感じます。その後に、ご飯を食べたり近くのイベントに参加したりもしました。 今月は、日本の屋台イベント、柴犬秋田犬エベント、日本映画ウィーク、ポルトガル音楽ライブ、音楽フェスティバルウィーク、F1関連の車イベント、モントリオール美術館、モン・ロワイヤル山ハイキング、ケベックの日イベント、3時間サイクリングイベントなどに参加しました。驚くことに、日本映画とサイクリングイベント以外は無料です! (今月の出費が多いのは、洋服を買ったりお土産を買い始めているからです!)モントリオールはイベント会社が街と密接になっている印象です。イベント会場にはあちらこちらに広告がうたれているので、多くの会社とその地区の政府の協力のもと作り上げられていると思います。日本文化がモントリオールでも注目されていて人気であるという事実が嬉しく思いました。日本映画ウィークには3本映画をみましたが、海外の視点から日本を見た時に逆輸入で異文化を感じ面白い経験をしました。大規模な長期間に渡るイベントが同時進行で楽しめているモントリオール留学の環境に充実感を感じて過ごしました。 日本とは全く異なるダイバーシティに圧倒される留学先をもっと知ってもらいたいなぁと感じました。モントリオールは多文化社会で、人々が異なる文化を享受し文化が入り組みながら生活をしています。また、彼らの言語であるフランス語を保護しつつ、英語も同じレベルで使おうという考えの人が自分の周りには多いです。人情味があつい街で時間がゆっくりと感じます。モントリールは、ときどき違う国に来たように感じます。自然保護区の公園に行けば、緑と水に囲まれオーストラリアに来たように感じますし、港沿いを歩いていればフランスに住んでいるように錯覚します。半年と短い期間の留学でも十分すぎるくらいな生活を楽しんでいます。

住居形態
学生寮
無線LAN(Wi-Fi) 有線LAN その他 ケータイ屋経由のLucly Mobile
月額費用
カナダ ドル
104円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 585 60,840円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 61 6,344円
交通費 52 5,408円
通信費 32 3,328円
食費・その他 1,310 136,240円
合計 2,040 212,160円
授業編
English Language & Culture Ⅰ
言語と文化 Ⅰ
講義(英語)
1080分
この授業は、主に2つの分野に分けられています。1つ目は授業から英語の歴史を学ぶ事、2つ目は伝記を読むことでカナダの特定の歴史について学ぶ事です。 授業は後半戦を迎えたため、現代英語について学びました。キャクストンの活版印刷、カンタベリー物語、シェイクスピアの詩など当時の文学作品がどのように現代英語に影響を与えたのかを知ることができました。最も印象に残ったのは、シェイクスピアです。彼の英語は現代英語の核となっていると言っていいほど、現在使われている英語表現の生みの親だと学びました。最後の授業では、英語の歴史に関する発問5題に文章で回答するテストが行われました。 カナダの先住民についての伝記を読み終えました。先住民の暮らしがカナダ政府によって破壊されいた現実と、彼らの人権が侵害されていた辛い歴史を知ることができました。自分の意見をもとにした4分間のプレゼンテーションを作り、同じ本を読んだ生徒と一緒にプレゼンテーションを行いました。先生から5つ質問が示され、そのうちの1つを選び、理由を交えながら簡潔にプレゼンをするというお題でした。流暢に英語を話す生徒も多いため緊張したのですが、先生からのフィードバックでは満足のいく評価が得られたため、安心しました。
Conversation I
会話 I
語学(英語)
1080分
合計してこの授業は、ゲーム形式の実践込みの授業形態で、シチュエーションをもとに会話を続けるテストが2回ありました。 授業の折り返し地点から、小道具を使ったゲーム形式の授業が多かったです。カードを一枚引きそのカードに書いてある表現の対義語を当てるクイズをしたり、カードに書かれている道具をペアの人に説明して当てさせるゲームをしたり、人形を見てその物の事実をできるだけ挙げる(赤い服を着ている等)ゲームをしたりしました。毎回新しい表現や物の名前を学ぶことができたので、授業ごとに満足感がありました。 最後の授業では、シチュエーション別の謝り方や共感の仕方など、実際には多様はしないがいざという時には使用しなければいけない表現の使い方を学びました。ペアになって学んだことを実践してみましたが、レストランでお客さんを不満にさせてしまった時や、返品を申し出るお客さんに返品ができないこと申し出る誤り方など、将来は使用する機会が増えるため有意義な授業でした。
Reading and Writing Skills II
リーディング&ライティング 2
講義(英語)
1080分
この授業では、前半後半で2本のエッセイ、2回のペーパーテストを行いました。 教科書を次の授業までに進めて、授業では答え合わせを兼ねてグループディスカッションを行ったり、先生の質問に回答していく形式でした。5月から8月までの夏学期は夏季集中の形式の授業であったため、後半になるにつれて毎回の宿題に時間の焦りを感じながらなんとかこなしていました。レベルの高い生徒についていけるように、丁寧に予習をして授業に活発に参加する様に心がけていました。 各授業ごとに教科書の話題が変わるので、一貫して学んだ知識はあまり感じられなかったので不安でした。しかし、英語の伸びに関して言えば、各話題ごとの新出語句のテストのお陰でその使い方が身につき、アカデミックな文章の書き方を学べていました。2本目のエッセイではこれまでの学びを全て活用して取り組んだため、先生からの評価が前回のものより格段に良かったです。先生からのフィードバックを得られる機会が多かったため、自分の英語力と向き合う授業でした。
ConversationⅡ
会話Ⅱ
講義(英語)
540分
B2レベルの授業で、今回は生徒が16人です。Conversation Iと比較すると、生徒のレベルが格段に上がり授業内容も難しい授業です。テストは中間と期末が2回ある予定です。1つのテーマについてペアで、肯定派否定派に別れて会話をします。 毎回の授業にテーマがあり、これまでにグローバル言語としての英語、環境汚染などを取り上げました。授業の流れは、字幕なしリスニング教材を聞く、先生から語彙の解説が入る、再度聞き直す、その内容をもとにディスカッションになっています。リスニング教材は、ニュース、ニュースの対談、TEDなどです。字幕なしのリスニングかつ、会話のスピードが早いため聴き逃すことが非常に多いです。語彙の解説を多くしてくれるのですが、解説を聞く前と聞いた後で聞こえ方が全く異なるため、リスニング能力と語彙力を伸ばす必要があると自覚できる授業です。 ディスカッションはリスニングの内容をもとに進めるため、リスニングが得意な生徒が率先して指揮をとっています。周りの環境に刺激される授業で、非常に楽しいです。授業のテーマがグローバルなため、他の国ではどの様な対応がとられているかなどを話す機会があります。日本とモントリオールの生活文化の違いを学ぶ機会でもあるので、刺激的です。
Grammar ll
文法 ll
講義(英語)
540分
B2レベルの授業で、生徒は18人です。30ページほど教科書を予習で読んで、毎回の授業に参加する形式です。教科書は「Understanding and Using English Grammar, 5th ed」を使用しています。教科書は日本の文法書を簡潔に薄くした、トレーニング問題が多めのものに感じました。履修選択の際に相談に乗っていただいた先生からは、日本人留学生は文法はある程度できるので他の授業を履修するアドバイスをいただいていました。それと同時に、この授業は日本での文法の授業と違う内容なので履修してみると面白いとも言われました。 B2レベルの授業にしては、内容はついていくのに問題はなかったです。しかし、今までの英語文法の定義を白紙に戻しながら、ネイティブの文法の感覚はどの様なものなのかを探っていく授業で興味深いです。文法は経験の描写で、名詞はSPACEで動詞はTIMEだ。という説明から始まるものですから、初回の授業は困惑している生徒が多かったです。 しかし、英語を完全にマスターしたい学習者には必須の授業におもいました。未来のことを言っているのになぜ進行形や現在形なのか。など英語学習者が疑問に思ってネイティブに聞いてみても答えらないようなニュアンスの違いに焦点を当てた内容です。英語学習を長期で続けていたら必ず見つかる疑問が次々と解消されていく文法の授業なので非常に楽しいです。