大学の授業が本格的に始まった。授業の内容が難しいというより、ポルトガル語が理解できないことの方が重大であると感じる。それでも、先生も学生もとにかく優しい。授業終わりにお菓子をくれたり、マンゴーをくれたりする。そしてすごく日本について聞かれる。それしか会話することがないと言えば、そうなのだが、それにしても質問されまくる。しかし、それが楽しい。歴史が好きでよかったと思った。大まかな日本の歴史がわかっていれば、大体のことは表面的に回答することができる。私は歴史が国の自己紹介の役割を持っていると思っていたが、ブラジルにきて、日本の歴史を説明するたびに、やはり、自己紹介の面を持っているなと認識する。あと日本語についても聞かれる。日本語学の授業を取っておいてよかった。というか日本語学の授業は留学に行く予定があるとか関係なしにも面白い授業なので取ることをお勧めする。話を戻すと、その日本について質問されまくる。日本について知っているとポルトガル語で会話ができるから楽しい。自分がもし日本出身じゃないかったら、どう感じるかという視点で日本で生活するのもたのしそうである。 言語は究極の身内ノリ、内輪ネタであると感じた。身内ノリ、内輪ネタとはある集団の中で共有されている価値観やルールで、その集団の外に出たら、それは理解、通用しないものである。言語も同様にX語を使う集団Xの中では通じるが、その集団の外に出たら全く通じないし、逆にその集団の外にいる人たちもX語を無勉強の状態では全く理解できない。言語を文化に広げても同様な解釈ができるだろう。異文化交流とはまさに自分の身を今までの身内ノリから別の身内ノリへと移動させることを指すのだろう。そして、異国に滞在して感じる疎外感は日本でも感じることができる。これらの疎外感というのは今までの身内ノリではない別の違う身内ノリにノれていないことに起因するのではないだろうかと推測する。 宿の中で一番好きな場所ができた。食堂の前にある、洗濯物干し場の縁の部分だ。そこは屋根があるので、晴れていても、雨が降っていても、最高だ。今日はそこに4時間くらいいた。そしたら、そこはあなたの好きな場所だよねと寮の友達数名に何回か言われた。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 915 | 24,285円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 0 | 0円 |
交通費 | 32 | 849円 |
通信費 | 90 | 2,389円 |
食費・その他 | 2,200 | 58,391円 |
合計 | 3,237 | 85,914円 |