月次報告書 2023-03
プロフィール
学科
イベロアメリカ言語学科
学年
3年
専攻
ブラジル・ポルトガル語専攻
留学期間
2023-03-01 ~ 2023-12-31
留学種別
交換
生活編
Vem vindo Brasil!

-到着!- 3/5に成田を出発し、3/6にリオの空港に到着。ゲートを出ると、友達(1月まで神田に来てた留学生)が出迎えてくれて、とてもホッとした。そこからは、ジュイス・ジ・フォーラまでバスでおよそ2時間くらい、寝てたのであっという間でだった。住居に到着したのは、午後10時過ぎ、大家さんが迎えてくれて、一通りの住居の使い方を説明してもらい、無事入居完了。 -滞在先- 私の滞在先はrepúblicaという形態で、複数人の学生と一緒に、キッチン、浴室・トイレ、洗濯場などを共有しながら暮らしている。república形態の住居は場所によって、一人一部屋でない場合もあるが、私のところは、各人に一人部屋があり、プライベートな空間が確保されている。 光熱費はすべて家賃に含まれており、毎月固定で700レアル、支払っている。 立地は学校から徒歩3分とかなり近くて良い。 女の子限定の住居で男性は基本出入り禁止。 -食事- 毎日の食事は基本的には大学の食堂で、昼食と夕食、両方をとっている。食堂は平日は月〜金まで、毎日、昼・夜、開いており、休日も土曜の昼は開いているので、自炊するのは、土曜の夜と日曜のみである。 学食はいつでも固定で1.4レアル=およそ30円払って、ご飯、フェイジャオン、何かしらのメイン、生野菜(レタス、キャベツ、ビーツ、トマト…)を自分で好きな量、取るスタイル。 個人的に美味しいし、健康的な食事が、この値段でほぼ毎日食べられるので結構気に入っている。(現地の学生の中には、クオリティに不満を漏らす人も多いが…) -携帯電話- 私はブラジルに着く前に、日本でsimロックを解除してもらい、こちらについてからは、vivoという通信会社のsimを買い、ショップで月払いの契約をした。1ヶ月、10ギガ、whatsapp(ブラジルで主流なSNS)は使い放題で59,9レアル。正直10ギガも使わないし、もっと安いキャリアがあるなら変更してもいいかもしれない。 -Vem vindo Brasil!- ついに、留学生活が始まり、毎日いろんな新しい刺激を感じながら過ごしているが、まずこの1ヶ月で一番、強く感じた日本との差は、人と距離感の近さである。ここでいう近さとは、物理的に体と体のスペースが近いのと、心の距離の両方である。まず、”おはよう”からハグで始まり、別れ際にも必ずハグをする。そして知り合って間もない私に「なにかあったら連絡してね」「授業でわからないことはなんでも聞いていね」「いつでも頼ってね!」っと言葉をかけてくれて、本当に色々助けてくれる(もちろん、私が留学生で言語的にもいろんな障害があることをわかった上で気にかけてくれているのだろうけど)。ブラジルに行く前から何となく、お国柄的にウェルカムな雰囲気は予想していたが、想像以上に親切な人が多いことにかなり驚き、同時にとても嬉しかった。

住居形態
アパート
無線LAN(Wi-Fi)
月額費用
ブラジル レアール
26円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 700 18,200円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 240.26 6,247円
通信費 59.99 1,560円
食費・その他 1,351.3 35,134円
合計 2,351.55 61,141円
授業編
Grammar of Portuguese: Traditional and Normative Studies
ポルトガル語の文法:伝統的・規範的研究
講義(地域言語)
480分
−学習内容− ポルトガル語の文法について言語学の観点から学ぶ。授業の大きなテーマは、「文法とは何か」、「教育現場における文法教育の問題点とは何か」である。 −授業形態− 授業は基本的に講義型で先生が2時間喋り続けている。専門用語も多く配布される資料や参考文献もかなり難しい。ブラジル人でさえ難しいらしい。 −人数− おそらく文学部の学生の必須科目なため、人数は30人前後と少し多め。 −雰囲気− 基本的に講義型ではあるが、合間合間に学生が質問をしたり、意見を述べる場面では、積極性を感じる。
Inglês Ⅲ
英語 Ⅲ
語学(英語)
480分
−学習内容− 実践的に英語の運用能力を高めることを目的とした授業。基礎的な文法事項よりも、もう少し応用的な内容が多め。 −授業形態− 授業中は基本的に英語を使用し、教科書を使いながら、ペアやグループワークを中心に、実践的に会話、リスニング、文法事項を学習する。 −人数− 15人ほどのクラス −雰囲気− 担当の先生が穏やかで、生徒たちも和気あいあいとした雰囲気である。私以外の留学生もおり、比較的、気負いせず受けられる授業である。
Português para estrangeiros
外国人向けポルトガル語
語学(地域言語)
720分
−学習内容− 1つのクラスに様々な言語レベルの人がいるので、基本的には基礎の基礎を学習している。復習に近い。 −授業形態− 神田の会話の授業と似ている。何かしらのトピックにまつわる、単語や動詞などを、教師と生徒の掛け合いの中で、学習していくスタイル。 −人数− 今期は8人の留学生が参加している。 −雰囲気− 担当の先生が楽しい感じの人なので、和気あいあいとしている。 今期は韓国からの留学生が4人と、全体の半数を占めていることもあって、授業中に韓国語が飛び交う場面がよく見られる。
LANGUAGE WORKSHOP: PORTUGUESE FOR FOREIGNERS - MULTICULTURALISM
言語ワークショップ:外国人のためのポルトガル語 - 多文化主義
講義(地域言語)
360分
−学習内容− 外国人にポルトガル語を教えるために、ポルトガル語のもつ特徴や、異文化理解を学ぶ。 −授業形態− 講義型で教員が約2時間、話続ける。 −人数− 30人ほど、かなり人気の授業らしく、定員落ちしてしまった生徒が”聴講だけでも!”と参加しているほどである。 −雰囲気− ”外国人向けポルトガル語”と同じ教員の授業で、彼女がとても楽しい感じの人なので、クラス内の雰囲気も楽しげである。ジョークをよく言ってみんなを笑わせている。(しかし残念ながら、今の所、私はほとんどそのジョークを理解できていない…)
Espanhol 1
スペイン語 Ⅰ
語学(スペイン語)
720分
−学習内容− スペイン語を学ぶための基礎クラス。 −授業形態− 先生は授業中、基本ずっとスペイン語で話している。生徒にも、ポルトガル語で話そうとすると。”スペイン語で”と、なかなかきびしめである。 基本的には教科書を使って、書き、聴き、読み、会話の練習を行う。 −人数− 10人くらい −雰囲気− 基礎クラスなので、スペイン語が流暢な人はいないが、ポルトガル語とスペイン語が似ていることもあって、基本的に先生が話している内容は、皆、理解できているらしい。ポルトガル語もまだまだなので、私にはそこそこ厳しい授業だが、友達に頼りながらなんとか、頑張っている。