月次報告書 2022-10
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2022-08-01 ~ 2023-06-30
留学種別
交換
生活編
お金の使いどころ

 今月は第3週が秋学期の中間休みで、その期間を利用してノルウェーを旅行した。目的は2つあり、オスロを観光しつつムンクの『叫び』を観ることと、オーロラを見ることだ。終始飛行機を利用して動いていたのだが、この飛行機で出発時刻変更や帰りのフライトを逃すなど、様々な壁に出くわした。しかしそれらも含めて、多くの貴重な体験を通してこの旅行でしか学べないことを学べたことは嬉しかった。  この旅行にあたって、かなりの出費があった。もともと物価が高いことで有名な北欧の中でも最も物価が高い国で、且つ旅行となると宿泊場所や現地での行動費、またオーロラ鑑賞も含まれていたためその防寒対策でもかなりの金額のお金を使った。特に防寒・防水の靴は、しっかりしたものを買っておけば、この旅行に限らずデンマークの冬を超えるのに大いに役立つと考え、思い切って1,100DKKのいい靴を購入した。  デンマークに帰ってきてからの生活はかなり厳しくはなっているが、それ以上に自分の経験のためにしっかりお金を使えたことにかなり満足している。周囲の学生たちも、それぞれヨーロッパに留学している友達を尋ねに行ったり一人旅を満喫したりと、思い思いの1週間を過ごしていた。

住居形態
学生寮
有線LAN その他 (Wi-Fiルーター購入)
月額費用
デンマーク クローネ
19.62円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,279 64,334円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 7,858.14 154,177円
通信費 79 1,550円
食費・その他 5,062.68 99,330円
合計 16,278.82 319,391円
授業編
Danish Perspectives
デンマークの視点
講義(英語)
720分
 今月は計3回の授業で、内1回は、課題の一つであるデンマーク人へのインタビューを行うにあたって、どのように進めていくかを考える授業だった。残り2回はそれぞれ、デンマークの食とデンマークのテレビについての授業だった。  デンマークの食についての授業は印象的で、様々な食材の中でデンマーク人の消費量が世界的に多い食べ物について学んだり、NOMAという、デンマーク発祥で北欧料理を独自にアレンジしたレストランについてのドキュメンタリー映像を見たりした。また、アルコール文化がデンマークに深く根付いている理由についても知ることができた。イギリスで紅茶文化が花開いたのと似た理由で、バイキングが大きく関わっていた。 240(分)×3回=720分 受講時間数(分)720
The Challenges of Cultural Translation: Past, Present and Future
文化の翻訳における課題
講義(英語)
960分
 今月は計4回の授業で、それぞれテキストが持つ背景的な意味の翻訳、翻訳がもたらす経済的効果、「翻訳をする」とはどういうことか、社会言語学的視点から見た翻訳について学び、ディスカッションを行った。  意味の翻訳については、これまでの「文章」や「単語」などの細かい視点ではなく、シーンや章、またそのテキスト全体が持っているメッセージ性や文化的背景に含まれている意味などについて考えた。翻訳者が文化的背景を完全に理解しきることは難しく、ネイティブレベルで同じような感覚や知識を持っていないと、そのテキストが意味するところを完全に翻訳しきることはできない。しかしそのような翻訳者は少なく、こういった点でも「完全な翻訳」というのは不可能である。 240(分)×4回=960分 受講時間数(分)960
Global Scandinavia: Cultural Encounters, Narratives, Images
外から見たスカンディナビア
講義(英語)
720分
 今月は計3回の授業があり、内2回で先月とは対照的な「White Atlantic」について学んだ。「White Atlantic」とはアイスランド、グリーンランド、フェロー諸島のことを指し、デンマークの植民地であった歴史を持つ地域である。今月初回はその「White Atlantic」に関連したドキュメンタリー映画を授業で見て、その後その映画を製作した方と教授との対談を聞いた。  また今月3回目の授業では、一コマ分の時間をそのまま使って、グループワークの話し合いを行った。来月末にグループごとのプレゼンがあり、それに向けてどんなことをテーマに据えるか、そのテーマでプレゼンするためにどんなことをする必要があるのかなどを議論した。 240(分)×3回=720分 受講時間数(分)720