月次報告書 2022-11
プロフィール
学科
国際コミュニケーション学科
学年
3年
専攻
国際コミュニケーション専攻
留学期間
2022-08-01 ~ 2023-06-30
留学種別
交換
生活編
クリスマスに向けて

 こちらはもうクリスマスムード全開だ。ハロウィーン当日を迎える前から少しずつクリスマス色があちこちで顔を出し始め、ハロウィーンが終わるや否やクリスマス一色に染まった。  ちなみにデンマーク語ではクリスマスのことをJuleと言う。これは本来、バイキング時代から北欧地域にある冬至の祭りの名前である。しかしキリスト教の伝来によって日付の近かったクリスマスが混交するようになり、現在ではクリスマスのデンマーク語訳になっている。  今月の第3週ごろからクリスマスマーケットのお知らせをちらちらと目にするようになり、実際に第3日曜日にオーフスのクリスマスマーケットに足を運んだ。手作りのアクセサリーや陶器、手編みのマフラーにクリスマスオーナメントなど、多様なお店が軒を連ねていた。  来月はいよいよクリスマスを迎えるということで、関連するイベントも多く開かれる。学期末の課題と並行しつつ、そういったイベントにアンテナを高く張っておきたい。

住居形態
学生寮
有線LAN その他 Wi-Fiルーター購入
月額費用
デンマーク クローネ
18.98円
内訳 費用(現地通貨) 日本円換算
家賃 3,279 62,235円
水道光熱費 0 0円
学費・教材費 0 0円
交通費 704.61 13,373円
通信費 79 1,499円
食費・その他 5,060.76 96,053円
合計 9,123.37 173,160円
授業編
Global Scandinavia: Cultural Encounters, Narratives, Images
外から見たスカンディナビア
講義(英語)
1200分
 今月は計4回の授業で、内2回はそれぞれ、フェロー諸島出身の作家が書いたフェロー諸島が舞台の小説についてと、スカンディナヴィア半島に住むサミという民族についての授業だった。最後の2回の授業は、グループごとにプレゼンテーションの発表をする時間にあてられた。  私のグループでは、デンマークの植民地だったヴァージン諸島出身のアーティストをテーマに据えた。メンバーがそれぞれアーティストの作品の中から一つ選び、それについて自己分析をした後、アーティスト本人にその作品についてインタビューを行った。プレゼンテーションは、全てビデオに録画し、それをプロジェクターで見せる形で発表に代えた。 240(分)×5回=1200分 受講時間数(分)1200
Danish Perspectives
デンマークの視点
講義(英語)
960分
 今月は計4回の授業で、デンマークの笑いのセンス、デンマークの子ども向け教育番組、デンマークにおける男女平等な社会のための歴史と展望について、それぞれ学んだ。また今月第3週の授業では、学期末の課題に向けて、自分がどんなテーマを選んだのかや課題の進捗状況などについてグループ内で共有し、考えを深める話し合いがメインで行われた。  特に印象に残っているのは、教育番組の例としてみた人体んに関する番組である。番組は、大人の男女4人ほどが一糸まとわぬ姿で子どもたちの前に立ち、子どもたちが大人の身体に関して疑問に思ったことを質問していく、という構成が成されていた。もし日本でこの番組を放送したら、批判が殺到するだろう。デンマークの開かれた文化を改めて感じた瞬間だった。 240(分)×4回=960分 受講時間数(分)960
The Challenges of Cultural Translation: Past, Present and Future
文化の翻訳における課題
講義(英語)
960分
 今月は計4回の授業で、世界の様々な翻訳、Google翻訳に代表されるAIを用いた自動翻訳、翻訳の今後の在り方について学んだ。また最後の授業では、学期の最後の授業として、これまで学んだ内容についてざっくりとまとめた後、参加している学生一人一人が、この授業を通して学んだことを短く発表する時間があった。  この授業で、翻訳の奥深さについて学ぶことができた。それまでは、翻訳に関する議論と言えば、直訳か意訳か、くらいしかないだろうと考えていた。しかしこの授業で様々な理論や考え方、自分にとって新しい視点に出会ったことで、翻訳という作業が言語力だけではなく、背景知識や翻訳者、翻訳の目的などによって大きく形を変え得ることを、新たな知識として得ることができた。 240(分)×4回=960分 受講時間数(分)960