【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1928年 ・学生数 42,000 ・設置学部 人文科学・社会科学・理学・工学・歯学 ・その他 大学院 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Faculty of Arts 2022 Fall - Introduction to Sociological Theory and Analysis of the Contemporary (現代における社会学的理論と分析の入門) / Danish Perspectives (デンマークの視点) 2023 Spring - Global Englishes and the merketplace (世界の英語と市場) / Contemporary themes in international business (国際的ビジネスの現状) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 制限あり ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 交換協定を結んでいるFaculty of Artsの授業のみ履修可能。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) デンマーク語コース履修可能。授業料は無料だが、デポジットを支払う必要がある。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学のあるオーフス自体が、学生都市のため、常に活気のある大学生活を経験することができる。 世界中から200人以上の学生が留学しており、日本からの留学生も多々いる。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 毎回の授業で課題が出されることは少ないが、授業の準備で100〜ページのリーディングをこなすのには慣れるまで時間がかかった。試験に関しては、口頭試験や、ポートフォリオ試験など様々な形式のものがある。 ポートフォリオ形式の試験は、エッセイの作成が主流。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困ったことがあった時は周りの友達に相談していた。現地に信頼できる友達がいたことはとてもありがたかった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 大学のあるオーフスについてや、試験に関してなど、幅広く大学生活に必要な情報を入手することができた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 秋学期の授業に関しては、渡航前に履修登録を済ませた。履修登録は大学のオンラインサイトで行う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 世界で活躍するという将来のビジョンを具現化するため、自分のスキルがどこまで世界で通用するのか確かめたいというのが一つの大きな理由。 (2) 留学先を選んだ理由 社会学を学ぶため。社会学の中でも、社会正義や男女平等といった、社会の不平等に関する問題に関心があったため、平等に関心の高い北欧の国を選んだ。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 海外では積極性が重要なため、事前に授業中に発言することに慣れていたのはよかった。留学先では、毎回の授業で課題が出されることはなかったが、授業準備で大量のリーディングをこなすのは大変だった。そのため、アカデミックな文献などを読む練習をもっとしておけばよかったと思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) デンマークに行って驚いたことは、私と同い年くらいの学生がみんな自国のスペシャリストのように自分の国についてなんでも知っていることだ。政治に関しても、みんなで一緒に選挙速報を見るくらい、関心が高かった。一方で、私は初め、日本のことを聞かれた際にあまり上手く回答することができず、恥ずかしいと思った。それからは毎日ニュースなどをチェックして、海外のことだけでなく、自国のことにもしっかりと関心を持つことにした。グローバルな視点を持つことは重要だが、まずは自分の国についてしっかり説明することができる必要があると思う。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 寮の友達は本当になんでも話せる家族のようだった。様々なタイプの寮がある中で、私の寮はキッチンなどの共用部分が多く、週に4回ほどみんなでディナーも一緒にしていたので、自然と仲良くなれた。また、毎週金曜日に大学で開かれるフライデーバーのボランティアを通して多くの友達ができた。留学初めは授業がない時は1日中部屋にいることがあったが、意識して外に出ることを心がけるようになってから、交友の幅が広がった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 最初の学期は慣れないことが多く大変だったが、時間の使い方など、効率的にタスクをこなすことを心がけて、春学期からは遊びと勉強を上手く両立させることができた。履修できる科目数は2−4と少ないが、そのかわり、1日連続で3−4時間の授業があった。講義形式とセミナー形式があり、講義は、ほとんど教授が話しをするが、セミナーは、グループディスカッションなど生徒が発言をする場が多くあった。授業の内容は、思っていたよりも難しい訳ではなく、自分が興味のある授業を履修していれば、レベルの高い環境で楽しく勉強ができると思う。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 留学先の大学では、それぞれの学部がバーを持っていて、毎週金曜日に開かれるフライデーバーというものがあった。日本語を勉強しているデンマーク人の友達が誘ってくれて、国際学部で半年間ボランティアをしていた。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 機会があれば積極的に参加すること。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 自分に自信がついた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 帰国後は英語を使う機会が減ってしまうため、日々英語に触れる時間をできるだけ多く作る。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 派遣先大学からのメールは大学ではなく、直接自分の元へ届く場合が多いため、管理をしっかりすること。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請には時間がかかるため、早めに準備を進めるといい。大使館に行く際、前もって準備する必要のある書類等がある。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 旅行代理店(JTB) (4) 渡航したルート 成田国際空港→ドバイ国際空港→コペンハーゲン空港→オーフス空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) タクシー (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学を通して寮に申し込んだ。 大学側から連絡があるため、添付されたサイトを通して自分の希望する部屋タイプなどを選び、寮が割り振られる。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) クレジットカード支払いのみ 寮のタイプによって、家具など全て揃っているところから、キッチン用品など全て揃えなくてはならないところがある。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 私が滞在していた寮は、フロアごとにキッチン、バストイレが共同だったため、他の寮生と交流する機会が多かった。共同生活に慣れていない人は、プライベート空間が多い寮を薦めるが、日頃から英語を使う機会だったり、人との交流を深めたい人は共同スペースの多い寮を薦める。特に、デンマークの冬は長くて精神的にも大変なため、誰かがいる環境というのはとてもありがたいと思う。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) デンマークは完全キャッシュレス社会なので、支払いはほぼカードを使っていた。 モバイルペイというアプリはデンマークの電話番号と銀行口座があれば使える。友達同士での送金など、モバイルペイがあればとても便利なため、デンマークでオンライン銀行を開設し、使っていた。銀行には、ワイズという送金アプリを使って送金していた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 初めは現地でSIMカードを購入して使っていたが、旅行で他の国に行くことが多く、毎回SIMカードを買うのが大変だったので、eSIMに変更した。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパスや、寮のインターネット環境は整っていた。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 3回目のコロナワクチンを現地で接種した。デンマークで保険証のようなものを取得するため、基本的に医療費は無料。 (5) 日本から持っていくべきもの 調味料、風邪薬など (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 安全に関する情報は大使館から入手していた。 デンマークは治安が良いが、他の国に旅行をする際はスリ対策などをしていた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 寮では、週に4−5回ほど夕食をみんなで食べていた。当番制で、約10人で交代でご飯を作っていた。 昼食は大学図書館のカフェを利用することが多かった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ウェブサイト、友達 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 自分の意見をはっきり持つこと。嫌なことは嫌とはっきり伝える。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) なし (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学生活を通して、コミュニケーション能力が高まり、よりアクティブに行動できるようになったため、様々なチャンスが舞い込んでくるようになった。何よりも経験から学ぶことが多いと思うため、これからもチャレンジ精神を大切に事業を展開していきたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は自分次第でチャンスが大きく広がります。 人生が変わる貴重な機会を大切に、楽しんで生活ができるとベストだと思います。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
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家賃 | 28,616 | 604,965円 |
水道光熱費 | 0 | 0円 |
学費・教材費 | 3,180 | 67,228円 |
交通費 | 4,779 | 101,032円 |
通信費 | 1,034 | 21,860円 |
食費・その他 | 51,949 | 1,098,243円 |
小計 | 89,558 | 1,893,328円 |
航空券 |
300,000
円
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保険 |
125,890
円
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ビザ関連費用 |
20,000
円
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その他 |
0
円
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合計 | 2,339,218 円 |
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