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プロフィール
学生11074
学科
英米語学科
学年
4年
専攻
留学先
デンマーク王国
/
AARHUS UNIVERSITY
留学期間
2022-08-01 ~ 2023-06-30
留学種別
交換
1~10件目 / 11件中
2023-06
留学成果報告書6月分
デンマーク留学まとめ
【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年 1928年 ・学生数 42,000 ・設置学部 人文科学・社会科学・理学・工学・歯学 ・その他 大学院 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Faculty of Arts 2022 Fall - Introduction to Sociological Theory and Analysis of the Contemporary (現代における社会学的理論と分析の入門) / Danish Perspectives (デンマークの視点) 2023 Spring - Global Englishes and the merketplace (世界の英語と市場) / Contemporary themes in international business (国際的ビジネスの現状) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 制限あり ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 交換協定を結んでいるFaculty of Artsの授業のみ履修可能。 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) デンマーク語コース履修可能。授業料は無料だが、デポジットを支払う必要がある。 ・語学留学の場合:学部科目を履修できるオプションがあったか (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 大学のあるオーフス自体が、学生都市のため、常に活気のある大学生活を経験することができる。 世界中から200人以上の学生が留学しており、日本からの留学生も多々いる。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 毎回の授業で課題が出されることは少ないが、授業の準備で100〜ページのリーディングをこなすのには慣れるまで時間がかかった。試験に関しては、口頭試験や、ポートフォリオ試験など様々な形式のものがある。 ポートフォリオ形式の試験は、エッセイの作成が主流。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困ったことがあった時は周りの友達に相談していた。現地に信頼できる友達がいたことはとてもありがたかった。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 大学のあるオーフスについてや、試験に関してなど、幅広く大学生活に必要な情報を入手することができた。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 秋学期の授業に関しては、渡航前に履修登録を済ませた。履修登録は大学のオンラインサイトで行う。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 世界で活躍するという将来のビジョンを具現化するため、自分のスキルがどこまで世界で通用するのか確かめたいというのが一つの大きな理由。 (2) 留学先を選んだ理由 社会学を学ぶため。社会学の中でも、社会正義や男女平等といった、社会の不平等に関する問題に関心があったため、平等に関心の高い北欧の国を選んだ。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(学習面) 海外では積極性が重要なため、事前に授業中に発言することに慣れていたのはよかった。留学先では、毎回の授業で課題が出されることはなかったが、授業準備で大量のリーディングをこなすのは大変だった。そのため、アカデミックな文献などを読む練習をもっとしておけばよかったと思う。 (4) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備(生活面) デンマークに行って驚いたことは、私と同い年くらいの学生がみんな自国のスペシャリストのように自分の国についてなんでも知っていることだ。政治に関しても、みんなで一緒に選挙速報を見るくらい、関心が高かった。一方で、私は初め、日本のことを聞かれた際にあまり上手く回答することができず、恥ずかしいと思った。それからは毎日ニュースなどをチェックして、海外のことだけでなく、自国のことにもしっかりと関心を持つことにした。グローバルな視点を持つことは重要だが、まずは自分の国についてしっかり説明することができる必要があると思う。 (5) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 寮の友達は本当になんでも話せる家族のようだった。様々なタイプの寮がある中で、私の寮はキッチンなどの共用部分が多く、週に4回ほどみんなでディナーも一緒にしていたので、自然と仲良くなれた。また、毎週金曜日に大学で開かれるフライデーバーのボランティアを通して多くの友達ができた。留学初めは授業がない時は1日中部屋にいることがあったが、意識して外に出ることを心がけるようになってから、交友の幅が広がった。 (6) 授業についての全般的な感想、学んだこと 最初の学期は慣れないことが多く大変だったが、時間の使い方など、効率的にタスクをこなすことを心がけて、春学期からは遊びと勉強を上手く両立させることができた。履修できる科目数は2−4と少ないが、そのかわり、1日連続で3−4時間の授業があった。講義形式とセミナー形式があり、講義は、ほとんど教授が話しをするが、セミナーは、グループディスカッションなど生徒が発言をする場が多くあった。授業の内容は、思っていたよりも難しい訳ではなく、自分が興味のある授業を履修していれば、レベルの高い環境で楽しく勉強ができると思う。 (7) 授業外で参加した活動 (ボランティア、サークルなど:参加した場合申し込み方法) 留学先の大学では、それぞれの学部がバーを持っていて、毎週金曜日に開かれるフライデーバーというものがあった。日本語を勉強しているデンマーク人の友達が誘ってくれて、国際学部で半年間ボランティアをしていた。 (8) 授業外の活動についての全般的な感想、学んだこと 機会があれば積極的に参加すること。 (9) 留学で達成した最も大きなこと 自分に自信がついた。 (10) 今後どのような学習を継続していきたいか 帰国後は英語を使う機会が減ってしまうため、日々英語に触れる時間をできるだけ多く作る。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 派遣先大学からのメールは大学ではなく、直接自分の元へ届く場合が多いため、管理をしっかりすること。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 申請には時間がかかるため、早めに準備を進めるといい。大使館に行く際、前もって準備する必要のある書類等がある。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 旅行代理店(JTB) (4) 渡航したルート 成田国際空港→ドバイ国際空港→コペンハーゲン空港→オーフス空港 (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) タクシー (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) 大学を通して寮に申し込んだ。 大学側から連絡があるため、添付されたサイトを通して自分の希望する部屋タイプなどを選び、寮が割り振られる。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) クレジットカード支払いのみ 寮のタイプによって、家具など全て揃っているところから、キッチン用品など全て揃えなくてはならないところがある。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) 私が滞在していた寮は、フロアごとにキッチン、バストイレが共同だったため、他の寮生と交流する機会が多かった。共同生活に慣れていない人は、プライベート空間が多い寮を薦めるが、日頃から英語を使う機会だったり、人との交流を深めたい人は共同スペースの多い寮を薦める。特に、デンマークの冬は長くて精神的にも大変なため、誰かがいる環境というのはとてもありがたいと思う。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) デンマークは完全キャッシュレス社会なので、支払いはほぼカードを使っていた。 モバイルペイというアプリはデンマークの電話番号と銀行口座があれば使える。友達同士での送金など、モバイルペイがあればとても便利なため、デンマークでオンライン銀行を開設し、使っていた。銀行には、ワイズという送金アプリを使って送金していた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) 初めは現地でSIMカードを購入して使っていたが、旅行で他の国に行くことが多く、毎回SIMカードを買うのが大変だったので、eSIMに変更した。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパスや、寮のインターネット環境は整っていた。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 3回目のコロナワクチンを現地で接種した。デンマークで保険証のようなものを取得するため、基本的に医療費は無料。 (5) 日本から持っていくべきもの 調味料、風邪薬など (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 安全に関する情報は大使館から入手していた。 デンマークは治安が良いが、他の国に旅行をする際はスリ対策などをしていた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) 寮では、週に4−5回ほど夕食をみんなで食べていた。当番制で、約10人で交代でご飯を作っていた。 昼食は大学図書館のカフェを利用することが多かった。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) ウェブサイト、友達 (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 自分の意見をはっきり持つこと。嫌なことは嫌とはっきり伝える。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 未定 (2) 現地での就職活動や進学準備 (現地から日本の企業に就職活動をしたか、日本企業のジョブフェアなど現地で就職活動をしたか、大学院の進学準備をどのように行ったかなど、した場合その方法) なし (3) その進路に対して留学経験をどう活かすか 留学生活を通して、コミュニケーション能力が高まり、よりアクティブに行動できるようになったため、様々なチャンスが舞い込んでくるようになった。何よりも経験から学ぶことが多いと思うため、これからもチャレンジ精神を大切に事業を展開していきたい。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学は自分次第でチャンスが大きく広がります。 人生が変わる貴重な機会を大切に、楽しんで生活ができるとベストだと思います。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
月次報告書6月分
Japan
月の初めに帰国しました。デンマークは春になり、天気の良い日が続いていましたが、日本は梅雨入りをしてどんよりした天気の日が多く、初めは気候の違いに戸惑いました。デンマーク行きの航空券を取った時はまだ帰国日が確定していなかたので、今年に入って春学期の日程が発表されてから帰りの航空券を取りました。7月頃帰国の予定をしていましたが、私は対面の試験がなく、実質5月半ばからは学校に行く必要がなかったので、帰国を6月の上旬に決めました。私の取っていた授業の1つにWriting Examというものがあり、1週間で約12ページのアカデミックエッセイを仕上げるという試験がありました。この試験のトピック発表が6/1で、ちょうど帰国した日だったので、そこから1週間は集中的に試験に取り組みました。無事にライティング試験を終えることができ、今はひと段落しています。帰国して家族や友達に日本語が変と言われることがあります。今実際に生活をしていて、頭の中で英語が先に出てくることも少なくありません。すぐに日本語には慣れてくるとは思いますが、その言語に触れる機会が少ないと母語でもここまで忘れてしまうのかと思いました。同時に、これからは英語を使う機会が10分の1くらいに減少するので、今の英語力を維持できるよう工夫して生活していきたいです。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2023-05
月次報告書5月分
Time to say goodbye
デンマーク留学残りの1ヶ月間は本当にあっという間でした。帰国直前に風邪を引いて1週間ほど部屋から出られなかったのは残念でしたが、各授業の最終課題を無事に提出することができ、デンマーク生活ラストを満喫できました。友達がカヤックに誘ってくれて、人生で初めて8時間のカヤックを体験しました。次の日の筋肉痛がだいぶ重症でしたが、デンマークの大自然を間近に感じることができて、とても幸福度の高い時間でした。私がボランティアをしていたフライデーバーも試験期間に入るため、5月半ばでラストでした。ラストのテーマは「GALA」でみんなドレスアップをしていました。このフライデーバーを通して多くの人と出会い、毎週とても楽しくて、とてもいい思い出ができました。その他にも今月はイベントが盛りだくさんで、コンサートに行ったり、寮のみんなと食事に出かけたり、たくさんパーティーをしたり、バーベキューをしたり、大好きな友達と過ごす時間はとてもキラキラしていて、幸せでした。私が帰国する日は、朝早かったのにも関わらず、寮のみんながお見送りをしてくれました。寮のみんなのおかげでデンマーク生活は毎日楽しく、ここまで充実したものだったのは間違いありません。私の住んでいたフロアは社交的な人が多く、とても仲が良かったので、みんな家族のような関係でした。10ヶ月一緒に過ごしてきた友達とのお別れはとても寂しかたですが、みんな日本に遊びにきてくれると言っていたので、再会を楽しみにしてこれからも連絡をとっていけたらなと思います。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2023-04
月次報告書4月分
like everyone says
夢のようなデンマークでの生活も残り2ヶ月となりました。1日1日を無駄にしないよう、大切に、そして楽しく過ごしています。私の周りの留学生がみんな口を揃えて、最後の1ヶ月が一番楽しいと言いますが、私にとってラスト3ヶ月が少なくともそれに当たるのではないかなと思いました。冬に少し厳しい時期もありましたが、それを乗り越えて、今は毎日本当に幸せです。これも全て自分次第で、落ち込んでいて部屋に篭りがちだった時期は、人との交流が減り、どんどんネガティブなループに陥っていましたが、ネガティブな自分が好きではなかったので、自分の部屋で過ごす時間を最小限にして、図書館、公園、ジム、パーティ、など外に出る機会を意識的に増やしていきました。短期間でここまで変化があるとは正直自分でもびっくりするくらい効果がありました。今はスケジュールが友達との予定でいっぱいになり、毎日素敵な人たちに囲まれて過ごしています。自分がポジティブで常に明るく居れば、舞い込んでくるチャンスが山ほどあるし、一緒にいる友達も楽しく過ごせるし、何より、そうしてハッピーな自分のことを好きになることができます。私は人が好きなので、誰といるときの自分が一番幸せそうな顔をしているなと思います。 私のデンマーク生活をここまでキラキラしたものにしてくれる友達に感謝してもしきれません。 そんな毎日ですが、特に思い出に残っている4月のイベントはイースターの休みとkapsejladsです。 イースター休暇を利用して、イギリス、ベルギー、オランダへ旅行に行きました。イギリスとベルギーでは自転車をレンタルしてサイクリング移動をしました。天気も良く最高の旅でした。こうして留学期間中に色々な国を訪れて様々な経験ができ、自分の可能性だったり、視野の広がりだったり、成長が実感できとても嬉しいです。そして、Kapsejladsは1年間で1番大きいオーフスの学生イベントで、メインがボートレースの大会になっています。出場者は2ヶ月以上前からトレーニングを始めます。私の寮の隣の大学公園に3万人が集まった光景は圧巻でした。中には前日の夜中2時から場所取りを始める人もいました。ありがたいことに、私がボランティアをしているフライデーバーのスペースがあったので、私は朝8時頃に会場に向かいましたが、もうすでにたくさんの人がいました。午前中から楽しんで、少し疲れていましたが、まだまだ1日は終わりません。私はその日、寮のアフターパーティーと友達の誕生日パーティーが2つあったので、両方を走って行ったり来たりしていました。大好きな友達とのとっても楽しくて濃い1日は、デンマーク留学のハイライトとなること間違い無しです:)
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2023-02
月次報告書2月分
feeling so blessed
2月になり、春学期がスタートしました。今学期は今までと違った分野を学び始めたので、周りに遅れを取らないよう、一生懸命頑張っていきたいと思います。授業は週2回でまとまっているため、その他の日は、グループミーティングや授業の予習・復習に加え、新しい場所に出かけてみたり、ジムに行ったり、友達と遊んだりと、充実した日々を過ごすことができています。私が毎週ランチを一緒にしたり、遊びに出かける友達は、昨年の神田外語大学の留学生でした。日本にいた頃から知っている友達なので、とても居心地がいいです。会話は基本英語ですが、日本語とデンマーク語を教え合うことも多くあり、こうしてお互いの文化に触れ合う時間がとても貴重で、ありがたい機会だなあと感じています。その友達を通して、私たちの学部で2週間に1度開かれるフライデーバーのボランティアを始めました。バーのメンバーはみんなデンマーク人で、留学生がボランティアをするのはとても珍しいことのようです。基本的に全てがデンマーク語のため、初めは自分がここにいていいのかと戸惑う場面もありましたが、それ以上に周りのみんながとてもウェルカムで、どんな時もサポートしてくれるので、今ではボランティアの活動がとても楽しみです。バーに来る人もデンマーク語で話かけてきますが、理解できなかった部分を私が英語で聞き返すと、みんな笑顔で英語で答えてくれます。私がデンマークでこうして毎日幸せに過ごせている大きな理由の一つが、友達や周りの人の温かさです。バーやレストラン、ジムで知らない人と一度交わした会話でもとても温かい気持ちになります。どんなに短い会話でも、そこに気持ちがこもっていれば、相手を幸せな気持ちにすることができます。これは私がデンマークに来て日々の生活から得た大きな財産です。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2023-01
月次報告書1月分
A feeling I've never experienced
最終課題や旅行、クリスマスでバタバタとした12月が過ぎ、あっという間に2023年を迎えてしまいました。今回は留学してからの気持ちの変化について書こうと思います。私はもともと一人の時間を過ごすのが好きで、日本にいた時も実家に帰ることは年に数回ほどしかなく、自分は自立していると思っていました。なので、留学先でホームシックになることは他人事のように考えていました。しかし、デンマークでの生活に慣れてきた11月頃から気分が落ち込む日が続き、夜は泣いてしまうことが多くなりました。冬に曇りや暗い日が続くデンマークでWinter Depressionはかなり多くの人が経験するものなので、私もそうだろうと思っていました。天気も気分に影響していた要因の一つであったのは間違いないのですが、その他にも要因がありました。デンマークでも友達ができて、寮のみんなもとても優しくて素敵な人達なのですが、 彼らと日本の友達のように心を許してなんでも話せるかと聞かれたら答えに迷ってしまいます。文化や言語が違う場所で、たった数ヶ月で気心の許せる友達を作るのは簡単なことではありません。また、時差もあり、日本の友達や家族、パートナーと連絡を取り合える時間が限られてしまうので、より孤独感を感じることがあります。留学初期は、新しい環境に適応していく忙しさで気が紛れていましたが、ここにきて、今まで感じたことのないような不安や、寂しさを経験しました。自分は交換留学生として留学ができて、どこへ行っても素晴らしい人たちに囲まれて、とても恵まれていて、人生に対する不満など何もないはずなのに、なぜか泣いてしまうことがあります。自分の思考がネガティブな方向へ傾くと、状況が悪化していきます。このままではダメだと思いました。新学期が始まるにあたってジムに通い始め、毎日運動する習慣をつけました。運動をすとセロトニンという幸せホルモンが放出されるので、なんとなく毎日安定して過ごせるようになりました。散歩をして自分と向き合う時間を作り、友達を誘って毎週ランチに出かけたり、図書館で友達と勉強したり、フライデーバーに行ったり、今はなるべく部屋で一人で過ごさないように心がけています。簡単に人に頼ることができない環境だからこそ、自分としっかり向き合う時間ができ、新たな自分を発見し、毎日少しづつでも成長していけるように残り半年引き続き頑張ってきます。これから留学する人、留学中の人で同じような悩みに直面していたら一人じゃないよと伝えてあげたいです。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2022-12
月次報告書12月分
favorite time of the year
今月で全ての授業が終了したので、課題のラストスパートに励みました。12月の半ばに旅行の計画をしていたため、それまでに全ての課題を提出し終えました。幸い、私が履修している講義にはテストがなかったので、全てポートフォリオという形式の課題に取り組みました。"Danish Perspectives"は通常のエッセイに加え、ビデオエッセイというものがあり、およそ2分間の動画の中にデンマークで半年間過ごしてみて学んだことや感じたことを授業内容と関連させてまとめました。この授業は課題を含めてそこまで大変だとは感じたことがなく、半年間とても楽しく勉強ができたのでよかったです。一方、私が履修していたもう一つの授業"Introduction to Socioloy..."、社会学の講義は困難の連続で、今回のポートフォリオ課題のエッセイ12ページもなかなかアイデアが浮かばず、かなり時間がかかりました。あまり満足できるものが書けず、最終的には未完成の部分を残して提出したため、再試験を覚悟していたのですが、何とか単位は取ることができたのでよかったです。 毎日の課題でストレスが溜まっていましたが、楽しみにしていた旅行でリフレッシュすることができました。今回はフランス、イタリア、ドイツに旅行しました。フランスには友達が住んでいるので、2日間パリを案内してもらいました。イタリアは一人旅で、ローマに行きました。「ローマの休日」という中学生の頃から一番好きな映画の舞台になった場所を訪れることができてとても感動しました。フランスとイタリアに旅行した後、一度デンマークに戻ってきて、コペンハーゲン市内を初めて探索しました。コペンハーゲンはデンマークの首都ですが、私の住んでいるオーフスからは電車・バスでおよそ4時間かかるので、今まで飛行機の乗り継ぎ以外に訪れたことがありませんでした。今回初めて空港の外に出て、テーマパークや観光地などを回りました。コペンハーゲンはオーフスと比べると遥かに都会で、同じデンマークでも雰囲気がどこか違う部分があったので、とても面白かったです。フランスとイタリアに滞在した後、デンマークに戻ってきて、デンマークのスーパーや空港など見慣れた場所に帰ってきた時、どこかアットホームに感じ、自分の中でデンマークが第二の故郷のような存在になっている感覚がとても不思議でした。 クリスマスシーズンど真ん中の今回の旅行の目的は、勿論クリスマスマーケットで、パリ、コペンハーゲン、ドイツでそれぞれのクリスマスマーケットを楽しみました。ヨーロッパではクリスマスは一年で一番大切な行事で、雰囲気やお祝いの仕方が日本とは全く異なり、興味深い文化の違いを体感しました。私もクリスマスは1年で一番好きな季節なので、本場でクリスマスを過ごすことができてとても嬉しかったです。 1学期間頑張った自分へのご褒美でとても幸せな旅行になりました。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2022-11
月次報告書11月分
It's getting a winter vibe
11月に入り、本格的に冬の気候になってきました。デンマークの冬は太陽がなかなか出てこないので、ビタミンD不足にならないようにみんなサプリなどをとって対策をしています。誰かと過ごすことで気分もリフレッシュするので、寮生活をしていてよかったなと思います。クリスマスも近づいてきて、ヨーロッパ各地でクリスマスマーケットがオープンし始め、街の所々にツリーがあり、とても綺麗です。寮でもみんなでキッチンのデコレーションをして、キッチンに行く度にとても幸せな気分になります。 天気が悪く、授業や課題などが忙しかったので、ブルーな気分になることも多かったのですが、そんな時に寮のみんなと話をしたり、映画を見たりすることで乗り切っていました。デンマークの好きなところは、みんな本当に優しくて、知らない人でも困っていたら声をかけてあげることは当たり前だし、楽しいことは好きだけど、オンとオフに切り替えがはっきりしてる所です。ここでの生活を始めて3ヶ月が経ちましたが、素敵な人たちに囲まれて、自然豊かな場所で、穏やかな心で過ごすことができているなと感じています。 今月で秋学期の授業が終了しましたが、社会学の講義が一番大変でした。毎回のリーディングや、ディスカッションが特に苦戦しました。日本で授業を受けていた時は、発言をすることに全く抵抗がなかったのですが、この授業では周りのレベルの高さに圧倒されて、自分の意見を述べることがあまりできなかったのが反省点です。また、社会学に関しては、留学前に大学院も視野に入れていた程興味を持っていたのですが、実際に今学期学んでみて、正直自分のやりたいことではないと思いました。しかし、それは実際に学んでみないとわからなかったことだったので、今回の経験はとてもポジティブに捉えています。ラストスパートでレポートの提出が残っているので、引き続き頑張ります。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2022-10
月次報告書10月分
Time flies
一年も終わりに近づいてきて、留学生活もあっという間に2ヶ月半が経過し、1日1日の大切さを実感しています。 10月は秋休みがあったり、寮で"Tour de Chambre"というパーティーがあったり、とても楽しく、比較的リラックスした月でした。"Tour de Chambre"は、各々で部屋をデコレーションし、ドリンクとゲームを準備して、一つ一つの部屋をツアーしていくというイベントです。寮では恒例のパーティーで、1学期に一度行われます。私はデンマークの友達と一緒に、日本のテーマを決め、抹茶を使ったドリンクを作り、寿司を作るゲームや、日本語や日本の音楽を使ったゲームを用意しました。みんなとても楽しんでくれて嬉しかったです。それぞれの部屋をまわった後は、共用のキッチンで音楽をかけて、みんなで朝までダンスパーティーをしました。新しい文化を経験し、寮の子たちと距離が縮んだとても良い機会でした。 秋学期も後半に差し掛かり、先日、来学期のコース選択に関するメールが届きました。日本にいる間は「英語を」勉強していたけれど、「英語で」勉強するようになり、英語で他分野を扱うことはとてもチャレンジングで時間がかかるけれど、充実しています。自分が学びたかった分野を実際に勉強し始め、「なんか違うな」と思うこともあります。なので、来学期は現在学んでいる以外の分野にも目を向けていきたいと考えています。全て経験してみないとわからないので、何事も経験あるのみだと感じました。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
2022-09
月次報告書9月分
getting used to the new life
デンマークでの生活がスタートしてからおよそ1ヶ月半が経過しました。 写真は、授業と、私が寮でちらし寿司を作った時の様子です。日本でも寮生活は経験したことがありますが、現在私が住んでいる寮は、日本の寮と比較して、かなりプライベート感が少ないと思います。キッチン・バスルームは共同で、週に4回ディナーを一緒に食べる(強制ではないけど、予定がなければ基本的にみんな参加する)習慣があったり、寮でのパーティーやイベントが毎週のようにあったりと、共同生活の雰囲気を十分に味わうことができます。寮生同士は家族のように仲が良く、とても居心地がいいです。私はどちらかというと、プライベートスペースを大切にしたい方でしたが、実際にここでの生活を始めてみて、とても気に入っています。特にデンマークの冬は厳しく、室内で過ごすことが多くなり、誰かと一緒に住んでいることは、デンマークの長い冬を乗り越えるための精神面での支えにもなるため、今の環境はとてもありがたいです。 北欧の人たちは流暢に英語を話すので、日々のコミュニケーションで困ることは特にありませんが、母国語はデンマーク語なので、友達同士の会話はデンマーク語で行われることがほとんでです。私がその場にいるときは英語に切り替えてくれるのですが、やはり、デンマーク語が話せたらなと思う瞬間も少なくありません。挨拶などの基本的なデンマーク語はある程度覚えることができたのですが、留学終了までには、デンマーク人の友達と少しでもデンマーク語で会話が弾むように、日々の学習に加え、デンマーク語も頑張っていきたいです。
デンマーク王国
AARHUS UNIVERSITY
学生11074
英米語学科 4年 交換
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