【派遣先大学について】 (1) 基本情報 ・設立年:1949年 ・学生数:約22,000名 ・設置学部:医学部、看護学部、環境文化・観光学部、教育学部、経営学部、経済学部、工学部、歯学部、社会科学部、人文学部、体育学部、農学部、美術学部、薬学部、理学部、理学療法学部 (2) 所属した学部、コース、プログラム等(原語および日本語訳) Faculty of Humanities (人文学部) (3) プログラムの概要 ・履修可能な授業、所属学部選択の制限など 特に履修に制限などなく、科目担当の先生から許可がもらえればどの学部の授業でも履修することが可能。 ・学部留学の場合:選択した学部・学科以外の授業を履修できるか 可能 ・学部留学の場合:語学コースを並行履修できるか (できる場合、申し込み方法、有料か無料か、有料の場合費用・スケジュールなど) 留学生用の授業があり、タイ語を学びにきている他国籍の留学生と一緒に履修する。他の授業と同様で授業は週に1回 (4) 大学の雰囲気、留学生や日本からの学生の割合や人数 シーナカリンウィロート大学はバンコクにあるというだけあり、学生以外にも周辺オフィスで働いている方が通行したり、周辺住民の方がキャンパス内にいるので、賑わっていた。特に火曜日と木曜日はキャンパスで市場が開催されるため、その二日間は特に人が多いと感じた。留学生の中でも日本人は2〜3割程度で、日本以外の留学生では中国や韓国から来た留学生が多いと感じた。 (5) 課題や試験 (KUISとの違いや負担の大きさなど) 課題や試験は先生方によって変わるので断定することはできないが、KUISの授業と比べるとレポート課題よりも筆記試験が多かったように感じる。授業によっては一つの科目でグループプレゼンテーション、個人課題、中間・期末テストのある授業もあった。一方、中間・期末テストのみの科目もあった。 (6) 困ったときに相談できたか、相談窓口はどこか、どのようなサポートを受けられたか 困った時はバディに相談するか、授業で仲良くなった友人に頼っていた。 (7) オリエンテーション (オリエンテーションがあったか、あった場合その内容) 特になし。 (8) 履修登録 (履修登録のタイミング(渡航前・渡航後)や、履修登録の方法など) 前期の授業は渡航後1週間程度経った頃に制服を購入しに大学に行った際に行なった。履修可能な授業のリストを紙ベースで受け取ることができるので、そこから自分の履修したい科目を選択した。しかし、この授業リストにはシラバスが載っていないため、履修したい科目は授業名または第1週目に実際に授業に出席して判断する。履修登録も紙ベースなので、登録したい科目の担当の先生にサインをもらい登録する。 後期はシーナカリンウィロート大学のアプリから授業が検索できるようになったため、長期休暇中に自身で履修したい科目をあらかじめ決めていた。しかし、このアプリ内にもシラバスは載っていないため第1週目に出席する必要があった。後期も前期と同様に紙ベースで履修登録を行なった。 【自身の留学について】 (1) 留学を決意した理由 自身が外国人として異国の地で生活することで見えてくるものや多様性を学びたいと思い、留学を決意した。また、2年間学んできたタイ語能力をさらに伸ばしたいと思い決意した。 (2) 留学先を選んだ理由 シーナカリンウィロート大学にはアジア圏以外からもさまざまな国からの留学生が在籍しているため、英語でのコミュニケーションを取る機会が多くあると思い選択した。また、シーナカリンウィロート大学のあるバンコクにはさまざまな国籍の人が住んでいるため、多様性を学ぶには最適であると思い志望した。 (3) 留学のためにした準備/しておけば良かったと思う準備 留学のためにより実用的なタイ語を学んでおくべきであったと実感した。教科書で学ぶタイ語と現地で使われているタイ語は多少違っていたため、留学当初はコミュニケーションを取るのが億劫に感じることがあった。 (4) 留学中の交友関係 (どのようなきっかけで交友関係が広がったか、どのような活動をしたかなど) 留学中にできた友人はシーナカリンウィロート大学の授業で知り合った友人がほとんどだった。授業前に早めに教室に行き、クラスメイトと多く話すようにしていた。 (5) 授業についての全般的な感想、学んだこと シーナカリンウィロート大学の授業では留学生用の授業よりも英語の科目の授業の方がタイ語能力が伸びた気がした。英語の科目でもグループプレゼンテーションやディスカッションではタイ語がメインで使用されていたからだ。 (6) 留学で達成した最も大きなこと この留学を通してタイ語能力はもちろんのこと、コミュニケーション能力も上達したと感じる。留学期間中はタイ語を練習する機会が欲しかったため、クラスメイトに積極的に話しかけるようにしていた。以前はクラスメイトに話しかけようとすらしていなかったため、そこは成長したのではないかと思う。 (7) 今後どのような学習を継続していきたいか 留学を通して培ったタイ語と英語能力をさらに実用的なものにするために読書や参考書を使用して勉強を続けていきたいと思う。 【渡航・滞在先住居について】 (1) 派遣先への出願 (気を付けるべき点など) 特になし。 (2) ビザ申請 (気を付けるべき点や、申請から発行までにかかった時間など) 私がビザ申請をした時期がコロナウイルスがまだ流行していたため、申請のための予約が必要であった。申請をしてからは3・4日で自宅にパスポートが配送された。 (3) 航空券を予約した方法 (旅行代理店や利用したウェブサイトなど) 渡航する際はLCCを利用し、帰国の際はタイ航空を利用した。予約は両者とも公式サイトから購入した。 (4) 渡航したルート NRT→BKK, BKK→HND (5) 最寄りの空港から大学または住居までの移動 (大学の出迎えサービスがあったか、どの交通機関を使用したかなど) 渡航した際に大学の出迎えサービスは特になく、自身でアパートまで向かった。到着した日は夜遅かったため、ホテルに宿泊し、翌日の朝にホテルスタッフの方にタクシーを呼んでもらいアパートに向かった。帰国の日は荷物が多かったためアパートから空港までタクシーで向かった。 (6) 滞在先住居を探した方法 (大学の寮に申し込めたか、寮に滞在した場合は申込みの方法やいつ頃申し込んだか、不動産業者や特定のウェブサイトを使用した場合はその名称やURLなど、住居を手配した方法を詳細に記入してください) シーナカリンウィロート大学には学生寮がなく、KUISでもらった大学付近のアパート一覧からアパートを探した。一覧にはアパートの連絡先が書いてあったため自身で大家さんと事前に連絡をし、手配した。 (7) 滞在先住居についての詳細 (費用の支払い方法、設備や備品は何があったか、メンテンスの状態など) 毎月26日に家賃と電気水道代の総額が書かれた紙が部屋の入り口に貼られているためその紙と現金を持って大家さんのいる事務室に行き、支払っていた。私の借りていた部屋にはベッド、トイレ、シャワーといった必要最低限のものが備え付けられていた。部屋はそこまで広くはないが、1人で住むには十分な広さで、部屋もそこそこ綺麗だったため住みやすかった。1番は最寄り駅から徒歩3分という好立地だったのがとてもよかった。 (8) 滞在先についての感想、アドバイス (どのような生活をするべきか、何を持っていくべきかなど) タイでは特に水と食べ物に気をつけるべきである。日本とは環境が全く異なるため、日本人はお腹を壊しやすいため、食べるものには十分に注意すべきである。また、日本の100均で売っているものはタイでも売られているが約3倍の値段で売られているため、持っていけるものがあれば持って行ったほうがいいと思った。 【滞在国・地域での生活について】 (1) 現地での支払方法や現金の調達 (どの支払い方法を主に使用していたか、現金をどうやって引き出したか、日本からどうやって送金したか、クレジットカードはどの程度使用できるかなど) 私は現金とオンライン送金システムをメインに使用していた。オンライン送金システムはタイで銀行口座を開設すれば誰でも使用することができるが、携帯の電話番号と連結していてトラブルも多く見受けられたため、あまりおすすめしない。バンコクにはクレジットカードでキャッシングできる機械が多くあったため、たまに利用していた。(手数料約880円/回)私の場合、日本から現金を送金してもらう際にはウェスタンユニオンという海外送金サービスを使って送ってもらっていた。 (2) 携帯電話 (現地で携帯電話やSIMカードをどうやって購入したかなど) タイのAISという大手携帯電話会社のSIMを使用していた。AISにはツーリスト用の短期間SIMと長期滞在者用のSIMがあり、長期滞在者用のものは1年からしか契約できなかったため、1年のものを購入し、使用していた。 (3) インターネット (キャンパス内や住居、街中でのインターネットの繋がりやすさなど) キャンパス・アパートともにWi-Fiが弱く、インターネットが接続できないことが多々あった。アパートのWi-Fiは1度に1台のディバイスしか接続できなかったため、スマホはモバイルデータ通信で使用し、PCをWi-Fiに接続して使用していた。一方、キャンパス内ではWi-Fiに接続できてもインターネットが使用できない時があり、そのような場合にはスマホとiPadをインターネット共有で接続して使用していた。 (4) 医療 (現地で病院にかかったか、その際の対応はどうだったか、困ったことはあったかなど) 留学期間中に2回病院に行った。バンコクには日本語通訳のできる方が常駐している病院がほとんどで特に困ったことはなかった。 (5) 日本から持っていくべきもの 日本のレトルト食品と100均で売っている日用品 (6) 治安状況 (どのような危険があるか、どうやって情報を入手したか、どのような対策をしていたか) 外務省のたびレジに登録し、最新情報を入手できるようにしていた。バンコクではデモ活動が活発に行われているという情報がよく入っていたため、デモ活動の行われる場所には近寄らないようにしていた。 (7) 食事 (毎食どのように用意したか、大学の学食があったか、学食や外食はいくらくらいか) アパートにキッチンがなかったため、ほぼ毎食外食をしていた。アパート近くにある市場や商業施設内にあるフードコートをよく利用していた。学内にある学食は一食あたり約150円から280円程度で利用することができる。 (8) 情報の入手 (書籍やウェブサイト、ガイドブックなど、現地の情報をどのように入手したか) たびレジ、インスタグラム (9) 特筆すべき文化や習慣の違い、気を付けるべき点 タイでは仏教が厚く信仰されており、国内には有数の寺院がある。観光で寺院に行く際にも肌の露出を控えた服装で行くなどといったルールを守る必要がある。 【進路について】 ※目標編(非公開)と重複しても構いませんが、公開することが差し支える内容は目標編に記載してください。 (1) 留学終了後の進路 (就職、進学、未定など、決まっておりかつ公開が差支えなければ就職先や進学先) 大学院への進学予定 (2) その進路に対して留学経験をどう活かすか 大学院ではタイ語を使って研究をしたいと考えているため、この留学で培った言語能力を活かしていきたいと思う。 【今後留学を目指す学生へのアドバイス】 留学生活にはもちろん楽しいこともあれば辛いこともあり、何度も逃げ出したいと思うこともありますが、留学を成し遂げたという経験は後々の自信に繋がってくると思います。留学を通して得ることのできる経験は人生をより豊かにしてくれるはずなので頑張ってください。
内訳 | 費用(現地通貨) | 日本円換算 |
---|---|---|
家賃 | 75,000 | 301,665円 |
水道光熱費 | 7,455 | 29,986円 |
学費・教材費 | 120 | 483円 |
交通費 | 20,990 | 84,426円 |
通信費 | 1,365 | 5,490円 |
食費・その他 | 136,664 | 549,690円 |
小計 | 241,594 | 971,740円 |
航空券 |
71,400
円
|
保険 |
160,000
円
|
ビザ関連費用 |
16,600
円
|
その他 |
0
円
|
合計 | 1,219,740 円 |
---|